生贄の少女と異世界ぐらしwith 持ち物一つ

作者 halhal-02

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★★★ Excellent!!!

 異世界転生。
 特殊なスキルだったり便利な道具だったりを使い、飛ばされた先の異世界で無双をするのがお約束なわけですが、この話の主人公が異世界に持ち込んだものは自分の部屋を丸ごと一つ。
 数こそ無限増殖できるものの、そこまで滅茶苦茶な能力と言うわけではありません。
「そりゃないだろ」というような物語を根底から壊すようなギミックは無く、主人公は現実に存在する品々をうまく活用して召喚された村を救うことに奔走します。
 そして、それが何というか現実味のある異世界生活を演出するのに一役買っています。
 家庭科の裁縫セットをうまく使ってみたり、自室のシーツを何枚も増殖させてみたり。
 少しずつ村を発展させていく様子は、読んでいて没入感がありそこに暮らす村人たちの事も応援したくなります。
 異世界で一緒に暮らしているような感覚になれる。
 これがこの物語の長所だと自分は思います。
 異世界暮らしを体験してみたい方は、どうぞこちらの村までお立ち寄りください!

★★ Very Good!!

手慣れた感じで始まる異世界転移。
しかしチート能力は無く、あるのは神様との契約で持ってこれた自身の部屋まるまる。
中にあるものが無限増殖するシステムで、手始めに飢えた村人々を救う。ヒロインは村のために生きたまま生贄になった健気な少女。
生贄の少女と無限増殖システムの部屋と共に、どのような物語を広げるのか楽しみな作品でした💮

★★★ Excellent!!!

もしも異世界に持ち物をひとつだけ持って行けるとしたら、アナタは何を持って行きますか……?

食べ物? ナタとかの刃物?
釣り道具? 火を起こす道具?
独りを慰める為の本? ぬいぐるみ?

この質問は、元々は異世界では無く「無人島」を想定して語られていた、誰もが一度は考えたであろう質問です。

しかしこの作品の主人公、ヒロキくんはとんでもないモノをひとつ持っていくと宣言したんです。
それは……『自分の部屋』!!!


確かに、部屋も “ ひとつ ” と数えるんだけどさ……
持って行くモノ、みんな部屋に詰め込めるしwww
まさか、物語のしょっぱなが、こんなとんち話みたいな展開で始まるとは。