本作は、ヒーロー故の悲哀を描いた作品です。短編です。掌編とも言うのかな? 気負わず読めます。……けれど、ちょっと覚悟して読んだ方がいいかもしれない。本作はヒーローの物語です。ヒーローは、一銭にもなりません。私生活、キャリア、全てを犠牲にしないと成り立ちません。それでも人を守るのは、どうしてなんでしょう? 大切な人がいるから? 守りたいものがあるから? でもそんなもの……いえ、ここまでにしておきましょう。続きが気になる方は是非読んでください。作者の爪が、食い込みます。