5.出会い
次の日、昂宗は大学を休んだ。
音のない世界は昂宗にとってまるで異世界だった。その日、一刻も早くその世界を知るために、昂宗は冒険に出かけたのだった。
しかしながら、昂宗はその異世界にすぐに適応した。皮肉にも音楽を利用し続けたことが幸いし、音など存在しない世界を昂宗はすでにかなりの時間過ごしていたのだ。おかげである程度の読唇術が身に付いており、多少の言葉ならば拾うことができるのだった。
そもそものところ、声による会話がなければ他者とのコミュニケーションは成立しないだろうか? そんなことはない。表情、視線、動作、行為。声以外のあらゆる要素をもって人は他人と意思の疎通を行う。『目は口ほどに物を言う』ということわざがあるぐらいである。
ましてや友達がいない昂宗のことだ。ここ最近会話をした記憶すらない。大したことではなかった。些細な買い物なら商品をレジに持っていけば昂宗の意思は伝わる。外で食事をとるときもメニューを指させばいいだけだ。
そういうわけで、日常生活においては、大きな支障はなかったと言っていいだろう。あっけの無さに昂宗自身、かなり驚いた。
それでも、音楽を失った昂宗のショックというものは計り知れないほどで、まさに『絶望』だった。大学入学当時の昂宗であったならば、立ち直ることなどできずにおそらく自殺していただろう。
しかし、今の昂宗は違った。
冒険に出かけて改めて認識した。自分の耳が聞こえなくなろうが何であろうが、時間はチクタク進み、世界はグルグル回る。昂宗にどんな不幸ことがあっても世界には知ったことではないのだ。世界は——人々は自分たちが楽しければケラケラ笑うだろうし、悲しくなったらシクシク泣くだろう。腹が立てばカッと怒るだろうし、いいことがあったらワッと喜ぶだろう。けれどそれは昂宗の知ったことではない。
今までテレビで見たどんな凄惨な事件も不幸な事故も、昂宗は思うところあったが、それだけでなんの関係もなかった。きっとその日も、昂宗はギターを弾いて楽しんだだろうし、また友達と馬鹿やって笑っていただろう。それと同じことである。
なにより、昂宗にとっての音楽はそもそも始まっていなかった。別に生きるために必要なものではなかった。それをわかってしまったことが、かえって昂宗を強くした。
人生は生きている限り、ずっと続いていく。確かに長いが、無駄にしていい時間なんてない。無いものに縋りついている暇はない。今できることに全力を尽くすことが一番大切なんだ。
むしろちょうどよかった。迷惑していたんだ、『音楽』というやつに。なんて思いながら、昂宗はいともあっさりと切り捨てたのだった。
いまの昂宗に出来ることは勉強だ。学生の本分は学業。
誰に頼るでもなく、全力で講義に食らいついた。大学の教授たちは高校までの先生と違い、いちいち大切な部分をピックアップし、わかりやすくまとめて板書してくれない。彼らは「教育者」ではなく、「研究者」だからだ。黒板にガシガシと書き殴った汚い文字と口の動き、たまに参考資料として配られるプリントと、教科書として買わされた本を頼りに、とにかくがむしゃらに挑む。昂宗にとってまさに戦場。気を抜けば文字通り必死である。
ただ、板書も何もなくひたすら口頭だけで講義を進める教授には、太刀打ちできなかった。偶然にもその教授が理解のある人であったことが幸いして、昂宗が事情を話すとお願いするまでもなく、講義内容をまとめたプリントを作ることを提案してくれた。他にも支援すると言ってくれた。とても嬉しかった。正直なところ、縋りつきたかった。しかし失礼の無いように、丁寧に断った。
確かに、周りの他人に事情を話せばこのように心配してくれる人はたくさんいるだろう。優しくしてくれる人も、支えになってくれる人も。そこにつけ込めば友達だってできるかもしれない。もっと楽に生きていけるのかもしれない。
それでも結局のところ、自分の人生を生きていくことは誰も代わってくれない。誰も自分を変えてくれない。それに、もしそれに甘えてしまえば、もう二度と戻れない気がした。自分でできる限りは自分でするということを忘れたくなかった。
そのかわりに他に参考となる教科書を数冊推薦してもらい、それらも買って自力で勉強した。
昂宗の生活は変わった。
朝早くに大学にやってきて予習に取り組み、それから講義を聞いて、講義が全て終わっても遅くまで大学の図書館にこもって勉強をし、キャンパス内の
昂宗の生活は好転したのだ。どういうわけか、以前よりも充実した日々を送っていた。それに気がついた時、昂宗は大声で笑った。そして飾り物となったギターを見た。
やはり、これは神様からの贈り物だったのかもしれない。無能な昂宗を音楽という呪縛から解き放つために、Muneがかけてくれた魔法だったのかもしれない。
冷たい手で、無感情に昂宗はギターを撫でた。ギターはもっと冷たかった。
昂宗が音を失って、1ヶ月が過ぎた。
