8-2. 自分が、なんとかしなくては

 森はどこまでも真っ暗で、静かだった。松明の明かり、男たちの怒号と悲鳴、真っ赤な血。何もかもが騒々しかったからこそ、余計に静寂が耳に痛いのかもしれない。


 自分と養父は一体今どこにいるのだろう。ありあわせの服を掻き抱き、木の洞でラナは白い息を吐く。


「……寒いか、ラトラナジュ」


 穏やかで、けれどどこか苦しそうな声が降ってきた。ラナは首を横に振り、そっと顔を上げる。


 養父は、ラナを後ろから抱きしめるようにして座っていた。白い肌、薄金色の髪、身につけている服。あちこちが血で汚れている。彼の顔は青白く、呼吸のたびに肩が揺れていた。


 鼻の奥がつんと痛んで、ラナは体を震わせた。自分に傷なんて何処にもない。だというのに、胸が痛くてたまらない。


「……とうさん」

「どうした」

「……痛くないの」

「そんなに不安そうな顔をするな」養父は苦笑いして、ラナの頭をくしゃりと撫でた。「痛くなんて無いさ。もう少しだけ休ませてくれれば、出発できる」

「でも……」


 言いさして、ラナは言葉に詰まった。でも、とうさんは傷だらけだ。痛くなんて無いなんて嘘だ。


 先程の光景は、目を開けていても明瞭に蘇る。街から帰ってきて、養父と共に夕食を囲んで、その間にエドと遊んだことを話した。そこまでは間違いなくいつも通りの夜だった。


 それを破ったのは、夜中の来訪者だ。扉を叩く音にラナが応じれば、松明を持った見知らぬ男たちが大挙して押し寄せてきた。彼らはラナを捕まえ、養父を殺そうとした。


 ラナはぐっと養父の服の裾を握る。男たちが嘲笑しながら口にしていた言葉が耳にこびりついて離れない。


「……私の、せい?」

「ラトラナジュ……」

「みんな、言ってたよ。私がじゅんけつのまじょだからって。子供をつくるのに必要なんだって」


 なのに、自分は逃げてしまった。ラナは頭を垂れる。怖くて恐ろしくて、だから養父の手を握った。でもそれが正しかったのかどうか。


 自分が逃げたせいで、養父はこんなにも傷ついた。ラナ達を追いかけてきた男たちは、他ならぬ養父の手によって殺された。それに、今も街に残るエドはどうなってしまうだろう。エドは家にずっと閉じ込められていて、ラナと一緒の時間だけ外に遊びに出られると喜んでいたのに。


 ラナは必死に養父を見上げた。


「ねぇ、もう逃げるのやめようよ。私が街に戻ったら、とうさんは逃げなくてすむでしょ? もう誰も痛くならないでしょ? おじさんたち、言ってたもの。エドの家の使いだって。だったら、エドの家にいけば、」

「やめなさい」


 養父の声音が一段低くなった。金の目に冷え冷えとした光が宿り、ラナは小さく悲鳴を上げて口をつぐむ。


「その自己犠牲の精神は、俺が一番嫌いなものだよ。ラトラナジュ」ぎこちなく右手を動かした養父は、血で汚れた親指でラナの唇をなぞった。「君がリンネウス家に行けば、一生幽閉されて母体として使い倒されるだけだ。どうやって子を成すのか知りもしないくせに、安易に帰るなどと言うんじゃない」

「っ……知らないなんて、」

「ほう、では君は知っているのか?」


 ラナの唇に養父の親指が割って入る。息苦しさと鉄の味、なによりも冷たい指先で舌を撫でられて息を漏らせば、養父は金の目を眇めてラナの耳元で囁いた。


「――性交など、毒のようなものだよ、ラトラナジュ。苦しくて甘くて痛い」

「っ、や……」

「君の身体の全てを暴いて、子種を注ぐんだ。ここに」


 装飾腕輪レースブレスレットの鎖が微かに鳴る。それと同時に、養父の左手がするりとラナの下腹を撫でた。薄暗い意図を孕んだ仕草に肌が泡立つが、アランの艷やかな声は止まらない。


「嫌と言っても、きっと止まらないだろうな。甘美な毒は、理性を狂わせる。特に君の場合は」


 親指は唐突に引き抜かれた。ラナが浅く息を吐く中で、養父は濡れる指先を舌で舐め取る。その間、翳りを帯びた金の目は一時たりともラナから離れない。


 ラナは身震いした。目の前の、養父が怖い。けれど同時に彼は美しかった。寂しそうでもあった。身体は凍えるほどに寒いのに、養父が触れたところだけは熱を帯びたようだった。頭がぐらぐらとして、考えがまとまらない。あぁでも一つだけわかったことがある。


