最後の竜騎士と黄昏の王国

第三章「遠い故郷」

ここまでのあらすじと、第三章の主要な登場人物

▼ここまでのあらすじ

元傭兵の自由騎士ギャレットはサウスキープの人々を連れて町から脱出し、南部総督グスタフの居城ブラックウォール城にたどり着いた。

魔術を用いて敵を調べようとした女魔術師アリッサは、死んだと思っていた息子の姿を見て動揺する。

その頃、恐怖を心に秘めたテイアランは、ブランから北方の統一と同盟の申し入れについて聞かされ希望を見出していた。

捕らわれのエリオは牢を破って逃走する。

ランスベルは最後の竜騎士の使命を果たすために王都を離れようとするが、その際に家族が故郷ホワイトハーバーで人質になっていると知る。その事に心を揺さぶられながらも、ランスベルは王都を発って、最初の目的地オースヒルに向かう――。

▼第三章の主要な登場人物

＜テストリア大陸＞

　◆ファランティア王国

　　・マイラ……平民。侍女。

　　・タニア……平民。マイラの友人。侍女。

　　・アリッサ……亡命した女魔術師。

　　（ブラックウォール城の人々）

　　　・ギャレット……元傭兵。自由騎士。

　　　・ジョン……元傭兵。衛兵。

　　　・エッド……元傭兵。狩人。

　　　・グスタフ……南部総督。ブラックウォール城主。

　　　・ヴィルヘルム……グスタフの長男。騎士。

　　　・フィリベルト……グスタフの家臣。サウスキープ領主。

　　　・フランツ……フィリベルトの長男。騎士。

　　（ホワイトハーバーの人々）

　　　・アレックス……〈みなし子〉の傭兵隊長。

　　　・クレイブ……ミリアナ教の審問官。帝国人。

　　　・ホルスト……ランスベルの父。

　　　・クレーラ……ランスベルの母。

　　　・ガスアド……ランスベルの兄。

　　（竜騎士一行）

　　　・ランスベル……最後の竜騎士。

　　　・アンサーラ……エルフの〈盟約の者〉。

　　　・ギブリム……ドワーフの〈盟約の者〉。

　◆テッサニア（アルガン帝国属領）

　　・ロランド……テッサ王家当主。執政官。

　　・エリオ……ロランドの配下。

　　・トーニオ……エリオの双子の兄弟。

＜エルシア大陸＞

　◆アルガン帝国

　　・アベル……アリッサの子。〈選ばれし者〉。