はじめの頃は何も考えたくなくてガリガリと一心不乱に机に向かっていたのが、今ではすっかり楽しいから勉強をしている。もともと昂宗は勉強が嫌いじゃなかった。高校で音楽をやめた後、友達の前では「ダルいダルい」と文句を言いながらも、ひとり陰ではひっそりと勉強に打ち込んだのである。
昂宗は何となくカッコいいからという理由だけで法学部に入ったのであるが、それも正解だったのかもしれない。法律の知識を頭に入れて、それを事例問題に応用して解決する。それだけのことであるが、なかなか奥が深い。
勉強すればするほど、身近にある何でもないものが、実は細かく法律で定められていることに気が付く。世の中のあらゆるものに法律が潜んでいることが見えてくる。そういうこともあって、勉強する意味がわかりやすかった。そして自分は勉強しているんだという実感がはっきりとあった。どんどん自分の世界が広がって行く感覚が気持ちよかった。
その日も昂宗は集中して教授の講義を見ていた。その時の昂宗には、講義内容以外のものはまさに眼中にない。周りの人に注意を払う余裕はない。人が溢れる講義室にいる時に声を掛けられたところで、気づくはずがなかった——それが仮に講義中じゃなかったとしても——。
だから突然トントンと肩を叩かれた時は飛び上がって驚いた。その時、ガンッと肘を後ろの机でかなり強めに打った。教壇で熱弁をふるっていた教授は邪魔をされたことが不快だったのか、昂宗に煩わしそうな視線を向けた。おそらくジャーキングとでも思われたのだろう——昂宗が居眠りなんてできるはずないが、そんなことは伝わらない。とりあえず昂宗は申し訳なさそうにペコリと会釈しておいた。それからズキズキ痛む肘をさすりながら振り返る。そこには昂宗を見てクスクスと笑っているかわいらしい女の子がいた。
『大丈夫?』
そう口が動いたように見えた。
黙ってコクリと頷き返す。
スーパーの店員とのつり銭のやり取りを除けば、長らく人とコミュニケーションを取っていなかった昂宗は、オドオドして目を伏せてしまった。この人はなにがしたいのだろう。それを自分はどう問えばいいのだろう。昂宗の頭がグルグルと回っているところで、彼女はスッと筆箱を差し出してきた。それは昂宗のものだった。一度振り返って自分の机の上を見ると確かに筆箱がなかった。視線を戻すと、
『落としたよ』
彼女は確かにそう言った。
礼も言わずに、昂宗は筆箱をパシッと奪うように取って前に向き直る。
ああダメだ。自分はとても嫌な奴だ。よくしてくれたのに失礼な態度を取ってしまった。ただ、久々に女の子に話し掛けられて、ドキドキして落ち着かなかっただけなのに。昂宗はひどい自己嫌悪に襲われたがもう遅い。そんなことを後ろの彼女に弁明したところで、余計に気持ち悪いだろう。今の『感じ悪いやつ』という評価の方がまだマシな気がした。
そうこうしているうちにも、どんどん講義は進んでいって、ハッとしたころには完全に講義に置いて行かれてしまった。もう内容に追いつけない。昂宗は半ばあきらめて、適当に板書だけしておく。わからないところは後で教授に直接話を聞くことにした。流して講義を受けていると、いつもよりも九〇分は長く感じた。
講義が終わったので、教授に質問に行こうと立ち上がると、トントンと後ろから叩かれた。
またしても、さっきの女の子だった。
何かを言っている。さすがに脈絡がなさすぎるため、頑張って口の動きを追ってもわからなかった……というよりも昂宗はドキドキ緊張して読唇に集中できないだけであった。やっと止まった彼女の口の動きを見て、
『あー……、えっと……、さっきはありがとう。それじゃあ、行くから』
脈絡なんて知ったこっちゃない。どういう会話の流れだったとしても何となく伝わるだろう。『あー……』、『えっと……』、『あの……』、『それじゃあ』は魔法の言葉だ(ちなみにポイントは『……』の部分である)。文章の頭に付ければどんな会話を相手にしても誤魔化せる。昂宗はできるだけ自然に発音したつもりで言った。それが彼女に届いたのか確認することもなく、荷物をサッとまとめて逃げるように講義室を後にした。教授に質問することはできなかったがやむを得なかった。
次は空きコマであるため、昂宗は早めの昼食にすることにした。学食はお昼休みだと混み合い、聞こえない昂宗には非常に危険だ。何より人込みは嫌いだ。
みんなが次の講義へ移動してゆく中、昂宗だけが学食の方にトコトコ歩いていく。この時間は空いているがまばらに人もいる。昂宗のようにひとりで食事をとっている学生が多い。遅めの朝食なのか眠そうにカレーライスをムニャムニャ食べている人が何となく気になった。この時間帯によく見かける人だった。相変わらず眠そうな割に重たいものを食べている。
昂宗もカレーライスを選び、適当に席に座った。
すると対面の席に誰か座った。どうしてスカスカの席でわざわざと思ったが、視線をあげると先ほどの彼女だった。
昂宗はまた飛び上がって驚いた。彼女はフルーツヨーグルトとマカロニサラダを置きながら、またクスクスと笑う。
