外伝:死霊術師と狂人教師❦白姫花織十八歳。為家君への愛は誰にも負けない自信があるのでどうかパーティに入れてください!!❦

【三人称視点】


「…………お前は何者だ?」


 全てを無かったことにして再度質問してくる捷利。


「いや、何者って言われても、俺も知らない。お前らも知らない。つまり、赤の他人ってことでオーケー?」


「オーケーじゃないよ!! なんで為家君も反論しないのよ!! 捷利君、為家君だよ!! 迷宮で行方不明になっていた為家君が生きていたの!!」


「う、嘘だ。為家は死んだんだ。そうだろ? みんな見てたじゃないか。生きてるわけない! いくら白姫さんでも言っていいことと悪いことがある!」


曹操そ〜そ〜、その為家って人は多分死んだんだよ。俺は為家Ⅱってことでいいんじゃないか? なんか面倒だし。つまり赤の他人。俺達は地球に帰還するために急いでいる。そちらさんは魔王討伐のために頑張っている。つまりお互いのために干渉しないことが一番、それじゃあadieu!」


「ま、待ちなさいよ! 為家君なんでしょ! 為家君が迷宮の中で行方不明になって、白姫さんがどんだけ悲しんでいたのか!! それなのに、なんでこんな言い方をするの!!」


「あっ……ちょっとずつ思い出してきた。無駄イケメン勇者タイプ思い込んだら超特急の天河捷利君と、天河パーティの山王寺小三治君、高御堂雪村君、小柴徹君、二ツ杁深雪さん、高嶺の花の白姫花織さんだ。凄え! 思い出せたよ!! しかもフルネームだ」


『あたしメリーさん。ご褒美によしよししてあげるの』


「いや、いらねえ。ってか、鬼畜人形幼女メリーさんに子供扱いされる俺って何!? ……ってか、なんで白姫さんが俺が迷宮で行方不明になって悲しんでいるのか前後関係がさっぱり……ん? この展開、どっかで読んだ気が…………あっ、はいはい。でも、それは流石に自意識過剰じゃないかな? という訳で、白姫さんが実は俺に一目惚れしていたっていう可能性は真っ先に排斥して、改めてadieu〜」


「いや、なんで真っ先に排除するのよ!! ……ぜぇぜぇ。絶対におかしいよね。迷宮で行方不明になる前は普通に会話が成立していた筈」


『あたしメリーさん。なんなら召喚前からずっとこんな感じよ? 迷宮に落ちて這い上がってくる時に変心したってことはないし』


「同意でござる。まあ、拙者は助けてもらう前を知らないのでござるが、ずっとこんな感じだったと思うでござるよ? 白姫殿が何も知らないのではござらんか? プスクス」


「というか、そもそも貴女達はなんなのよ!」


『あたしメリーさん。為家さんの家にあった人形の付喪神で為家さんの守護霊、そして嫁なの!!』


「いや、違うよ! いつから嫁になったんだよ、鬼畜人形幼女メリーさん!! どっちかっていうと悪友って感じじゃないかな?」


「拙者は御子左優姫。為家殿を師と崇めるくノ一見習いでござる! 拙者と為家殿の関係は自●也とナ●トの関係のように深く……」


「とにかくお前は忍者ネタから離れろ! というか、今度はジャンプの漫画!? 教えた記憶が……」


 うん、あるような……ないような……。


「まあ、とりあえずそういうことで……」


「待て……百歩譲ってお前が為家ということは認めよう。だが、もしそれが事実ならお前には共に魔王を倒すために戦ってもらわないといけない。俺達は魔王を倒すために召喚された。魔王がいる限りこの世界に巣食う悪は消えない」


