棺の中は死者の楽園として生き続ける
棺の中は、死者の楽園として生き続ける。その為か、星唄いの一族らも天の川の雫などを手向けとして備えるが、決まりがある。「死者の瞳と同じ色をした物を入れてはならない」らしい。
ある死霊術師は言葉の真意を確かめようとした。仮死状態につき助手に自分と同じ虹彩である金色の星屑を、棺の中に入れたのだ。
結果、死霊術師は何事もなく、夢を見ずに生還したが、後日両目を刳り貫いたらしい。
曰く「これが星だ」と。彼は今日も、暗闇で金色の星を探しているという。
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