第55話 目覚め1

 翌朝、目を覚ますと微笑みを湛えた母の顔が眼前に迫っていて、そういえば昨日は無理やり母の布団で寝たことを思い出した。

 ニコニコしながら「今日も一緒に寝ましょうか?」と言われて急に恥ずかしくなり、布団から飛び出すと「おはよう」とだけ告げて部屋を飛び出した。

 背後から「あらあら、そんなに慌てなくても・・・」と声が聞こえてきたけど、いい年して母と一緒に寝るなんて子供じゃあるまいし、シンに見られようものなら一生ネタにされるに決まってる。

 素早く自分の部屋に戻ると道着に着替えて髪を梳き、道場の脇にある井戸から水を汲み上げて顔を洗った。

 すると客間からシンが飛び出し、続いてサキが姿を現した。


「あ、イロ姉ぇおはよう!」

「イロハお姉ちゃん、おはよう!」


 ハクの状態がはっきりしないし何かあってもいけないのでシンとサキは離れではなく客間で寝泊まりしている。

 本当はハクのことが気になって仕方ないはずなのに、私たちを気遣っているのかそんな素振りは見せない。

 どこかに解決の糸口があればいいんだけど、闇雲に処置した結果本当にハクが死んでしまったら後悔してもしきれない。

 間欠泉で助けてもらったお礼も直接伝えたいし、私たちより付き合いの長いシンとサキも話しがしたいだろう。

 元気に朝の挨拶をして食堂へ走っていく二人の背中を目で追いながら、ハクが寝ている離れに目をやった。


「おはようイロハ。昨日はよく眠れたんじゃない?」


 声のするほうを振り向くと縁側にカグラが立っていた。

 一足先に顔を洗い終わっていたらしく、顔を拭いた手拭いを首に掛けて一つにくくった長い黒髪を朝風に躍らせた。

 艶のある髪が朝日を浴びてキラキラと光り、まっすぐ伸びた背中にゆっくり整列する。

 そして顔にはちょっとだけ含みを持たせた笑みが浮かんでいる。


「おはよ・・・」


 その顔を見て何が言いたいのかすぐに理解して口をとがらせると顔をそむけた。


「あははっ!いいじゃない、そんなに怒らなくても。」

「別に茶化さなくていい。」


 隠すことなく感情を表に出すと「ごめんごめん」と言いながら謝罪を口にする。

 腕を組んで謝罪を受け入れていないことを主張し、そしてまた離れに目を向けた。

 笑いながら「じゃあ今夜は私と一緒に寝る?」などと冗談なのか本気なのかわからないことを口にしていたけど、私の目線に気づいて真顔に戻った。


「シバ先生でもお手上げなんてね。」


 そういうと離れに向かい戸を開けて座敷に寝かされているハクの様子をうかがっているカグラの反対側に座った。

 生や死という表現があっているのかどうか分からない。

 ただ体の中を流れる気だけが存在している状態のように見え、もはや生物という枠の外にいるもののような気がして少し身震いした。

 そして何度見ても変化を示さないハクを前に小さくため息をついた。


(なんでこうなっちゃったんだろう)