「はあ……お前らって馬鹿だよな。それに、もし仮に魔王を倒したとして本当に帰還できると思うのか? お前らがやろうとしているのは正義の行動じゃない。まあ、仮にそれで地球に帰れるのなら全力で手伝ってやるが、残念ながらその説は高槻斉人さんによって悉く排除された。正義を執行したいなら好きにすればいい、止めないよ? でも、お前らがやろうとしているのは人殺し。俺も帰還に必要ならするけどさ? 例えば今ここで邪魔をするお前らを【投擲】で滅ぼすとか? ……優姫さん、こいつらの相手は俺がするから今のうちに情報の回収を。メリーさん、念のために【奥義・包丁乱舞】の準備を整えておいて。……さて、俺は地球に帰還したい。そのためになら例え悪の秘密結社の手でも掴むつもりだ。まあ、高槻さんにとっては悪の組織でも俺が探している人はまともな人みたいだけどな。高槻さんも自分よりは信用できるって言っていたし……ってか、今思うとそれでいいのかって話だよね?」


「悪に堕ちたか、尾藤為家!!」


「これ以上話が拗れると面倒だから、捷利君は黙っていて!!」


「なっ、なんで止めるんだ! 白姫さん、こいつは悪人だぞ!!」


『あたしメリーさん。修羅場なの! このままどさくさに紛れてある意味元凶天河捷利恋敵白姫花織を殺すの!!』


「おい、メリーさんちょっと待て! いや、話拗れるから! 余計面倒な方向に進むから! それに殺すなら暗殺に限る。こんなのところでやったら俺らがやったってことがバレバレだから」


「そうです! やるなら裏通りなどの人が少ないところで遠慮なくやっちゃってください! ここでやると傭兵職業安定所ハローワークの方で皆様を指名手配しなければなりませんので……正直面倒です」


「って、受付嬢さん。ここ止めるとこ! 後なんで他の傭兵も見て見ぬ振り!?」


『あたしメリーさん。ツッコミまくって疲れていると思うから少し休むといいの』


「いや、主にお前のせいだからな、メリーさん!!」


 元凶のほとんどはメリーさんなのになんでお前が慰めるんだよ! マッチポンプじゃねえか! と内心で突っ込む為家。実は為家自身も混沌な状況を生産していることには気づかないのであった。


「情報収集、終わったでござる! 流石はストロングニート。お金を渡したらすぐに情報をくれたでござる。……ただ、見たという情報があっても一ヶ月前とか一年前とかだったでござるが」


「いや、誰が相手構わずばら撒けって言った!? 情報量に合わせて払うんだよ!! というか、ストロングニートってディスっても結局俺達もストロングニートってことになるから天に唾吐くような真似はやめろ!!」


 ……全く、これだから金銭感覚のないお子様はと思う為家だが、為家自身も人にとやかく言えるような金遣いをしている訳ではない。


「あの……為家君、ついて行っていいかな?」


『あたしメリーさん。新しいメンバーは募集していないの!!』


「いや、なんでメリーさんが答えているの? うちは出る者拒まず、入る者拒まずとスタンスだから好きにすればいいんじゃない?」


「いや、軽いでござるな! クラスの高嶺の花でどう見てもヒロインキャラでござるよ! 普通、パーティに加わるのならそこそこの試練が……」


「というか、それを言うなら元凶のなんちゃって不良共が障害なんじゃね? 全く、なんで次から次へと仕事を増やしてくれるかな? ただでさえ地球に帰還するために難題を果たさないといけないというのに……」


『あたしメリーさん。今から城に乗り込んで召喚した連中となんちゃって不良共を八つ裂きにしてくるの!』


「ねえ、メリーさん。どう考えても面倒なことにわざわざ関わりに行く必要はないと思うんだけど」


「ま、待て! 待ってくれ! 意味が分からない。ま、待て! 待ってくれ! 意味がわからない。何故悪に堕ちた為家に花織が付いていくる えっ? どういう事なんだ? 何をどう間違ったら、いきなりそんな話しになる? 為家! お前、いったい花織に何をしたんだ!」


