第六小節 グリュンエルデ特別自然保護区


「さぁ、着いたよ! レイちゃん」

「へぇ……ここがリンデのいう、自然保護区なんだ」


 リンデの学術調査に同行することになった私は、ロイゲンベルク王国から北東に位置する広大な森林地帯――グリュンエルデにある自然保護区を訪れていた。


 ここにはいわゆる絶滅危惧種やこの地方でしか見られない動植物が数多く生息しているらしく、一定の領域から内側へは、長く張り巡らされた空間結界によって幾つもの区域に分けられていて、専用の法具を所持していなければ中には入り込めないらしく、これまでずっと密猟者などの侵入者を阻んできたのだという。


「それにしても一昨日の夜からずっと雨が降り続いていたから、今日は晴れて本当に良かったね、リンデ」

「うん。それに雨が降っていると探索術の精度が落ちて、調査がやりづらくなるからね。えっとまずは第七区域の調査だから……こっちだね。行こう、レイちゃん」


 保護区に辿り着く前にリンデから聞いていた通り、道すがら目にする野鳥や草花、そしてその周りにはためている蝶々などは、そのいずれもがこれまでに見たことが無いほど実に鮮やかな色彩を纏っている極めて珍しい種類の生き物ばかりで、中には玉虫のような発色を示す見目美しい鳥の姿も見受けられた。


 そして私の少し前を歩くリンデは、そのまましばらく森の中を歩き続け、やがて私たちは、明らかに人工物と思しき塔が聳え立つ丘の上に辿り着いた。


「これってやっぱり鉄塔、だよね? けど、どうして森の中にこんなものが?」

「これは探索術ディテクション分析術アナライシスといった類の術効果を増幅させる機構を備えた塔でね、これによって術の効果範囲や観測の精度が飛躍的に向上するんだ。しばらくここで見ていてね、レイちゃん」


 リンデはそう言うと、自身の腰に巻いている革製の留め具に収めていた一冊の魔術書グリモアと思しきものを取り外し、それを右手に携えながら塔の土台部分に施されていた魔導陣の中央へと進み、その場で手にしていた魔術書を地面に置くと、彼女は両手を広げた格好を見せたまま両目を閉じた。


 するとリンデは矢庭に何らかの文言を唱え始め、しばらくしてそれを唱え終えるや否や、彼女はその左右の掌を自分の胸の前辺りで合わせると同時に、それまで閉じていた両瞼を真一文字に結んでいた唇共々、一気に開いてみせた。


「開け……審神者の天眼ダス・ヘルゼーヘン!」


 すると彼女の足元にあった魔導陣が青白い光を煌々と放ち始め、さらに地面にあった魔術書が彼女の顔がある辺りにまで浮揚して独りでに開くと同時に、その中に収められていたページが忙しく捲れて行くのが判った。


「魔術書が浮いて……? ひょっとするとリンデはあの不思議な術で、区域内にいる生き物たちの様子を把握しているのかな?」


 しばらくしてリンデの周りに広がっていた青白い光は急速に薄れていき、宙に浮いて開いたたままだった魔術書も元通りに閉じて、ゆっくりと地面に落ち着いた。


「ふぅ、一つ目は完了! これでこの区域内に住む、特定の動植物の個体数は漏れなく記録出来たはずだよ」

「えっ、本当に今のほんの短い間にそんなことを……?」


 リンデがほら、と私にさっきまで宙に浮いていたあの魔術書を見せると、おそらくこの区域周辺の地図と思しき地図に、あらゆる動植物の名前と個体数、その他諸々の情報がそれぞれ直接手書きしたように記されていた。


 リンデ曰く、魔導陣に施された複雑な魔紋ロガエスの一つ一つが、探索対象の組織液など身体の一部を使って調合した特殊な液体を用いて描かれていて、また陣自体に撥水はっすい処理を施すことで雨風に曝されても簡単にはその紋様が劣化しないようになっているのだという。


「すごいよ、リンデ。魔術の中には、こんな風に使うものもあるんだね」

「ふふ、ありがとう。私は攻撃用の魔術がからっきしな分、こういうところで個性を光らせていかなくっちゃ、居場所が……ね。それと、他にも区域ごとにこういう観測地点があるから、其処を目指してどんどん歩いて行こ!」


 そうして三箇所目の鉄塔を訪れた時、私たちは塔の上部に何らかの物体が乗っかっていることに気が付いた。そこで私が目を凝らすと、間もなくそれがお椀の形をした、少し大きめの鳥の巣であることが判った。


「あっちゃあ……あんなところに鳥の巣があるだなんて。この鉄塔自体には何の影響もないけれど、巣がちょうど術の増幅を担っている重要な箇所に造られてあるから、このままだと何らかの干渉を起こして、観測精度が低下しちゃうかも」