 ふと目を開けた先にハクの胸元が映り、その胸元には首から下げられている菱形の宝石が光を湛えている。

 小さな宝石には不思議な模様が描かれていて、それを最近どこかで見た覚えがあるけどはっきりと思い出せない。

 記憶の中を探しながら宝石をのぞき込むと、髪留めで固定していない方の髪の毛が横から垂れてきて視界を塞ぐ。

 その一房を手で押し上げて左耳に掛けた時、その手に何かが触れた。

 それは緑色に光る透き通った宝石だった。

 大事なものだから無くさないようにどうしたらいいかセツに聞いたら、装飾品にしてはどうかと言われて耳飾りに加工してもらった記憶が蘇ってきた。

 今までそういったものを身に着けたことなかったからすっかり忘れていたけど、そういえばこの宝石にも似たような模様が刻まれていた。

 そんなことを考えながら左耳にぶら下がった宝石を手でいじりながら、ハクの胸の宝石に手を伸ばした。

 そして指先が触れた瞬間、妙な気配を感じてすぐに手を離した。

 でももう遅かった。


「な、何っ!?」


 カグラが叫ぶと同時に私とハクの中間の何もない空間に小さな気の渦が生まれた。

 それは徐々に周囲の空気を巻き取るように吸い込み、そして一気に膨れ上がった。

 爆発的に発生した気は、結界で守られている離れの壁や天井を次々と粉砕して方々へ吹き飛ばし、なおも膨張を続けて上空へ舞い上がった。

 突如巻き起こった嵐に屋敷の面々が姿を見せて、上空で吹き荒れる風の渦に目を奪われる。


「何事だ!?」

「分かりません!突然のことで・・・」


 膨れ上がった風の渦は膨大な量の気を周囲に振りまきながら、まるで風をかき集めようとしているかのように広がっていく。

 父の声にカグラが答えるけど、確かにカグラが知っているはずがない。

 この状況はこの場では私しか知らない。


「来るっ!!」


 身構えて声を上げると同時に、周囲へ展開されていた気がその中心に向かって収縮をはじめた。


「キャアアアーーー!」


 叫び声をあげたサキの体が風と共に舞い上がり、その中心へ吸い込まれそうになる。

 それを見たカグラはすかさず跳躍するとサキの体を抱きとめ、シンのそばに舞い降りると二人を抱きかかえた。

 吸い込まれる風が砂埃を巻き上げて視界を塞ぐ。

 私はこの間に道場へ走り、奥に掛けている刀を掴んでその感触を確かめると飛び出して父やカグラを背に構えた。

 激しくこすれ合う風が次第に発光をはじめ、渦の周囲を雷光が迸る。


(間違いないっ!でもなんで急に!?)


 そしてその嵐が少しずつ収まり、渦の中心が徐々に姿を現し始めると同時に以前見たことのある形へと変化していく。

 それは山葵色わさびいろ金糸雀色かなりあいろをした二羽の鳥へ姿を変えた。

 優雅に上空を旋回するその姿に私は体が震え始め、手に持った刀がカチャカチャと悲鳴のような音を上げた。


「イロハ!まさかあれが!?」


 カグラの問いかけに小さく頷いて肯定の意思を伝える。

 慌てて刀を持ち出してきたものの、あの存在相手に何ができるというのだろう。

 もし錐使いをボロボロにしたあの嵐を引き起こされたら、それを止める手段なんてない。

 でも、だからと言って尻込みするわけにもいかない。

 震える心に鞭を打ち、レンギョウから借りた刀を鞘から引き抜いて正眼に構えると周囲に満ちている気を吸い込んでその身に宿した。

鬼人化きじんか

 私に備わった新しい力。

 額の角から吸収した気が足元から一気に膨れ上がり、全身を包み込んで鬼人族と同等の身体能力を得る。

 吹き上がった気の奔流に伴って逆立った黒髪が垂れ下がると同時に毛先に向かって薄い緑色を帯び、額の両側の膨らみに気でかたどった緑色の角が姿を現す。

 そして刀を持つ手に気を送り込んでいつでも切りかかる体勢に入った瞬間、何者かの言葉が聞こえた。

 いや、正確には頭の中に直接流れ込んでくるような感じだろうか。


『そんなんじゃ万が一、いや億が一にも勝ち目はないな。』

「っ!?」


 すべてが突然の出来事でどう対処したらいいのかわからないのに、まさか声が聞こえてくるとは思ってもなかったことにぎょっとした。


「誰!?」

「えっ?誰って何のこと!?」

「い、今・・・声が・・・」

「声?」


 私の声に反応したカグラが疑問の声を上げて周囲を見渡した。

 誰のことって、それはもしかしてほかの人には聞こえてないのだろうか。

 もしそうならまたしても疑問が一つ増えることになる。

 そして上空を旋回していた二羽の鳥がその場で停止したかと思うと、その中心の何もないところから人の手のようなものが生えてきてパチンと指を弾いた。

 その直後、鬼人化が解かれて膝から崩れ落ちた。


「イロハ!大丈夫!?」


 嵐から子供たちをかばっていたカグラが異変を感じ取って心配そうに声を上げる。

 私自身、何が起きたのかわからなくて立ち上がろうとするけど、足に力が入らなくて立ち上がることができない。

 なぜか吸収した気が一気に失われていることに気づいてハッとした。


『やっと気づいたのか・・・』


 呆れたような言葉が脳裏に浮かぶと同時に、この力があの時慈悲として授けられたものだと思いついた。

 でもあの時感じた声は今感じている声とは違っていた。

 どういうことなのだろう。

 すると上空に浮かんでいる腕から後が、空間から生えてくるように姿を現した。


「なん・・・だと・・・?」

「そんなっ!?」


 父とカグラの呻き声が聞こえてきた。

 無理もない話だけど目に映る光景を否定することはできない。


(今度は何!?)