「ああ、もう面倒だ。優姫さん、俺ら二人で逃走を図ろう。なんか状況がカオス過ぎて面倒になった」


『あたしメリーさん。なんで置いていくのよ! あたしは為家さんの正妻よ!!』


「私のことを連れて行ってくれる的なことを言ったよね! なんで嘘をつくのよ!!」


「いや、主にお前らのせいで面倒ごとに巻き込まれているからだよ!!」


 その後、紆余曲折を経てメリーさんの再介入と白姫の加入が決まり、為家の目はより一層死んだ魚の目に近づいていくのであった。



「な、なんで為家が生きて……それに、白姫さんと一緒に旅をしているだと!! 話が違うじゃないか!!」


「と言ってもね……僕にも何がなんだが……というか、捷利君も白姫さんの後を追っているみたいだし、本当にウザいよね、アイツ。なんで生きているんだろう?」


 武から怒り混じりの報告を聞き、英里は露骨に嫌そうな表情を見せた。

 まあ、肝心の為家に白姫とくっつく気配は全くなく、新たに増えたメンバーと既存メンバー(主にメリーさん)の引き起こす喧嘩? のせいでストレス性胃腸炎を悪化させているのだが……。


「これは……少し早めに手を打っておいた方が良かったかもね。【降霊術】を極めてからの方が確率が高いと考えて先送りにしていたのが間違いだった。まあ、【降霊之王】に進化させた今なら事に動いてもいいとは思うけど……」


「だが、問題はどうやって連中を誘い込むか、だよな。白姫さんがこの城に戻ってくるのがベストなんだが……」


屍傀儡兵デス・ソルダートを万全の状態で使うのなら、この城でやるのが一番だからね。正直移動させるのが面倒だし、怪しまれる」


 武と英里の意見は一致している……が、あくまで机上の空論。こうなったらいいのにな、の領域であり、実行に移すためには為家達を城に呼び寄せるというハードルを越える必要がある。


