いち新入社員の備忘録

@seki-tam

第1話 新入社員の4月

東京のとある大学に4年間通った僕は、この4月からついに会社で働くことになった。そんな僕が、社会人生活を送る上で感じたことを少しずつここに記していこうと思う。


まず、4月の1日目に会社の入社式があった。強面のおじさん達に囲まれて、この会社の社員として働くことを大々的に認められた。


新入社員から意気込みをどうぞと言われ、いきなり回答を求められた僕は、緊張と油断のあまり思考回路が働かず、小学生でも言えそうな決意表明をしてしまった。まぁそんな簡素な決意表明でも、なんとかその場をしのぐことができたので、よしとした。


どこの会社でもそうなのであろうが、入社式が終わった後は、研修が始まる。研修期間は会社によってまちまちだが、僕の会社の場合は、二週間という超短期集中型の研修であった。


大学生というモラトリアム期間に、ズッポリ浸って腐りきった僕の精神が、ここから叩き直されることになるわけだが、それについては次回から述べていこうと思う。


今日はここら辺で。また。






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