城壁と一緒に、人の心の中にあった壁も、壊れたみたいですね。憎しみ合うよりも助け合った方が、きっと皆幸せになれるのに。今までその事に気付けなかったのが、もしかしたら一番の不幸だったのかもしれません。
歪んだ願いから生まれた神様。どうか安らかに眠ってほしいです。
本当は幸せを願っていたはずなのに、いつの間にか他人の不幸を願ってしまっていた。そんな歪な願いは、きっとこの世界だけでなく、現実でもあるのでしょうね。誰かが不幸になっても、自分が幸せになれるわけじゃない。その事をちゃんと、忘れないようにしたいです。
作者からの返信
《神様》によって引き起こされた惨劇は、城壁を壊したという点ではとても大きな意味があったのでしょう。壁がなくなった後、この世界がどう変わっていくのか。最後まで見届けていただけると嬉しいです。
コメントありがとうございました!
惨劇を起こした神様ですが、元々そうなったのは歪んだ人の願い。そしてその歪んだ願いも、元はただ幸せを望む純粋なものだった。
人の心が、いかに悲しみや不幸によって染まりやすいか思い知らされます。
ですがだからこそ、希望を望む純粋な願いは尊いのかもしれません。王都の人間を助けるスラムの人達がとてもまぶしく見えました。
たくさんのものが壊れてしまって、だけどそんな中でも、新しい希望が生まれてきたような気がします。
作者からの返信
願いは幸せも不幸ももたらす、人間にとって諸刃の剣のようなものなのかもしれません。そこから生まれた悲劇もありましたが、こうして希望も生まれていく。どちらに転ぶかは、結局人間次第なのでしょうね。
コメントありがとうございました!
「王様」から真の名前の「マナ」になっていますね!
ようやく本当の願いを見つけられたからでしょうか。
妬み憎しみが本当の願いではなく、幸せを望んでいたのだと冷静に分析ができるようになった姿が、成長した「大人」のものに見えて、頼もしさを感じました。
王様の長い髪が切り落とされるシーンが良かったです!
王都とスラムの壁がなくなり、人々が手を取り合う場面に嬉しくなりました。
作者からの返信
王様の髪が切り落とされるシーン、誰も何も言ってらっしゃらなかったので気づいてもらえなかったかと思っていました😅
個人的に好きなシーンだったのでそういっていただけて嬉しいです!
長く続いた王様の願いの結末までもう少し、お付き合いいただけましたら嬉しいです。
コメントありがとうございました!