「とりあえず、ここはお互い持ち帰って作戦を用意しておくということで」


「おう……それじゃあ」


 元々武と英里はお互いの目的を果たすために手を組んだ……本当にそれだけの関係だ。

 いつでもいざという時にお互い裏切る腹づもりをしている。


 だが、最早状況は二人が当初予定していたものから大きくかけ離れたものになっている。

 足の引っ張り合いをするよりも本気で共闘する必要があるかもしれない……武も次第にそう思うようになっていた。


 武は城の中を歩いていく。上は王族から下はメイドや従者、更にクラスメイトのほとんども英里の力で支配された。

 最早この国は英里と英里と共に行動する武の国だと言っても過言ではないだろう。

 だが、二人の目的は国の支配ではない。英里は捷利を、武は白姫を手に入れることであり、国の支配はその通過点に過ぎないのだ。


「しかし、これだけ英里が動いたってのに、まだ屍傀儡兵デス・ソルダートになっていない連中がいるなんて驚きだよな」


 その中にはあの畑山愛梨子の名もある……白姫を手に入れた暁には可愛らしい畑山も側室ぐらいにはしてやろうと下卑た笑みを浮かべていたのだが……。


「……鷹爪武……様」


 武は部屋に戻る途中、予想外の人物に遭遇した。

 屍傀儡兵デス・ソルダートになっていない同級生――確か、嵯峨巽というまりちゃん先生親衛隊のメンバーだった筈だ。


 しかし、様子がおかしい。明らかになんらかの恐怖に怯え、声も震えている。目の焦点も合っていない。


「へえ……よく生き延びたな、巽」


「ご主人様が……お待ちかねです。お一人で、こちらに」


 まるで余計なことは言うなと言明されているようで、辿々しく言葉を発すると、ふらふらと薄暗い廊下を歩いていく。


「ちっ、ついていくしかねえか」


 巽の後を追い、武も廊下を歩いていく。

 数分歩き、辿り着いたのは王の間だった。巽は扉を開けると、武を促す。

 その中に居たのは――。



「ようこそ、何やら楽しいことをしているようだね。できれば私も混ぜてもらいたいのだが……」


 身長百八十センチの長身。ボブカットの髪はそのままだが、明らかに妖艶さが増しており最早別人にすら見える。

 だが、その顔立ちはどことなく畑山愛梨子に似ていた。


「愛梨子……先生?」


「いや、私は畑山魔梨子だ。愛ではなく魔と書いて魔梨子。畑山愛梨子とは私のもう一つの人格であり、私の協力者であり、私の唯一無二の親友……そう呼ぶに相応しい相棒だ。彼女は消えた訳では無い。だが、君達の幻想――生徒想いの教師というのは偽りだ。そこの親衛隊とやらと同じように早く幻想を捨てることだね」


 残る親衛隊も全員がその場に集結していた。そして、その表情は判で押したように巽と全く同じものになっている。


「君達の目論見は知っているよ。その上で、私も協力したい。為家達を呼び寄せたいんだろ? まあ、私が手を下すまでもないが……そうだな。確か英里は工房の連中を洗脳していなかっただろう? アイツらを利用しよう……ああ、安心してくれ。英里と違って私は対価を求めない。勝手にもらっていくからね」


「あ……アンタは、一体……」


「私か……そうだな。ただの教師……まあ、欲望には忠実であるし、生徒のことは二の次だし、少々関係が拗れて魔法の国の魔法少女の戦闘サークル《魔皇會》を放逐されたことはあるが……まあ、ごく普通の人間だよ? しかし、《魔皇會》に居た頃は素晴らしかった。好きなだけ血湧き肉躍る戦いを繰り広げることができたからね。放逐されるくらいなら一度【魔皇】とバトリたかったな。と、それからは精々暴力団を潰すのと夏季休業中や冬季休業中に紛争が起きている地域に旅行してどちらにつく訳でもなく手当たり次第に死体を量産していくくらいしか楽しみがなかった……魔法の国も黙認してくれていたし、畑山愛梨子も骨を折ってくれたみたいだからね。でも、異世界に来れば世界のルールが変わる。今までにない力も得たし、私が楽しむためにはこれ以上ない世界だろう? 君もそう思わないかな? 鷹爪武?」


 武には魔梨子と名乗った女の考えていることが全くと言っていいほど分からない。

 だが、危険な存在であることは間違いないだろう。


 ――この女は武や英里のような小物ではない、本物の外道だ。そんな存在を相手にせるのに武では当然力不足……張りあえる筈がない。


「さて、鷹爪武。私と組む気はないかな? 嗚呼、勿論拒否権はないよ? 後、英里にも私と組んだことは言わないでくれ。いいかい? これは既に決まったことだ。もし逆らえば……分かっているよね?」


 魔梨子の仄暗い笑みに、武も引き攣った笑みで答えた。

 かくして、チンピラと死霊術師ネクロマンサーの陰謀は、一人の教師の登場によって大きく形を変えていく。


 これこそが、ハンリッヒ教国崩壊事件――別名“血の鎮魂歌ブラッド・レクイエム”の序章となるのだが、それを知るのは武と愛梨子、愛梨子の僕となったまりちゃん先生親衛隊だけであった。



『あたしメリーさん。為家さんが最近体調が悪いのは全部白姫とかいう雌犬ビッチのせいなの!』


「何を言っているのか? 貴女のせいでしょ! 鬼畜人形幼女メリーさん!!」


「いや、お前ら全員の責任だろ!! 俺達は【影法師】って人を探しているのであって、世界を笑いで満たす面白連中になりたい訳じゃない!」


 顳顬こめかみを抑えながらやれやれだぜという表情を浮かべる為家だが、実は為家もメリーさん、優姫、白姫には劣るもののカオスな笑いを生産しているのであまり他人のことをとやかく言える立場ではない。


