あとがき

あとがき


 『心に住まう自己』は今からちょうど7年前の2012年に、書き上げられた作品です。翌年、GA文庫に投稿して一次で落ちてしまいましたが。

 きっかけはテレビで女装メイド喫茶の特集を見て、


「これってあんまりないんちゃう? イケるやん!」


 と思ったのがきっかけです。


 問題はメイドさんのことなーんも知らんということだけでして。勢いと熱量だけで書けるもんじゃないと悟り、ネットで調べました。本当はメイド喫茶に行けばよかったのですが、こっぱずかしいのと行く勇気がないので未取材に終わりました。だから、メイド喫茶風の喫茶店なんです……。


 そんでもってなんとなく茅原実里の「SELF PRODUCER」を聴いていたら、ドンドンネタが浮かんできましてね。一気呵成に2ヶ月で書くことができました。なので、この『心に住まう自己』は8割以上「SELF PRODUCER」のおかげといっても過言ではないです。名曲なのであとがきを読んでいる方は聴きましょうね。




 自分では一番大衆向けだと自負する作品だったのですが、いかがでしたでしょうか。(時系列的に長編最新作の『Unknown Power』は、好き放題やってしまいましたが……)


 だからなおさら世に出したい作品でした。ただ、このまま出すのも物足りなさが……。そこで評価シートの物足りない部分を読み込んで、2万文字ほど加筆修正して、なんなら1章増やしてキャラを掘り下げました。序章も原文とはまったく違いますしね。インパクトは大事。


 ちなみにヒロインの渚はキチンと描写してませんでしたからね。魅力的なキャラに仕上げられたかどうかは読んでいる方次第かもしれません。『メイドォール』のキャラたちの比べれば出番が少ないですが、主人公の豪篤(優美)に次いで描写に力を入れたほうだと思います。


 キャラを魅力的に描写するのって難しいです。本当にまあ切に感じましたね。



 読んでいただいたみなさんに感謝。真っ先に依頼して親身になってくれた友人にも感謝。今度行きつけのメイド喫茶に連れてってもらいます。そこでインスピレーションを得られれば、この続編を書くかもしれませんし、書かないかもしれません。予定は未定、好きな言葉です

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

心に住まう自己 ふり @tekitouabout

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