あとがきに代えて
皆様、だいぶ長い間、更新ができずにすみません。
理由はいろいろありまして、一番大きな理由はネタがうまい事思いつかず、筆の限界に達したことですが、その間に、仕事のブレがあったり、ほかの趣味に気を取られたり、何より、コロナ禍の影響で、どうにも気分が落ち込みがちというようなことも大きく影響していたと思います。
何となく思い付きで連載を始めてしまった「後ろの側面」ですが、今までお付き合いいただけた皆様ありがとうございました。気が付くと本一冊くらいは出せる文書量になっていたのですね。どなたか書籍化したいという奇特な出版社の方がいらっしゃいましたらいつでも連絡お待ちしております(笑)
.本当は二人の結婚やそれこそ家を買うところ、老後の生活まで書きたかったのですが、そもそも矢指の人生経験や浅い知識ではちゃぱシティーオーバーでした。
この後ろの側面、作品紹介にも書かせてもらっていますが、世の中でよく聞くけど、よくわからないこと、何となくは知っているけど、本当のところはどうなのかな? とか、色々な話を聞くけど、実際はどうなんだろうか、ほかの人の意見も聞いてみたいな。と、皆様が思いそうなことを題材に書くこととで、考えるきっかけになっていただければと思ったのが最初の思いです。
よく日本の教育は「詰込み型」で、「自分で考える力が育たない」という言われ始めて、色々な施策が講じられているようですが、おそらくうまくはいかないでしょう。そもそもそれを考える役人やそれを教えるべき教員が自分で考えることをしないまま今の立場についている人が殆どしょうから。数少ない優秀な人の意見はよくわかっていない上司の気分次第で簡単につぶされてしまいます。高齢者がいつまでも実権を握ったまま、若い世代の活躍の場に蓋をしている限りこの状況は変わらないでしょう。国会議員の高齢化を見ればきっと日本はこのまま行ってしまうのだろうと、将来に希望を持つのは難しく感じます。それを変える力が選挙にはあると思うのですけどね。
また、よく親御さんに言うのですが「子供は大人が思っているより、色々なことをわかっている、というよりは敏感に感じているから、大人が嘘をついていることも、内容はわからなくてもそれが嘘だろうという事は感じている、だから、わからないと思っても嘘やごまかしでその場をしのぐのではなく、きちんと説明してあげることが重要だ」と。
また一方で、「子供は大人が思っているほど理解力は高くない、『それくらいわかるだろう』というようなことでも、子供にとっては未経験のことであり、きちんと説明して、場合によってはお手本を見せてあげるようなことが必要だよ、でも、手伝うという気持ちで手を出しすぎてもだめだよ」と。
実際子供というのはとても面白いです。きちんと向き合ってあげれば大人の想像もしない能力を発見することもありますし、一方でこんなことが出来ないのかと改めてびっくりすることもあります。
この小説が、そんな大人になりかけの子供たちや、必要なことを教わらない・話し合う相手もいなかったまま社会に放り出された若い世代の人達が考えいる一助になることを願ってやみません。
長いことお付き合いいただきありがとうございました。
後ろの側面 矢指 嘉津 @y-yoshi
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