『どうしたの?』
彼女の唇はゆっくりはっきりとそう動いた。
どうしたもこうしたもない。なぜここにいるのか。ただ、やはり昂宗にはそれを彼女に問う方法が思い浮かばなかった。またもオドオドと戸惑っていると、
『もしかして、わたしのこと気づいていなかった?』
昂宗は素直にコクリと頷いた。
彼女は大きく口を開いて笑った。そして口をパクパクさせた。早すぎて読み取れなかった。たぶん、自分のことを揶揄ったのだろうと、昂宗は思った。
昂宗が反応を返さずにカレーをパクパク食べ始めると、しばらくしてから彼女は昂宗の目の前で手をフルフルと振った。
彼女を見るとルーズリーフとマジックペンを握っており、キュキュッと書き終えてそれをこちらに見せた。
『もしかして、耳聞こえないの?』
彼女は申し訳なさそうに見せた。バチンと頭を弾かれたような衝撃を覚えた。バレた。どうしよう。バレた。
彼女は紙で口元を隠すようにしながら上目遣いでジッと昂宗の様子をうかがっている。金縛りにかかったように、昂宗はカチカチになって動けないでいた。
『ごめんなさい』
彼女は先ほどの文章を塗りつぶして消し、その下にそう書いて見せた。昂宗の身体はやっと自由になった。なぜか彼女はとても辛そうな表情だった。
ジワジワと嫌な汗が額から流れるのを感じながら、フルフルと首を横に振る。右手を差し出して、ペンとルーズリーフを貸してほしい、と示す。彼女は渡してくれた。それから手の震えを我慢しながら、キュキュッと書き込む。
『謝らなくてもいいです。こちらこそすみませんでした。あなたの言う通り、ぼくは耳が聞えません。最近聞こえなくなりました』
そうありのままを伝えることにした。
それを読んだ彼女はぎこちなく微笑んだ。見ているこっちが疲れてくるような無理をした表情だった。当たり前だ。さっき知り合ったような人間にこんなに重い話をされてもドン引きだろう。例えその話を始めたのが彼女の方からであったとしても。
昂宗は勝手に少し傷ついた。彼女と話すのは今日が最初で最後なんだろうな、と思った。そう思うとなぜかその傷口がジクジクと痛んだ。
一方で、開き直ってしまうことで、緊張が和らいだ。
『ところでどうしてついてきたのですか?』
スルリと話題を変えたくて、ルーズリーフに続きを書いた。
『それは君が「行こうか」って言ったから』
昂宗は上手く発音できていなかったらしい——おそらく『行くから』の部分だろう。いっぱいになったものを端に置き、彼女は新しいルーズリーフを取り出して、
『もしかしてついてくるのダメだった?』
新しく書いた。それを受け取って、
『断ったつもりだったのですけど、そう聞えたなら悪いのはぼくの方です』
彼女は安心したようにほっと一息ついた。
『自己紹介。わたしの名前は霧切 いな穂。(きりぎり)って読みます。実家から通っていて、出身の高校もすぐそこにあるのでこの辺りには詳しいです。大学には今年入学した一回生の一八歳です。法学部で、サークルとかは入ってません』
そう書いてから、いな穂は昂宗に差し出した。
『ぼくは須賀屋 昂宗(すがや たかむね)です。地方から出てきてこの春から大学近くのアパートで一人暮らしをしてます。霧切さんと同じ一回生で一八歳。さっきの講義、専攻科目でしたから言わずもがなですが、ぼくも同じ法学部です』
『そうなんだ! やった! 須賀屋くんはわたしの大学二人目の友達だよ!』
いな穂はものキャッキャとすごく嬉しそうに書いた。昂宗も嬉しくなって、久々に素直に笑った。笑い方を忘れていてぎこちなくなったのが分かった。
『ぼくは友達いなかったのでそう言っていただけると嬉しいです。でも霧切さんはそんなに明るくていい人そうなのに、意外ですね。たくさん友達がいるのだと思っていました』
昂宗がルーズリーフを渡そうとすると、いな穂は隣の席に移動してきて、
『そうでもないよ。わたし、全然いい人じゃない』
そう書いた。いな穂は俯いてしまったから、髪に隠れてその表情は見えなかった。ただ、これ以上は深く掘り下げるわけにはいかないようだ。昂宗が話題を探していると、いな穂がルーズリーフに続けて書いた。
『「霧切」って書くのは面倒でしょ? いな穂でいいよ。「穂」も面倒かもだけどね。あと敬語も禁止!』
『わかりました。わかったよ』
敬語をいちいち書き直しているのを見て、いな穂は笑いながら、「律儀だね」と呟いているのが分かった。
『講義って他に被っていたりするのかな?』
昂宗がそう書くと、いな穂はスマホを取り出して、時間割の画面を表示させたものを見せた。偶然にも多くの講義が被っていた。指をさして同じ講義を伝えた。
『結構同じなんだね。まあ1回生の前期ってまだ講義選択の自由度低いもんね。よかったらこれからは一緒に受けようよ。耳が良くないならなら講義聞くの不便だろうし、ノートも見せるよ』
昂宗は目から鱗だった。
そうか、友達がいればノートを見せてもらえるのか!