 この行為は、いけないものだ。少なくとも、養父と――アランとすべきことではない。そして他の誰ともしたくない。


 アランが目を伏せ、一つ息を吐いた。白い息が夜の空気に溶けて消えてから、彼は口を開く。


「分かったなら、寝なさい。夜が明けたら森を出て、サブリエに向かう。それまでは、君にも少し無理をしてもらわなければ」


 ラナの返事を待たず、アランは目を閉じる。有無を言わさぬ態度はまさしくいつもの父親のもので、ラナはきゅっと唇を閉じて項垂れた。


 何も言えなかった。これ以上言えるはずがなかった。幼馴染を迎えに行きたいなんて。だって、アランが死んでしまう。だって、戻ることが怖いと思ってしまった。


 でも、じゃあ、自分はエドを見捨てるのだ。自分が、約束したのに。一緒に逃げようと、言ったのに。その時の彼は、ひどく嬉しそうに笑っていたのに。


 夜の森を風が揺らす。冷たい音はラナを責め立てているようだった。

 アランが怪我を負ったのも、幼馴染を捨ておかねばならないのも、全部自分のせいだ。


 *****


 十年前の記憶から、ラナの意識がゆっくりと浮上する。


 教会の二階、その小さな部屋だった。部屋の外は男たちの言い争う声で騒がしい。だというのに、扉一枚隔てた中は奇妙なほどに静まり返っている。


 窓から届く月明かりが、ベッドに横たわったアランを照らしていた。彼の顔は青白く、注意深く見なければ呼吸をしているのか分からないほどだった。


 ヴィンスとロウガが駆けつけてくれなければ、アランの容態はもっと悪かっただろう。あとでしっかりお礼を言わなきゃ。ベッド脇に立ち尽くしたまま、ラナはぼんやりと思う。けれど、それも次の瞬間にはするりと消えていく。


 ラナは静かに息を吐いた。無性にアランの体に掛けられた毛布を引き剥がしたくなった。彼の怪我は大丈夫だっただろうか。治っているはずがない、そうと分かっていても今すぐにでも確認したかった。その目を開けてほしかった。大丈夫だと、笑ってほしかった。部屋は寒くて暗い。そして何もかもが、ひどく怖い。


 ラナは、震える指先をアランの頬へ手をのばす。


「養父さ、」

「駄目」


 そっと服の裾を引っ張られた。ラナがのろのろと傍らを見やれば、白銀の髪の少女と目があう。


「……ア、イシャ」

「駄目よ、ラナ」赤の目を痛ましげに歪めて、アイシャはゆるりと首を横に振った。「今は触っちゃ駄目。エドナの喚んだ悪魔が治療してくれてるの。博識伯モラクスは気難しいから邪魔をするのは良くないわ」


 二人の間を銀の蝶がひらりと舞っていく。そういえば、アランが気を失う前にも蝶を見かけたのだった。ラナがゆるゆると目を動かせば、銀の蝶はベッドの向こう側に飛んでいき、杖の先端に止まる。


 ――そう、杖だ。黒衣を纏った牛頭の人影が、杖を片手に佇んでいる。牡牛の顔に捻れた角。背は並の男よりも高い。杖を持った手は枯れ木と見紛うほどに皺だらけだった。


 悪魔なのだろう。これが。ラナはどこか他人事のように思う。恐怖はある。けれどそれもやはり遠い。それよりも余程、アランが目を覚まさぬことの方が恐ろしい。


 気づけばラナは男に向かって問うていた。


「養父さんは、治るの」


 牛頭の男が、ぎょろりと漆黒の目をラナに向けた。

 木の洞を通る風のような低い声で、牛頭が呻く。


「お前は契約者か」

「……なにそれ」ラナは掠れた声で返して首を横に振った。「私は、娘だよ。この人の」

「でなくば去れ。く去れ。徒人ただびとは治療の妨げである。静謐せいひつを乱す者は何人足りとも許さぬ」

「ねぇ、待ってよ。ちゃんと治してくれるんだろ、養父さんのこと。それだけ教えて。そうしたら、」

「ラナ」

「離して、アイシャ!」


 己の腕をぐっと握ったアイシャの手を、ラナは乱暴に振りほどいた。肩で息をしながらアイシャを睨みつける。


「邪魔しないで! 養父さんのことが心配なんだ!」

「そんなの分かってるわ、ラナ。金髪のオニーサン、ひどい怪我だったもの。でも、こんな時こそ落ち着いて、」

「じゃあ、アイシャが養父さんを助けてよ!」ラナはアイシャに詰め寄った。「アイシャはキセキの魔女なんだろ! 特別なんだろ! だったら、養父さんの怪我を治して!」

「そ、れは……」


 アイシャの目が大きく揺れた。会話が途切れ、廊下の外の声がぐっと大きくなる。男たちが何事かを激しく言い争っている。殺伐とした沈黙の中で、アイシャの唇がわなないた。


「でき、ないわ。アイシャには出来ない」

「なんで」

「だって、アイシャはキセキの魔女なんかじゃない……!」アイシャは顔をくしゃりと歪めた。「嘘を吐いてたの! アイシャは、ただの魔術師で……っ! でもっ……だって、そうじゃないと、誰もアイシャのこと見てくれないから……っ」