「……となると、巣を撤去しなくちゃいけない感じ、なのかな? けど確か鳥の巣って勝手に動かしちゃ駄目なんだよね? 何だかそういう決まりがあるとかで」

「うん。ただ今の時期的に考えて、繁殖とは関係のない造巣に違いないから撤去しても問題はないはずだけど……せめてもう少し下の方にあればなぁ。こちらの都合で勝手に取っちゃうっていうのはどうにも」

「ん……ねぇリンデ。私、巣を移動させてこようか?」

「えっ、レイちゃんが……? けど、この塔はかなりの高さがあるし、巣は梯子ではいけない場所にあるから、流石にちょっと危険なんじゃ――」

「ふふ。このくらいなら大丈夫。前にメルたちと外で修練した時は、高い木の上にも登ったし、ほら、私もともとは翼があったから……高い場所は平気なんだ」

「そっかぁ……じゃあそのお言葉に甘えて、お願いしてもいい?」

「もちろん。任せて」

「あ、レイちゃん。巣を動かす前に一応この手袋をしておいて。巣自体に厄介な虫がついている場合もあるから、念のためにね」


 リンデから手渡された手袋をした私は、背負っていた弓と矢筒とを近くに下ろして軽く体をならしたあと、メルたちに習った通りにして自分に身体強化の魔導を施し、鉄塔の根元から巣のある上部へと向かって張り巡らされた鉄骨の中を素早く蹴って幾度となく飛び移ながら、やがてその巣に手が届く位置にまで辿り着いた。


 塔の上から俯瞰ふかんする眺めは何とも見晴らしが良く、赤や黄色に美しく色づいた森を全方位に渡って一望出来る場所で、とても心地の良い風が頬を撫でていった。


「本当、眺めは最高だけれど流石にリンデをここへは連れて来れないよね。さて、巣の中は……うん、何もない。これなら動かしても問題なさそう」


 そして私は巣を壊さないよう、リンデの言う増幅器と思われる場所から慎重に取り外し、右腕を使ってそれを抱え上げると、風などの影響にも強そうな良い塩梅の位置に巣を嵌め込もうと考え、適した場所の見当を付けてから塔の中頃へと移動した。


「リンデ、この辺りでいいかな?」

「うん! その辺なら全然大丈夫だよ!」


 程なく鳥の巣のお引越しを完遂した私は、来た時と同じようにして塔を下り、そのままリンデが立っていたところにまで戻った。


「お疲れさま、レイちゃん。巣を動かしに行ってくれて本当にありがとう。私じゃあんな風に塔を登ったり出来ないからとっても助かったよ」

「うん。また、いつでも言って。ふふ、上にまで登っていったおかげで、素敵な眺めを独り占め出来たし、リンデの役にも立てて一石二鳥ってところかな」

「あっ、独り占めはずるいよ、レイちゃん! 私も見たかったなぁ」

「むぅ……私に翼が残っていたら、リンデを抱えて上まで行けたのにな……」

「……ふふっ、ありがとうレイちゃん。その気持ちだけで十分嬉しいよ。それに、私なんて抱えたらきっと腕が疲れちゃうよ。あはは」

「うぅん、そんなことないと思うけどなぁ……リンデ、ちょっとごめんね」

「えっ、レイちゃん? きゃっ……!」


 私は、ものは試しとリンデの身体を横にして抱き上げてみた。すると彼女の華奢な身体は思っていた以上に軽く、それは地面に落とせばすぐに割れてしまう硝子細工のように、何処か儚い存在であるようにも感じられ、そしてまたそこに不思議と愛おしさのような感覚が、自分の中に湧いてくるのがとっても不思議だった。


「ほらね、リンデ」

「すごい……レイちゃんって、本当に力持ちさんなんだね!」

「ううん、私はただ魔導で力を強化してるだけだから、大したことなんてないよ」

「それでも。こうして抱えられていると、レイちゃんのことがすっごくたくましく感じられて……何だかその、不思議な気分になってくるよ……」


 そう言うリンデと不意に目が合って、その唇が自分のそれとすぐ近くのところにあり、引き寄せればすぐに届いてしまう距離にあることを意識すると、途端に胸の奥から熱がおこり始めて、自分の顔が熱くなってくるのが感じ取れた。


「ご、ごめん。いつまでもこうされていたら、リンデも恥ずかしいよね」

「え? 私は別にそんなこと、無かったけどなぁ……」


 何だか名残惜しそうな表情を浮かべていたリンデをそっと下ろしたあと、私たちは次の観測地点に向かい、其処で調査を終えたあと、ちょうど良い頃合いだということで彼女と共に昼食を兼ねた休憩を、近くの木陰で取ることにした。


