変化し行く日常

@takuzo

第1話 普段の日常

ここは日本の瀬戸内海に浮かぶとある島。

人口500人ほどの小さな島だ

なんの変わり映えもしない島民たちの生活だが、異変は突如襲ってくる。




俺の名は「笠谷 怜也」

この島にある唯一の中学校、霧達中学の2年生だ。全校生徒は27人と少ないが人数が少ない分1年生から3年生まで仲良くやってると思う。


今日は9月1日、1ヶ月以上あった長い夏休みが終わり今日から二学期の始まりだ。


笠谷「いってきまーす!」

???「よっ!今日から二学期だな」


二学期初日そうそう話かけてきたのは

「宇和 翔吾」。こいつとは保育園来の仲だ。親友と言ってもいいだろう。


笠谷「あぁ、そうだな。もうちょっと夏休みが長ければいっぱい遊べるのに」

宇和「何言ってんだよ。夏休みが長くなればなるほど宿題の量も増えるんだぜ?」

笠谷「たしかに宿題の量が増えるのは嫌だな」

宇和「だろ?それにあのキツい部活の練習も増えるんだぜ?」

笠谷「あっ、それはもっと嫌だな笑」


宇和と2人でそんな会話をしながら登校しているうちに霧達中学に着いた

教室に入ると真っ黒に焼けたやつや身長が伸びたやつ、宿題が終わってないのか黙々とノートに漢字を書いているやつが居て2学期の始まりを実感した


先生「はーい、みんな席に着いて

今日からこのクラスに新しい仲間が増えます。家庭の事情で2年生いっぱいまでの期間だけど、仲良くしてあげてくださいね!

では、自己紹介をしてもらいましょう。 ほら、前に出て」


ざわざわ、ざわざわ、ざわざわ


先生「ほーら、静かにしなさい!」

???「と、東京からき、着ました。森神 妖介と言います。よ、よろしくお願いします…」

先生「そんなに緊張しなくてもいいのよ、このクラスのみんなは優しいからすぐに輪の中に入れると思うわ。席はそうだね、ちょうど一番後ろの席が空いてるからそこがいいわね、宇和くん笠谷くん、森神くんと仲良くしてね」



森神「よ、よろしく…」

宇和・笠谷「よろしく!」

宇和「ねえねえ、森神くんは東京のどこから来たの?」

森神「えっと…」

先生「ほら!授業を始めるから静かにしなさい!森神くんに聞くのは授業終わってからでもきけるでしょ!」

宇和「はーい」


今日からこのクラスに新しい仲間が増えたが俺はなんだか嫌な予感がした

宇和や他のクラスメイトは何にも感じてないようだったが…


放課後

笠谷「さてと、委員会の仕事も終わったし帰るとするか。ん、あれ 森神くんどうしたの?」

森神「っ!?な、なんでもないよ!それよりもさ、ここのクラスは暖かいね」

笠谷「だろ?このクラスの絆は凄く強いんだぜ!なんだって、1学期にやった………

あっ、ごめんごめん つい熱くなっちゃった」

森神「ううん、大丈夫だよ!ほんとにここのクラスの絆は強いんだね!このクラスなら楽しくやっていけそうだよ! それじゃあ!また明日!」

笠谷「おう!また明日!

さてと帰るか」


……最後今日を出る時不気味な顔してなかったか?………いや、気のせいだろう、1日でこのクラスに馴染めてあんなに面白い仲間なんだもん

???「…笠…谷くん?」

笠谷「おう???なんだ、須藤か どうした?」

須藤「……キョロキョロ」


須藤は辺りを見回して俺たち以外誰もいないことが分かると、俺にこんなことを言ってきた


須藤「ねえ、笠谷くん。森神くんと話しててなんか感じる?もし、感じるなら正直に言って」

笠谷「んー、そうだなぁ、朝の自己紹介の時になんか嫌な予感はしたな」

須藤「なるほどね、ありがとう。 あっ、このことはあまり気にしないでね!………後、誰にも嫌な予感がしたことは言わない方がいいと思うわ。 それじゃあね!またね!」


俺の頭の中はハテナでいっぱいだった。須藤はなんであんな事を聞いてきたのかさっぱり分からなかった。

そんなことを思いつつも俺は帰路について家に帰ってきた。



夕食を食べ、風呂に入り、ベッドの上に横になった後くだらないことを感がているうちに眠りについてしまった


これから先何も起こらなれけばいいのだが………

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