9/21 現代ファンタジーの裏読みですって?

 カクヨム5 現代ファンタジー部門裏読み開始ー。


 この部門は現代の延長にある物語だよ! 異能バトルやSFも含むよー。

 詳細はここを参照ね!

 https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_web_novel_005#topic2


 以下、各要望の抜粋!!


 ① 現実と異世界を行ったり来たりしながら、新たな価値観を異世界に広めていくような作品を求めています。


 ……これ、異世界ファンタジーじゃないんだ。

 知識無双やれって事?

 何故『現代の知識や技術の方が優れている』という前提なんだろうね?

 無知な人間に現代知識技術をひけらかし、得られる優越感を感じられる作品募集って事?

 ……歪んだ見方し過ぎかな。

 また、異世界行ったきりと違うのは『現代のものを持ってこれる可能性もある』って事だね。行ったり来たりって事は。


 ……つまり、今の流行りは『等身大の自分がもてはやされる事』なのかもしれない。

 今ってSNSの普及でプロでもない他人の才能をまざまざと見せつけられて、自分を過小評価したり卑下せざるを得ない状況になってるのかもな。

 特に若い人たちは。生きにくい世の中になったねぇ……


 ② 今のライトノベルの潮流からは生まれ得ない、新しい価値を創出するような作品を求めています。主人公とヒロインが物語できちんと活躍するなかで、新しい魅力的なヒロイン像を生み出してください。


 今までのお約束的なもの、またそれを逆手に取ったものではなく、別の切り口の作品が欲しいって事かなぁ。

 新しい魅力的なヒロイン像ってどんなかな……

 ツンデレが生まれた時みたいな感じって事?

 ウチの30コン作品のルリさんとかどうよ?

 イメージとしてはー、すっごく可愛くてー、フンワリした柔らかい声でー、ドギツイ毒を吐いちゃうドSとかですけどー? どうですかー?

 アニメにしたらー、すっごく可愛くてあざとくてー、ドM男子垂涎だと思うんですよー?


 ③ 「この力があれば現実を面白く変えていける」ような、世界を変えていく面白さを表現した作品を描いてみてください。現代での俺TUEEE作品を読んでみたいです。


 うん。そう。だね。

 無理、だよね。読みたいのは分かるよ。現代モチーフだとしてもファンタジーだしね?

 でもね。ワシのような社会の圧倒的圧力により液状化された社畜には無理……かな?

 金と権力と若さと知能指数があればなんとかいける……かな?

 ……そんな現代の勝ち組の話、読みたい?

 いや、テロリストか? だって現代版の俺TUEEEで世界を変えるって……つまりそういう事だよね? 違う??

 そう……。みんな、ガンバレ。


 ④ 「なぜ現代を舞台にしているのか」を明確に、かつ魅力的に描くことを意識してみてください。


 ……むしろ、現代なのは当たり前で、何故異世界にしたのか、何故過去にしたのか未来にしたのか、の方が必然性強い気がするんだけどなぁ。

 今じゃなければ出来ない事、それを主題にしても確かに面白いかもね。SNSを使ったりとかさ。


 ⑤ 「いま自分が応募しようとしているジャンルでは、どのような作品が読者に好まれているか」など、未来の読者が本屋で自分の作品を手に取ることも意識しながら作品作りに取り組んでみてください。


 これ、現代ファンタジー以外にも必要な心がけではあるよね。

 あと、クオリティの話なのかな。

 編集部としては出来るだけ直しがない状態で出版できた方がコスト下げられるし、大賞の商品が『書籍化の約束』だから、出版に耐え得る強度があるに越した事はないよね。

 でもさ、コレ。出版に関わった事がない人には少しハードルが高いと思うんだ。

 だから、もしそう言うのであれば、もう少し具体的な例が欲しいところ。

 まぁ、作品によりけりだから、コレといった具体例はあげるの難しいかもしれないけどね。


 まぁ、書く時は少なくともターゲットをハッキリイメージして、どう売り出せるものなのかを明確にしておいた方がいいのかもしれないね。



 まとめ。

 ぶっちゃけ、『現代ファンタジー』という括りではない気がする。全ての部門に通じる話だったよね。

 今は転生・転移ものが流行しすぎてて、異世界ファンタジーと現代ファンタジーの境もとても曖昧になってきているからかもしれない。


 まぁ、雑にいうと現代ファンタジーの要件は『初心に戻って何を書きたいのか、誰に向けてなのかを明確にして書いてね』って事なのかな。


 確かに、現代ファンタジーは難しいかも。

 事実や歴史、実在技術をベースにしていたりするから、考察が甘いと『ねぇわ』とすぐ思われてしまうだろうし。

 それでも。

 私は! みんなが書く! 現代ファンタジーが読みたいんだ!!

 と、いうわけで、正座してたのしみに待ってるんで、皆さまよろしくお願い致します!!


 ……え、私?

 どう……しよう、かな。

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