9/20 異世界ファンタジー部門の裏読み。

 カクヨムコン5、異世界部門裏読み開始ー。


 カクヨムコンでは激戦区。主に転生もの。

 ハイファンタジー頑張って!

 私はハイファンタジーの方が好きだよ!!


 さて。

 各編集部からの募集要項を見てくよー。

 詳細は実際の方を確認してねー。

 https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_web_novel_005#topic1


 以下は各要項の抜粋だよー。


 ① 例えば「その著者にしか書けない特殊分野の知識や経験を活かして描かれた物語」のように、世界観、キャラクター設定に特異性のある異世界ファンタジーを求めています。


 つまり。

 例えば溶接の技術がある人が、異世界でサラマンダーの力を借りて溶接しまくってなにかをつくりあげる、とか。

 リハビリ技術がある人が、その技術を使って奇跡の人と言われるようになるまで、とかね。

 チートはチートでも、実際に身についている本人の技術で行うチートだね。

 これは私も読んでみたい。こういう話しは『ズル』ではないのでね。

 自分が専門にしてる事って当たり前だったり身近過ぎてイマイチ凄さは分からないけど、それを素人に説明するような作品だと面白いかもね!!


 ② あなたの好きなゲームやリスペクトする作品を自分の小説に落とし込んだら、どのような世界になるかを深く考えてみてください。


 これはつまり。

 自分が好きな作品の『何を面白いと感じたのか』を分析して抽出し、それを自分の作品にも組み込んでみたら、という事だと思う。

 間違っても、好きなゲームや作品の世界観をそのまま借りてくるという事ではないと思うよ!!


 ③ 女性が主人公のほのぼの系ファンタジー作品にも近年とても大きな需要があります。


 ……。これ、私は読んだ事ないので分からないのです。流行ってるんだ……へー。

 例えばどんな作品があるんだろうか。

 これ、決して女性向け作品、という事ではない気がする。

 男性が読む、女の子だけが登場する日常系(でも異世界)ファンタジーも含まれてるよねー。

 多分だけど。


 ④ 更新ごとに読者がリアクションを返しやすく、リアルタイムで盛り上がれるような作品を募集します。


 これは、コミュニケーションが取りやすいカクヨム特有の空気感のものかも。

 私が『サイバーセキュリティと私』を書いた時はまさにそうだったけど……この部門、異世界ファンタジーなんだよね。

 イメージが出来ないわ……具体的にどんな感じの事を言ってるんだろうね? 謎ですわ……誰か分かる??


 ⑤ ”今すでに流行っているもの”ではなく、その間に埋もれて光が当たっていない隙間のジャンルを狙ってみてください。


 これ、異世界部門の中で唯一、新しいモノを生み出してみようぜ! と言ってるモノだと思う。

 ニッチ層狙え! って事だよね?

 確かに。大衆ウケするものってなかなか産めないモノだけど、自分と同じ萌えを持つ人だけに、超絶深くぶっ刺さるモノの方が、書く方も書きやすいんじゃないかと思う。



 まとめ。

 前回のカクヨムコン4の方は具体的に『こうした方がいい』『こんな感じのモノはダメ』って要項に書いてあったのに、今回はそれを覆し、あまり具体的ではなかったり、『テンプレで行こうぜ!』『今の流行りはコレだから流行りに乗れ』というモノが多いように感じた。


 コレはどういう事なのか?


 カクヨムコン4の時に募集してみたけど、思ったような手応えがなかったから諦めたのか、

 はたまた希望通りの作品が集まったけど、いざ見てみたら『コレジャナイ』感があってダメだと気づいたのか。

 それか、逆にお腹いっぱいになったのか。


 カクヨムコン4の総評を読んでみよう。


 以下抜粋

 ***

 主人公の属性や世界観がとにかく個性的な作品、ジャンルの常識にとらわれない展開の作品、いわゆる「人気のテーマ」を主軸にしつつも独自のエッセンスでガラッと印象を変えてくる作品など、それぞれの「好き」を武器とした作品ばかりで、宝石箱を開けるようなワクワク感がありました!

 ***


 ふむ。

 つまり、お腹いっぱいって事だな?


 大賞作品は、異世界転生、知識無双チート、特殊ジャンル(鍛冶屋)、スローライフ、の総合デパートだったようだ。

 ふむ。


 なるほど。一点突破作品ではなく、なるべく広範囲のファンを獲得できるタイプの作品だったのかな。

 今度読んでみよ。編集部の何に突き刺さったのかを知るために。


 異世界ファンタジーはホント難しいと思う。

 なにせ、絶対的に応募数が多いし、類似作品がどうしても存在してしまう事になるからね。

 その中で埋没しない為には、何か尖った個性が必要なのかもなー。

 それが何かは分からないけど。


 正直、異世界ファンタジーで全く目新しいモノを作ると、読み手に受け入れてもらえない事の方が多くなってしまいそうな気がする。

 読み手が期待するものに応えてあげる事が、大賞へと近道だと思う今日この頃ですー。


 異世界ファンタジー部門はこんな感じかな。


 なんか……難しいジャンルになってまったよね、ホント。

 はぁ。

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