第6話 落語がおお! って感じ。(19日日曜日)

 そんなこんなで、寄席へ行ってきた。

 自治会館までの道のりは、わたくしにとって、未知だったため結局、交番で聞いた。(デリカ弁当では「今手が放せない」と返されたので)

 割と簡単な地図を頭に入れると、道なりで待ってもらっていた祖母のもとへはせ、そして向かう。


 しかし、知らないで歩いていたら、たどり着けないところにあったぞ……?

 パーキングエリアをぐるっと迂回して、細い横道を入っていくのだ。

 出番を待っていた人たちの姿が、入り口にたむろしているのを、遠目で確認したから確信をこめて歩いてこれたけれども。

 まあ、あのあたりは、まだ開拓の余地があるんだろう。

 広々とした駐車場という名の空き地が、賽のなんとやらのようで、ちょっとあまりにも寂しい。

 そこに至るには、また変わった逸話が存在するのだけれども。

→ https://kakuyomu.jp/works/1177354054889629034/episodes/1177354054889652626


 自治会館の入り口で靴をスリッパに履き替え、入り口から客席に向かって一礼する。

 これは祖母に倣った。

 彼女は茶道の心得があり、彼女に従うのが賢い方法だ。

 しかし、案外早く着いてしまったので、大概暇だ。

 表の自販機でアップルジュースを買って、祖母にあげた。

 それくらいしか、することがないんだもんな。


 で、肝心の舞台。

 マリンバ→ https://kakuyomu.jp/works/1177354054889629034/episodes/1177354054889652047

 や、小学生によるお囃子

 → https://kakuyomu.jp/works/1177354054889629034/episodes/1177354054889652322

 もよかったけれど、落語がよかったわー。


 一番微笑んでいたのが、「千両みかん」という題目。

 どなたが演じてらしたか、忘れてしまったけれど。

 まあ、オーバーアクションが楽しい。

 そして、前座のすぐ後にきた演目が「天狗裁き」

 あとは師匠の「若旦那が花魁を嫁に迎えたいので番頭と悪だくみする」とでもいう、題目が印象的だった。


 トリである師匠以外はみなさん、社会人でいらっしゃる。

 つまりアマチュア。

 うん、プログラムっていうか。

 A4版の紙に印字があって、それによると、落語の世界で女性が活躍しているらしい。

 おお! これなんだ? おじが言っていたことには、「講談」や「浪曲」には女性が多いが、「落語」にはまだない、という話だったので、ここは最先端の文化を発信しているのだなあ、と思わされた。

 まあ。今日のところはそういう方は出演なさらなかったのだけれども。


 落語、本当に楽しいです。

 トークがアレなのはいただけませんが、ああいうのは個々人の文化背景が反映されるんで、わたくしも気をつけて発言したいと思います。

(公人を揶揄したり、相手の弱みをいじったりというのは感心しません。わたくしは睡眠が足りてないので、脳が拒否反応で眠ってしまいます)

 相手が政治家だったら、なんでも言えば観客が喜ぶってわけではないのです。

 公益にもならない、批判的姿勢は醜いだけです。

 変な自虐を、大勢の前でするというのも、ナルシシズムが透けて見えて嫌っす。

 まあ、「自」意識の高い方なのねって、思って寝てます。

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