「それにしてもここは自然がいっぱいで落ち着くね。私、今日はリンデの護衛ということで同行していたから実を言うと結構緊張していたんだけど、今のところ危険そうな動物との遭遇はないし、今はちょっとした遠足をしにきた感じすらするよ」

「私も。もちろん遊びに来たわけじゃないんだけど、今日は秋晴れで空も抜けるように青々としているし、とっても過ごしやすいよね。何よりレイちゃんがこうして隣にいてくれているから、気持ち的にもすごく安心出来るし。もし知らない人と二人きりだったなら、きっとかなり緊張しちゃっていたはずだもの」


 リンデはそう言って明るく微笑みながら、私と彼女の二人で作ったお弁当を実に嬉しそうにして食べていた。美しく色づいた木々の下でこうして穏やかな時間を過ごしていると、私は前にメルたちと一緒にシャントルヴェイユという場所へ紅葉狩りに出掛けた時のことが自然と思い出された。


「ほら、レイちゃん。あぁんってして? 私の揚げた鶏の唐揚げだよ!」

「う、うん。あ、あぁん……はむ」

「……どう、レイちゃん? 少し塩辛かったりとかしない?」

「ううん、とっても美味しいよ……ふふ」

「ね、レイちゃんも私に食べさせてよ。レイちゃんが作ったおかずがいいな」

「私の……? それじゃあ、これかな」


 私はリンデに半分手伝ってもらいながらお料理した、ロイゲンベルクで今が旬だというゾルゲ芋と濃厚なチーズを甘辛く炒めた豚肉でくるんだものをお箸でつまみ、そのままリンデの小さな口へと運んであげた。


「うん……おいひぃ! ふふっ、ちょうどいい感じに仕上がってるね!」

「あはは、これは結構リンデに手伝ってもらったから当然だよ」

「ううん、それだけじゃないよ。だってレイちゃんの気持ちが入っているんだから。誰が作ったものより一番美味しいに決まっているもの! じゃあ、次は――」


 聞いているこちらが小恥ずかしく感じてしまうことを事も無げに言ってのけるリンデを見て、私は彼女と知り合うことが出来て本当に良かったと改めて思ったと共に、この幸せに満ち足りた時間がいつまでも続けばいいのになと、果てしなく広がる雲一つない大空に向かって、ただ願うばかりだった。


 そうして昼食を終えた私たちは、二人してしばらくその余韻に浸って、心地よい風に身を任せていた。しかし、それからややあってリンデがお昼までに収集した調査内容を記した魔術書に目を通し始めた時、彼女がその内容に何か強い違和感を覚えたのか、その首を急に大きく傾げて怪訝けげんな表情を見せた。


「うぅん、妙だなぁ……」

「どうしたの、リンデ?」

「うん、ちょっと気になることがあって。本来お互いに距離を取って生活しているはずの動物たちが、何故か一所ひとところに密集しているみたいなの。実はこの区域、前にも特定の動物の生息数が急に減ったことがあったんだけど、その原因は結局判らずじまいだったんだよね」

「となると、ここがリンデが前に言っていた問題の区域だったんだ」

「そうなの。でもさすがにこれはちょっと普通じゃないから、実際にこの場所にまで行って、何が起きているのかを確かめる必要がありそう」

「ん、分かった。私、何が起きても対処出来るように、気を引き締めていくね」

「ありがとう。くれぐれも気を付けて行こうね、レイちゃん」


 そしてお昼休みを少し早めに終えた私たちは、魔術書が指し示している地点を目指して再び森の中を歩き始めた。リンデの話によると、この区域の外周を覆っている空間結界の一部にも異常があるとの反応があったらしく、道すがらその問題があるという場所にも立ち寄ることになっていた。


「レイちゃん、これを見て……! 結界を形成している陣柱同士の中間点には、その効果範囲をより拡張するために陣術で自然の岩の外観を巧妙に模した上で、専用の魔導石マナライトが配置されているんだけれど……それが、砕かれているの」

「本当……それに何かとても大きな衝撃を受けて破壊されたみたいに見える」

「だけど、これには保護術プロテクションが施されているのに加えて、視覚的な欺瞞ぎまん効果と通常の探知術では検知されないようにする特殊な魔導陣――トロンプ・ルイユの内側に置かれてあったから、外部からはその辺にある自然岩の一つにしか見えないはずなの。それを的確に狙って破壊したとなると……」

「……そういった事情にも詳しい人間の仕業ってこと?」

「うん、これは魔術の心得がある人間が関係しているに違いないよ。こんなの、まず普通の人が出来るような芸当じゃないもの。きっと誰かがここから結界を破って内側に侵入したんだわ」