「……なに、それ」


 なんだよ、それ。嘘ってなに。じゃあ養父さんは助けられないっていうの。ぐるぐると怒りが熱を帯びた泥のように腹の底で渦巻く。ラナは喉を震わせ、片手を振り上げた。


 アイシャは身体を震わせた。そのまなじりに涙が浮かんでいる。だというのに、見開かれた赤の目は逸らされない。そしてそこに映るのはラナ自身だ。ひどく醜く顔を歪めた、自分自身だ。


 ラナの全身から一気に血の気が引いた。


「っ……ご、めん……アイシャ……」


 呟いて、手を下ろす。アイシャがすすり泣く声が聞こえた。ごめんなさい、という嗚咽混じりの声に、ラナは力なく首を横に降る。


 顔を俯けた。アイシャは悪くない。何一つ悪くない。キセキの魔女が嘘だからって、それが何だと言うのだろう。アイシャはアイシャで、ラナよりもずっと強くて、真っ直ぐで、眩しい。その事実に何の違いもありはしないのに。今だってこうやって、ラナの傍にいてくれたのに。


 むしろ、何も出来ないのは自分の方だ。アランのことも、エドのことも、助けられなかったじゃないか。


 ラナは唇を噛んだ。口の中にじわりと鉄の味が滲む。廊下から響く怒号は未だ止まない。アイシャのすすり泣きも止まらない。目を閉じたアランの横顔は酷く苦しそうだ。その何もかもが、ラナの無能を責め立てているようだった。自分は結局、十年前から少しも進歩してない。いつだって何もかもが、自分のせいだ。自分がいるから。自分が。


 だったら自分が、なんとかしなくては。


「っ……」


 ラナは冷たい手を痛いほどに握り、踵を返した。アイシャを置いて部屋の外に出る。


「ラナ!」


 真っ暗な廊下から、青い顔をしたシェリルが駆け寄ってきた。娼館で身に着ける衣装のまま、彼女はラナの腕に触れて、心配そうに息をつく。


「よかった……ロウガさんから連絡もらって、慌てて来たのよ。貴方が怪我したって聞いて……」

「怪我、はしてないよ。私は」

「えぇ、そう。そうみたいだわ」ラナをざっと見やって、シェリルがほっと息をつく。「本当に良かった。ううん、あんたにとっては養い親が重傷なんだから、良くないのかもしれないけれど……ラナ?」


 シェリルの腕を無造作に解いて、ラナは廊下をふらりと歩き出す。


 罵り合う声を頼りに階段を降りた。窓の無い一階は暗く、その中でロウガが怒りも露わにヴィンスの胸ぐらを掴んでいる。


「神父の兄さん、いい加減にしろよ、あんた……!」


 ヴィンスの背が壁に当たって鈍い音を立てる。だというのに、当のヴィンスは何食わぬ顔でロウガを見上げた。


「お、俺は最善と思われる手を打っただけだ。せ、責められる言われはない」

「その最善手が、エメリに俺たちの居場所を教えることだってのかい!? あぁ!?」ロウガが唾を散らした。「お前は俺たちをエメリに売ったんだ! そのせいでアランが傷を負った挙げ句、エメリ・ヴィンチを取り逃した!」

「あ、学術機関アカデミアの教授を取り逃したのは貴様らの責任だろう。お前たちが強ければエメリを倒し、プレアデス機関を無事に回収できたはずだったのだから」

「っ、言わせておけば……!」

「やめて」


 ラナがぼそりと呟けば、ロウガとヴィンスが口論をやめて同時に振り返る。


「なにが、あったの」


 ラナは二人の前で足を止め、努めて冷静に問いかけた。少しばかりの沈黙の後、乱暴に息をついたロウガが横目でヴィンスを睨む。


「……はめられたんだよ、お嬢さん。俺たちは」

「はめられた?」

「おかしいと思ったんだ、畜生め」ロウガはヴィンスを突き飛ばした。「この神父さんはな、俺達が教会を訪れたタイミングで、エメリの野郎に俺たちの居場所を教えやがったのさ」