「ってかまた湧いてきたぞ? ってことで小遣い稼ぎがてら徹底的にぶっ潰すか。毎回恒例一番討伐数が少なかった奴が全員分の飯を奢るということで」


『あたしメリーさん。楽勝なの!! 勝って優姫か雌犬ビッチに飯を奢らせるの!!』


「今日こそは、メリーさんに飯を奢らせるでござる!! 拙者、絶対に負けぬでござる!!」


「いや、ちょっと待って! 私、聖女ラ・ピュセルだから戦闘なんて……」


『あたしメリーさん。そんなこと知らないの! 倒せないなら飯を奢ればいいだけだし、嫌ならパーティから出てけばいいの! というか、出ていってくれた方がありがたいの!!』


 為家達のパーティをS級足らしめているのは、そのスパルタな独自ルール故である。

 回復職も攻撃職も関係なしの討伐数競争――しかも、リーダーの為家を含めて全員強制参加で、一切の忖度なしで払う時は払うルールなので誰も文句を言うことはない。


「じゃあいくぞ。【陰遁・影縛り】、【陰遁・手裏剣超分身】」


 【陰遁・影縛り】で伸ばした影で魔獣の群れを捕らえ、【陰遁・手裏剣超分身】で増殖した手裏剣で一斉攻撃を仕掛ける為家。

 【陰遁・手裏剣超分身】は手裏剣を投げてから命中するまでの間、手裏剣の耐久力を手裏剣の数で割った分低下させる代わりに、その数の手裏剣を顕現するというものだ。

 当然、分身を一つ生成する度に手裏剣は紙装甲のように脆くなっていく訳だが、為家の極められた【投擲必中】は、その脆さを感じさせないほど圧倒的なダメージを叩き出している。


『【奥義・包丁乱舞 極】なの! 喰らえなの!!』


 メリーさんは【奥義・包丁乱舞】が強化された【奥義・包丁乱舞 極】を発動し、縦横無尽に包丁を飛ばす。


「忍法・火遁 業火滅却の術」


 一方優姫は大きく息を吸うとともに灼熱の嵐を解き放った。

 魔獣どころか草原も焼き尽くされ、後に残るのは焼死体と焼け野原。


『あたしメリーさん。新しく身につけた一発芸を披露するの! 【あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの】』


 一瞬にしてイェスハウンドの背後に回ったメリーさんが、絶対零度の一瞥と共に出刃包丁を振りかざす。


「おっ、空間移動を習得したのか。背後に移動することしかできないのが残念だが、かなり戦術が広がりそうだな。では、二番! 【神速錬成】・【変質錬成】・【土壌錬成】――《対城兵装・エレクトリカルオルガノン=ガトリング》」


 為家が地面を触ると一瞬で変化し、十砲身のガトリングレールガンを一つの砲身と見立てた十砲身ガトリングが現れ、電磁加速された弾幕を魔獣達に向かって放つ。


「これ……やばいな。【神速錬成】・【変質錬成】・【土壌錬成】のコンボで実質土からなんでも作れるようになったけど、10×10ガトリングレールガンとかないわ〜」


「では、三番! 拙者は……忍法・火遁/水遁 水蒸気爆裂の術」


 優姫が印を結んだ瞬間、発生した水蒸気が魔獣を包み込み、そのまま大爆発を引き起こす。

 その後も為家、メリーさん、優姫の蹂躙劇は続き、結局やっとのことで魔獣を一体倒した白姫がその日の食事代を出すことになった。


 なお、調子に乗りまくった三人は、その後傭兵職業安定所ハローワークの受付嬢が報告書を読んで目をひん剥く中SS級に至り、ますます白姫の肩身が狭くなり、恋の炎に燃える白姫が人知を超えた努力を続けて奇跡の変貌を遂げ、パーティの強力なアタッカーの一人となるのだが、その詳細については割愛するとしよう。

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