「となると、侵入者は魔術を使う相手ってことだよね……リンデ、ここは一度保護区から出て、応援を呼んだ方がいいんじゃないかな? 相手が一人とも限らないし」

「うん……でも、その前に動物たちが何故同じ場所に密集しているのか、それだけは確認して帰らないと。レイちゃん、この先は危険かもしれないけど……行こう」


 結界を破った侵入者は、正直言って今の私では手に余る相手だと感じた。それもその相手が一人だけとは限らないことから、一度戦闘状態に入ればリンデに危険が及ぶ可能性が極めて高く、相手との交戦は避けたいというのが本音だった。


 しかしリンデはというと、動物たちの間に起きている異変の正体が気がかりで、どうしても自分の目でその状態を確認したいらしく、私はそんな彼女の意向を尊重するかたちで、今の私に出来ることをしようと思った。


「……分かった。ただリンデ、出来るだけ私の近くを離れないでね。私も五感を最大限に強化して、少しの異変でも感知出来るよう常に警戒をしておくから。でも、避けられそうな戦闘は必ず避けていこう」

「ありがとう、レイちゃん!」


 それから私たちは、リンデの魔術書が示していた場所を目指して移動を再開した。其処は密に広がる森の中でも少し木々が開けたところになっているようで、よく動物の溜まり場になっている水場があるわけでもないことから、先の場所から侵入したと思われる何者かが其処で何か良からぬことをしている可能性も考えられた。


 そしてリンデと共に森の中を歩き続けること小半時余り、問題の場所があるすぐ手前にまで迫った。そこで私は彼女と並んで草叢くさむらの中に身を潜めながらゆっくりと歩を進め、強化した視力を以て遠くから森が開けている場所へとその視点を投じた。


「あれは……檻? どうして森の中にあんなものが……」

「えっ、檻が?」

「うん……錠前のある正面以外は上から布が被さっていてよくは見えないけど、どうやらその中にリンデの言っていた動物たちが数多く閉じ込められているみたい」

「な、何てこと……!」


 私たちはその後も極力不必要な音を立てないように前進し、必要な時にだけ囁くようにしてお互いに意思疎通を取り合った。やがてリンデの目にも檻が見えるほど近づいた時、私はその周囲に人影らしきものが微かに動いたのが見えた。


「誰か居る……それも複数。何だか休憩しているみたいだけど、その近くには剣や斧といったたくさんの武器が見えるよ」

「きっと、密猟者だわ。ここは希少な動物がたくさん棲息しているし、中にはかつて高額で取引されていて、今は採集自体が禁止されている角を持った子たちも居るから、彼らに狙われる理由なら十分にあるの……だからこうして保護していたのに」

「密猟者……それと、この位置からは確認出来ないけれど、きっとあの仕掛けを破壊したっていう術者もあの中に居るはず。リンデ、ここは一旦監視所があるところまで引き下がろう。これは流石に相手の数が多過ぎて危険が大きいよ」

「ねぇ、レイちゃん……ここからあの檻の錠前を射抜けたりする?」

「えっ、錠前を……? この矢のやじりを魔導で思いきり硬化させれば破壊出来なくもないだろうけど、きっと当たった時の衝撃音ですぐ相手に気付かれるよ。それに檻は一つじゃないから……難しいね」

「確かにそう、だね……ちなみに、何とかあの檻があるところまで近付ければ、レイちゃんの魔導で錠前を壊すことって出来る?」

「それも出来ると思うけど……でも――」

「ね、レイちゃん……お願い! ここで私たちが監視所まで戻ったら、あの子たちはきっとその間に何処かへと運ばれてしまって、二度とは戻ってこられないと思うの。だからどうか力を貸して……私、音が外部に伝わらない封音領域を、二人分ぐらいの範囲なら少しは長く展開維持が出来るはずだから、密猟者たちが休息を取っている今のうちに……出来ることをしたいんだ」

「……分かったよ、リンデ。けどもし、途中で相手に気付かれるようなことがあったら、ここから私たちが逃げることを最優先にしよう。それで、いい?」

「うん……無茶なことばかり言って本当にごめんなさい。でも私の我儘を聞いてくれて本当にありがとう、レイちゃん」

「それじゃ相手の視線が向こう側に集まっているうちに、行こうか。それと檻にまで近付いた時に中の動物が大きな声を出さないよう、リンデは交心の力もお願い」

「ん、任せて……!」

「よし。じゃあ……行くよ!」


 意を決した私たちは、注意深く周囲を見回した上で相手の死角にあたる位置から草叢を抜け出し、リンデが展開した足音や声などを外部に漏らさないという封音領域なるものを利用しつつ、動物たちが閉じ込められている檻を目指して一心不乱に駆け出した。

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