第3話 平和

そして、今


あれだけ深かった溝も、

間違えていたことも。


適度な距離と的確な対応なら、男女の付き合いができると学習した僕は、

今、付き合っている人がいる。


それは、離婚した相手

元妻であり、元彼女であり、今の彼女でもある。


相手の家族からは、前と変わらずに家族認定。

僕の家族は、説得不可だから、彼女の話は禁句だが。


なんだかんだ言っても、交際開始から10年。

その間に、結婚と離婚、数えられないほどのケンカとかをしてきても、やっぱり別れきれずに、元の状態へ。


でも、再婚は無理。

今のこの位置が、一番いいと思うから。


15歳年下の彼女にとっては、取り残されることが怖いらしいが…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

結婚はあこがれで天国のようだけど、離婚は最悪で地獄に一直線だから 空のかけら @s-kakera

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