同居?

 6月の頭のことでしたか、たまに通る公園の木の根元に蟻の巣があったのでちょっと覗いてみました。


 アリの巣なんだからあたりまえですが沢山いました。が、その巣の中には2色の蟻が存在していました。


 1種はほぼ黒に近いこげ茶色。細かいありです。もう1種は黄色っぽい。大きさはほぼ同じです。

 あまりにも黒と黄色がフツーに混ざっていたので、ひとつの種類で別の色をしているのかと思い、変わったアリだなと写真を撮ってその場を離れました。




 で、別の日。仕事でスマホ内の写真を見返してこれを見た際「でもなんで2色なんだろう」とふと疑問に。

 

 ネットで調べると、「トビイロケアリ」などの巣をのっとる「アメイロケアリ」というのがいると分かりました。


 トビイロケアリは黒い方、アメイロケアリはその名の通りあめ色。だから仲間同士仲良く同居ってわけじゃなくて、乗っ取られてなりゆきで同居、みたいな形になっていたようです。

 へえー!


 

 ネットのまた聞きになりますが・・・


アメイロの女王がトビイロの巣に侵入

働きアリを殺してその匂いを体につける

仲間のふりをしてしばし何事もなく同居

1カ月後くらいからなぜかトビイロの働きアリが、自分らの女王アリを殺してしまう

トビイロに世話してもらって、アメイロがいっぱい増える

そのうちトビイロの働きアリが消える。アメイロ帝国の出来上がり



 ただし、最初の巣への侵入もやすやすとはいきません。トビイロの働きアリに返り打ちにされてしまうケースもあるし、うまく巣を乗っ取れても、後に他種のこういった「社会的寄生」を行う蟻に巣を乗っ取られてしまったり、ということがあるようです。



 しかし一つ疑問なのが、私の見たのは6月の頭。

 それより前に女王が結婚飛行を終え、最低でも1カ月前にはもうここに居たってことですよね、いや、この成虫の蟻の量だともっと前から居るのでは? 蟻だって生まれた時から蟻じゃなくて「幼虫」「さなぎ」の時期があるんだから……

 そうしたら時期が早くない? なに、もしかして越冬組なの?

 まあ5月も暑い日があったから蟻が飛んでもおかしくはないのかもしれないけど??

……ということでちょっと私の見たのが本当にこの辺の蟻なのかはいささか疑問です。


 

 一先ずそれは置いといて。

 蟻の世界にもいろんなことがあるんですね……

 人間のばあいは人種違えど仲良く平和に行きたいもんです。

 うーん、人のやってる事の方が物騒かな?



参考サイト:ありんこ日記 Antroom様 ・ Wikipedia

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