第47話 待っていたんだ
やあ、マグナスも久しぶりだな。クラフトビールでも飲むかい?ウルは優しく笑っている。僕のゲームにようこそ。もう帰ろうか。現実に。ウルはマグナスのゲームと描かれた本を閉じる。明日は何の本を読もうか。エナ、マグナス。
エナは大学から戻り、マグナスは職場から帰ってきた。兄さん、また冒険してきたのね。エナは昼食にサンドイッチをウルに渡した。
今回はどうだったの?おとぎ話なんだがな、羅針盤による世界探査で、文化的、地理的地平は飛躍的に広がり、人間についての生活様式が他にどのようなものがありうるかがわかったが、代わりに宗教的威光や権力などの神々の空想の時代は終わりを告げてしまった。今度はかつて新大陸と呼ばれていたアメリカにでも行くかな。エナもマグナスもついて来るといい。さあ私と共に眠るといいおやすみなさい。
家の中は静かだった。三人の寝息が聞こえて来る。
ふー。このマグナスのゲームブック、どうでしたか?僕はフィリップ・モリスと言います。作者のナナイさんは、コロナで図書館が使えないので、また、きちんと資料を調べて描きたいそうです。他の作品も。ではまた、他のゲームで会いましょう。ではね。
マグナスのゲームブック 上山ナナイ @nanai_tori
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