卒業式にサヨナラを

作者 無月弟

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★★★ Excellent!!!

こ、こ、怖ぁぁぁぁぁぁぁい!!!!
いやいや、嘘でしょ!?と、まさかまさかの結末に外で「嘘っ!?」と言葉に出たくらいに衝撃的展開でした。

主人公ユージは高校の卒業式当日。
とある理由から、桜の木に向かっていた。

あれ、純愛物?ホラーじゃないかな?この物語なら逆に長編書いてみたいな……なんて思ってた矢先のことでした。

桜はいつまでも咲き続けるのでしょう。
ああ、それが彼らの求めた愛なのであれば、ね。

★★★ Excellent!!!

あるんです。

死体が埋まってる、なんて話も聞いたことがあります。

けれどこのお話には死体なんて出てきません。ただただ純粋な恋とか、愛とか、そういうきれいなものがあるんです。

だけど、お話はきれいなだけでは終わりません。美しい桜の木には、秘密があるのです。

★★★ Excellent!!!

桜の花が綺麗に咲くのは、その下に屍体が埋まっているから。

『桜の樹の下には』で、梶井基次郎はそう書いていますが……。

はてさて。

この高校の敷地内に、ひっそりとたたずむ桜は、どうして綺麗な花をつけるのでしょう。

その理由は、読んでからのお楽しみです。

★★★ Excellent!!!

高校の卒業式。主人公は『アイツ』に好きだと伝えようと会いに行くのだけど……。

想いは純粋で、悪意など微塵もなくて。無邪気な狂気が花を咲かせる。

サヨナラとは。
幸せとは。

静かな余韻がじわりと胸を冷やす。
なのにどこか幸せで。美しい。
不思議な読後感の物語(ほめてます)