 それは人の形をしていた。

 薄緑色の体は半分透けていて、でも圧倒的な存在感を放っている。

 上半身はその体躯に見合わない小さな袖なしの服を羽織り、裾が絞られて少しふっくらとした六分丈くらいの股袴を履いている。

 あまりイエスタでは見かけない恰好のそれは、自らの一部のような白い雲を従えてその上にどっかりと腰を下ろし、半分胡坐をかいた状態でこっちを見降ろしている。

 そしてその足に恭しく山葵色の鳥が止まり、水平に掲げた腕にはもう一匹の鳥が雷光を煌めかせながら止まった。


『よぉ、あの時以来だな。』


 そういってもう一方の手を上げてこちらに語りかけてきた。

 あの時以来といってもこんな人はいなかったと思うけど、姿を見せてなかっただけで実はあそこにいたということなんだろうか。

 しぐさや口調から敵意はなさそうに見えるけど、半透明の体からは感じたことのない気が凝縮されていることだけはわかる。

 震える足に活を入れて何とか立ち上がり、こちらも敵意がないことを示すために刀を鞘に戻した。

 その様子を確認したのか、小さく何度か頷くと大声で笑い始めた。


『あはははっ!いやぁ、悪いな。お前の家、ほとんどぶっ壊れちまったな。今も昔も人間の建物は壊れやすくて駄目だな。』


 おなかを抱えて笑っている姿はまるで無邪気な子供のようにも見えるけど、外見は二十歳前後の成人男性を彷彿させる。

 自身から放たれている微風で肩まで伸びた髪がさらさらとなびき、見開かれた双眸には底知れぬ力が宿っているように見えた。

 ひとしきり笑うと何かを思い出したかのように目をきょろきょろとさせている。


「何?どういうこと!?」


 二人を背にカグラが立ち上がって私に叫んできた。

 そもそもこの声は私にしか届いてないみたいだし、カグラが私に聞くのは仕方のないことだ。

 ただ、そう聞かれても私にも何が何だかわからない。

 一応敵意はないみたいだけど、目的が分からない以上警戒を解くわけにはいかない。

 とはいえ戦って勝てる相手とは到底思えない。


「あなたは・・・だれ?」

「イロハ、あれと話せるの?」

「わからない・・・けど・・・・」


 とりあえず、この人・・・人なのかどうかわからないけど、あなたが何者で何が目的で姿を現したのかは聞いておくべきだろう。


『んー、オレのことはどうでもいいんだよ。今はちょっと時間がねぇからな。』


 そういうと辺りを見渡していた視線が急に止まり、『あったあった』と言いながら雲から飛び降りた。

 飛び降りた先にはハクが寝かされている離れがあり、重さの感じられない足取りでハクの横に降り立つと胸の宝石を凝視するようにのぞき込んだ。

 おもむろにその宝石を摘まみ上げると何かつぶやき始めた。

 会話をしているようにも見えたけど、別にそこに誰かいるわけじゃない。

 最後に一言『足りないのか』とこぼして、目線を庭の池に移すと摘まんでいた宝石を池に投げ込んだ。

 宝石はうっすらと光を放ちながら放物線を描いて池の中央に着水した。

 誰もが無言でその様子を固唾を飲んで見守っている。

 しばらくすると地響きのような音が辺りに響き渡り、直後、池の水が渦を巻き始めた。

 渦が池全体に広がり、その渦の中心にはさっき投げ込まれた宝石が青白く発光して宙に浮いている。

 次第に池の水が光の泡になって中空を漂い始め、吸い込まれるように宝石の中へ消えていった。


「また別の・・・信じられん・・・」


 父の口から恐怖とも驚愕とも取れる言葉が漏れ出すと当時に新たな変化が生まれた。

 青白く輝く菱形の宝石を中心に気が溢れ出し、大きくうねりながら球体へと変化していく。

 そして十尺程の大きさにまで膨れ上がると弾けて消え、その中から女性の姿をした何かが現れた。

 薄青色の体に透き通るような薄手の羽衣を身にまとい、長く美しい髪が清流を彷彿とさせ曲線を描いて足元まで伸びている。

 先端に大きな菱形の宝石を備えた長杖を携え、愁いを湛えた瞳がただ一点を見つめている。

 空中に浮いたままのそれは青く光る粒子を振りまきながら見つめる先、ハクのほうへゆっくりと移動してその隣に両膝を付くと顔を覗き込んで言葉をこぼした。


『・・・』


 伝わってくる意識が弱いのか私には聞き取れないけど、薄緑色の男にはしっかりと伝わっているようだ。


『こればっかりはオレの得意分野じゃないからな。こっちに来たのもそれが理由なんだろ?』

『・・・』


 ただ何か会話をしていることだけは分かる。

 二人はいくつか言葉を交わした後、薄青色の女性は携えている長杖をハクの頭の上に掲げて祈るような姿勢を取った。

 直後、長杖の先端が光を放ち、次第にハクの全身を包み込んだ。


「何を・・・しているの?」


