第5話 転生

「名残惜しいですが、そろそろ、転生しましょうか。」


((遂に転生か...地球にいた時は考えもしなかったな))


「あぁ、短い間だったけどありがとう!」


「はい!では、転生を開始しますね!」


だんだんと周りが白く光ってきた

異世界へ、遂に旅立つのか。

不安もあるけど、それよりワクワクの方がある。

「じゃあ、行ってらっしゃい♡」

「行ってきます!」







そして俺は見知らぬ天井で目が覚めた。

起き上がろうとするが、体に力が入らない。

なら、せめてひとを呼ぼうと思って声を出してみる。


「オギャア! オギャア!」


赤ん坊の声が聞こえる、

どうやら転生は、赤ん坊からスタートのようだ。

そんなことを考えていると、人が入ってきた。


「おー元気がいいな!エイベル!ほーらパパだぞー!お髭ジョリジョリー」

多分この男の人が俺の父親なのだろう

そして俺の名前は、エイベルと言うらしい。

てか、髭痛い。

「あなた!エイベルが可哀想でしょ髭を擦り付けないで!」

「(・ω・`)」

あの美人な人が俺の母親ってことか...?

見た目は20代前半にしか見えないぞ?

「ほらエイベルおっぱいでちゅよー」

((や、柔らかい、そしてなんでこんなに大きいんだ!?なにとは言わないが…))

思ったより母乳は美味しかった。


赤ん坊も、悪くないな...


周りを見渡す限り恐らく貴族の家に生まれたのだろう。だって普通メイドなんて、いないし。いたとしても30人以上は居るだろ...


「もーママとパパばっかりずるい!私にも見せてよ!」


「ごめんよシェリル。ほら可愛いだろ?」

「うん!とっても可愛い!ほーらエイベルお姉ちゃんだよー!」


「ぁう!」


「「「可愛い~!」」」


早く話せるようになりたい...

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異世界テンプレ転生!? ころとん @koroton

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