作品の雰囲気はダークで、とても魅力的に映る。また、会話と地の文にギャップが激しいのが特徴です。会話文だけ見ればライトノベルの学生みたいなふんわりとした会話もあるのに(まじめなところは真面目でしっかりしています)、その次の文はかっちりとしてその構成が独特な雰囲気を作品に与えています。ストーリーの展開もタイトルの通りに不穏ではありますが結末とそれに至る展開はお見事でした。独特な雰囲気とストーリーの小説、ぜひ読んでみてください
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(120文字)
クラスメイトである少女の有する異能に気付き、放課後に尾行を行う主人公。彼が目にしたのは、彼女が殺人を犯している現場で。そこから始まるのは彼女との不思議な関係と、現実から捻じ曲げられた異能者との戦い。主人公と彼女は、世界の心理に気が付くことが出来るのか。最後に来るのは、予想だにしなかった結末。ぜひ読んでみてください。
ずーーーっとタイトルが気になって読み続けてしまう作品です。読めば読むほどどうやって?となります。主人公にもミズチにも闇があるのは明らかなので、そこも楽しく読める作品です。