 カグラの震える声が聞こえてきたけど、何も答えることができない。

 だけど、薄緑色の男の言葉からは悪意のようなものは感じない。


「何をしているのかはわからないけど・・・大丈夫だと思う。」


 気休めにもならない言葉をカグラにかけて、何をしようとしているのか様子を見守った。

 しばらく光った後、突然女性の体が足元から崩壊を始めた。

 崩壊というよりは元の状態に戻ると表現したほうがいいのかもしれない。

 もともと実体なんて存在しなかったし、体そのものは気の集合体みたいだった。

 それに意思が宿ったり、会話をするなんてこと聞いたこともないけど、目の前の事実が私の中の常識をひっくり返した。

 しばらくして女性は完全に消滅し、光を宿したハクの体も徐々に普段の状態を取り戻していく。

 ただ、白い髪で隠れた右目の部分だけ七色の光を宿し、しばらく明滅を繰り返すと静かに消えていった。


『上出来だろう。』


 すべてが終わるまでじっと黙っていた男が、何もしていないのに疲れた表情を浮かべて一息ついた。

 何をしていたのか確認したいところだけど、意思疎通が取れるのはなぜか私だけ。

 動けず固まっているみんなを見渡した後、一歩前に出ると生唾を飲み込んで声をかけた。


「何をしたの?」


 そう声をかけたとたん、男の体もさっきの女性と同じように光とともに崩壊を始めた。


『チッ、もう終わりかよ・・・』

「終わり?」

『・・・まぁいいか。おいお前、コネクターは貸しておいてやる。の指示だからな。』

「貸す?こねくたー?」

『あ、あと。そろそろ目を覚ます・・・』

「ちょっと・・・・待って!」


 伝わってくる言葉のような意識に雑音が混ざってどんどん薄れていく。

 最後まで聞き取る前に男の体は風の気へと姿を変え、静かに消えていった。

 正体不明の二人が姿を消した後、しばらく誰も動けず目線だけで意思疎通を行う。


「プハァ!」


 理由もなく呼吸を止めていたシンとサキが大きく息を吸い込むと、ハクに向かって一気に駆け出した。

 二人を追いかけてハクの横に滑り込み、何が起こったのか体を確認したけど特に何も変化は見られない。

 ただ、胸の宝石だけがほのかに光を灯し、そしてゆっくりと消えていった。

 光っていた右目も、今は何の違和感も感じられない。

 あの二人は何者だったのか、なんで急に現れたのか、何が起こったのか。

 すべてが謎だらけで、ハクを覗き込むカグラに助けを求めても答えは返ってこなかった。


「あれ?」


 ハクの体を心配そうにさすっていたサキが何かに気づいたように小さな声を上げた。


「サキ、どうした?」

「え?うん・・・さっき光ってた右目、ちょっと変わってない?」


 そういうと右目に掛った前髪をそっと手でよけると瞼に手を伸ばした。

 サキに指摘された右目を観察しても特に何も変わっていないように見えるけど、サキには違いが判るらしい。

 ずっとお世話をしてきた賜物というべきなのだろうか。


「あっ!」


 伸ばした手がハクの瞼に触れた瞬間、サキが驚きの声を上げた。


「目が・・・治ってるっ!」

「ウソだろ!?」

「そんな!?ちょっと見せなさい!」


 その言葉を聞いたシンが前のめりでハクに迫り、その頭をカグラが押しのけた。

「あいてててっ」と苦情をいったシンを尻目にカグラは恐る恐るハクの右目の瞼に手を触れ、その感触を確認した。

 そしてみんなの顔を見渡すと無言でうなずき、肯定の合図を送ってくる。


「さっきの、きれいなおねぇさんが治してくれたのかなぁ。」

「欠損部位の治療はできても、再生は不可能。こんなことがあり得るの?」


 未だに信じられないというようにカグラは顎に手をかけて考え込み、サキはハクの目がもとに戻った喜びを全身で表現するかのように辺りを飛び回った。

 私は心を落ち着かせるために胸に手を当てて深呼吸し、周囲を見渡した。

 離れは屋根と天井が吹き飛んで崩壊。

 母屋も強風と気の爆発の影響で大きく損傷している。

 母のことが気になったけど、車いすに乗ってセツに押されてる姿をみて胸をなでおろした。

 庭の植木や灯籠、塀も飛び散った破片が激突して大破し、池の水はあの女性に吸い取られて干上がっている。

 一瞬でボロボロになった我が家に心を痛めつつ、さっき男が伝えてきた内容を思い出してハッとした。


「ハクが・・・目を覚ますって!」

「なんでわかるの?」

「さっきの人?がそう言ってきた。」

「そう・・・なの?」


 その時、足元で何かが動いたような気がした。


「うっ・・・」


 続いて小さな呻き声が聞こえ、うっすらと目を開けると天陽の日差しが眩しそうに目を細めた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る