「こ、こちらにも、こちらの事情がある」


 ヴィンスの反論の声は小さく、けれどきっぱりとしていた。ラナが視線を向ければ、若き神父は嘆息する。


「わ、我々はプレアデス機関をエメリ・ヴィンチに奪われた。そ、それを取り返すために君たちを利用させてもらっただけだ」

「プレアデス機関っていうのは」

懐古症候群トロイメライを予測する装置らしい」ロウガが苦々しげに応じた。「元々は時計台に存在する人工知能だそうだが……あぁいや、詳しいことはいい。とにかく、俺と君の養父さんは、その辺りの話を聞きに魔術協会ソサリエを訪ねてたんだ。そこでエメリ・ヴィンチの囮に襲撃された」


 陽動とは思わなかった。ヴィンスが顔を歪めて呟く。


「お、俺はあくまでも、君たちがエメリ・ヴィンチ本人を潰してくれることを期待していたんだ。こ、ここに来るのが陽動と分かっていれば、わざわざエメリ・ヴィンチに連絡など寄越さなかったさ」

「どうだか。そう言って、また裏で何か企んでるんじゃないのかねェ、神父さん」

「み、妙な勘ぐりはやめていただきたいものだな、ロウガ刑事」ヴィンスが唇の端を引きつらせた。「や、奴らは我らから星を奪った。ど、どうして簒奪者と手を組まねばならない?」

「だったら初めから俺たちに素直に手を貸せってんだ! 中途半端に情報を売りやがって!」

「そ、その腹づもりだったさ。だ、だからエメリが教会に来た時には手を貸してやっただろう。も、問題は俺が予想したよりも君たちがずっと弱いということで、」

「分かった」


 ラナの乾いた声に、再び二人は黙り込んだ。胡乱げな二人分の視線を受け止めて、ラナは素早く口を動かす。


「私が、プレアデスを奪い返す。それでいいだろ」


 ヴィンスが顔を歪めた。


「き、君にできるはずがない」

「やる」ラナは腹に力を込めて言い切った。「元々、私達は懐古症候群に関わる事件を追いかけてたんだ。そこでもエメリ・ヴィンチが怪しいって見当がついてる。どっちにしろアイツを倒さなきゃならないんだもの。だったら、そのついでにプレアデス機関を奪い返せばいい」


 早口でまくし立てた己の声は、どこか遠い。それでも気力を奮い立たせ、ラナは何も言わぬ男たちを見つめる。


 ロウガが気まずげに目を逸らした。馬鹿らしい、と呟いたのはヴィンスだった。苛立ったようにロウガを押しのけ、大股で歩き出す。


 ラナは迷うことなくヴィンスを追いかけた。細い廊下に床が軋む音が響く。そして二人は礼拝堂に入る。


 夜闇に混じって、微かに薬草ハーブが香った。礼拝堂の中央を真っ直ぐに進んだヴィンスは、やがて壇上の前で足を止める。


「ど、どういう心境の変化だ」振り返ったヴィンスが静かに問うた。「き、君はさっきまでアラン・スミシーの心配をしていたじゃないか。そ、それに分かっているはずだろう。き、君ではエメリ・ヴィンチに勝てない」


 鋭い声に、ラナは礼拝堂の中ほどで足を止めた。天窓から差し込む月明かりが、雲で覆われたのかゆっくりと翳る。


「……どうもこうも、ないよ」ラナは緩く首を振って、ゆっくりと答えた。「私は私ができることをしたいって思っただけさ。だってこの状況は……私がもっとしっかりしてたら防げたかもしれない、んだから」


 言葉尻が揺れそうになったのを、ラナは唾を飲み込んで何とかこらえた。だめだ。ここで弱気を見せちゃいけない。自分がしっかりしないと。


 奪われた懐古時計があったはずの胸元。そこを服の上からぎゅっと握り、ラナは「それに」と無理矢理に笑みを浮かべた。


「私ではエメリに勝てないかもしれない、けど。皆でやれば勝てるかもしれないだろ」

「……み、皆だと?」

「そうさ。刑事さんも、神父さんも。エメリを倒したいなら、私に協力して。そうしたらきっと勝てる。間違いないよ」


 天窓から再び月明かりが差した。ヴィンスの前髪が微かに揺れ、眩しげに細められた深緑色モスグリーンの目が垣間見える。


 お前は。どこか呆然と呟いたヴィンスは、ややあって頭を振った。目元が再び隠れ、その顔が背けられる。


「……み、妙な女だ。それこそが歪みの原因なのかもしれないが」

「そんなことないさ。私はただ皆を守りたいって、それだけだよ」


 ラナの返答が、冷え冷えとした礼拝堂に響く。それに再びヴィンスは沈黙し、やがて息を吐いた。


「……わ、分かった。な、ならば魔術協会は君に協力しよう」

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