第四章「心の檻」
ここまでのあらすじと、第四章の主要な登場人物
▼ここまでのあらすじ
オースヒルでエルフのアンサーラ、ドワーフのギブリムと合流したランスベルは、二人の同意を得て故郷ホワイトハーバーに向かった。しかし、家族の裏切りに遭い、激しく動揺する。答えを見出せないまま、一応の決着をつけ、ランスベルはホワイトハーバーを離れた。
女魔術師アリッサは、息子アベルと魔術を通じて接触する。アベルが母を激しく憎んでいる事を知り、衝撃を受ける。
帝国の密偵は侍女のタニアだった。迂闊にもエリオと接触してしまったタニアは脅され、協力関係になる。
ブラックウォール城に逃げ延びたギャレットは、再び偵察のため城を出た。襲撃を受けた農場でクララという娘を助けるが、帝国への怒りを燃え上がらせるクララは捕虜を殺害して逃走する。彼女の行為に感化されたジョンは、共に姿を消してしまった。
そしてランスベルは心に迷いを秘めたまま北へと旅を続け、ファランティア南部ではついにファランティア王国軍とアルガン帝国軍が激突する――。
▼第四章の主要な登場人物
<テストリア大陸>
◆ファランティア王国
・アリッサ……亡命した女魔術師。
・テイアラン四九世……現国王。
・ステンタール……近衛騎士団長。王の騎士。
・ハイマン……将軍。王国軍の最高指揮官。
・モーリッツ……内政長官。
(ブラックウォール城の人々)
・ギャレット……元傭兵。自由騎士。
・エッド……元傭兵。狩人。
・グスタフ……南部総督。ブラックウォール城主。
・ヴィルヘルム……グスタフの長男。騎士。
・フィリベルト……グスタフの家臣。サウスキープ領主。
・フランツ……フィリベルトの長男。騎士。
(ホワイトハーバーの人々)
・アレックス……〈みなし子〉の傭兵隊長。
・ホラウス……ガスアドの友達。酒屋の息子。
◆北方
・イェルド……ウラク村の衛士。
(竜騎士一行)
・ランスベル……最後の竜騎士。
・アンサーラ……エルフの〈盟約の者〉。
・ギブリム……ドワーフの〈盟約の者〉。
<エルシア大陸>
◆アルガン帝国
・セドリック……枢機卿。魔術師の長。
・アベル……アリッサの子。〈選ばれし者〉。
・クリス……審問官。魔術師。
・モディウス……テッサニアの都市国家タルソス出身の使者。
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