『ありがとう。ぜひお願いしたい』
勉強をサボる気はなかったけれど、やはり講義をきちんとまとめたノートの存在があるのは心強い。
『これからもよろしくね。ということで連絡先交換しない?』
スマートフォンにメッセージアプリのQRコードを表示させていな穂はすっかり準備万端の様子だ。
昂宗はスマートフォンを取り出してQRコード読み取りの画面を開く。最近はすっかり目覚まし時計兼キッチンタイマーと化していたスマートフォンである。このメッセージアプリを開いたのも、1カ月も前に高校の同級生から少し連絡が来た以来のことだった。
少し操作に手間取りながらも、連絡先の交換を済ませた。
昂宗はルーズリーフに書こうとした手を止めて、スマホにスッスッと文字を打ち込む。
『これからはこっちでやりとりするのが楽なんじゃない?』
そうメッセージアプリでメッセージを送った。
自分のスマホを確認していな穂は嫌そうな顔をしてから、新しいルーズリーフを取り出して書き始めた。
『目の前にいるのにお互いの顔も見ずにスマホでやり取りするとか、わたしは嫌』
でも紙とかもったいないし、と打ち込んだ文字を消して、
『わかった。次会うときはぼくも紙を用意しておくよ』
そうルーズリーフに書き込んだ。それを見ていな穂はにっこりと笑った。
ドキンッ。昂宗は胸が大きくはねたのが分かった。
昂宗はいな穂にバレないように小さくため息を吐いた。なんともまあ、短期間でえらく女性への耐性が落ちたものだと少しがっかりした。高校の頃は女友達だっていたし、中学の頃に限ってはファンさえいたのだ。それが今、ただ笑顔を向けられるだけでこの体たらくだ。情けない。
邪念を取り払う意味もこめて、カレー皿を持ち上げ、すっかり冷めてしまった残りをいっきにかき込む。口いっぱいに頬張りながら、勢いよく立ち上がった。
『出るの?』
いな穂がルーズリーフにそう書いた。昂宗はそれを見てコクリと頷いた。するといな穂もテキパキと荷物をまとめ始めた。大切そうにルーズリーフをクリアファイルにしまったのを見て、昂宗は少し嬉しかった。二人で学食を出るとキャンパス内はすでに学生で満たされていた。時間を見ればそろそろお昼休みだった。
たしか、もう今日の講義で昂宗がいな穂と同じものは無かったはずだ。
いな穂の方を見ると、『どうするの?』と大袈裟に口が動いているのが見えた。
お昼休みの時間は勉強をして過ごしたい。昂宗は図書館の方を指さす。伝わったようで、『わたしも』と返って来た。
キャンパス内を誰かと並んで歩く。昂宗にとっては初めてのことだ。いや、正確には学食まで移動するときが初めてだったのだろうか。他人に合わせて歩く方法もすっかり忘れている。ときどきチラリといな穂を確認したりしながら、図書館にたどり着いた。普段よりもはるかに長い道のりに感じた。
いな穂はPCエリアに行くようだった。自習エリアに行く昂宗は、入り口で彼女と別れて机に向かった。本来ならさっきの空きコマの時間にやろうと思っていた勉強に急いで取り掛かった。
あっという間に時は過ぎて、講義が始まる時間になった。図書室を出る時、いな穂にばったり会えるかもと期待したが空振り。肩を落として、トボトボとひとり、次の講義室に向かったのだった。
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