元最強プレイヤーが子育てで勤しんでいます!

@Taro1001

第1話いつもの生活?




僕、近衛このえ 悠ゆう 17歳 はいつものように学校から帰宅し、いつものようにゲームを開こうとする。


「お兄ちゃーん、そんな古いVRMMOじゃなくて私がやってる可愛い〜ファンタジー異世界で魔法の旅をしようよー」


僕に話しをかけたのは、妹の近衛 綾乃このえ あやのと言う。年齢は15歳


妹はかなり容姿が整っており清楚で、もの静かな感じだが、それは外にいる綾乃の事であって、家の中の綾乃はグダグダしていたり甘えてたりと可愛いらしい妹である。

身長は僕が150㎝ぐらいで、妹が146㎝だな。そのうち妹は僕を超えるだろう。


「えー、お兄ちゃんは今このゲームにハマっているの。それに、このゲームは2年前に出たものだからそこまで古くないよ。あと、ここはお兄ちゃんの部屋だから妹の綾乃ちゃんは出てってくれないかな?」

「やだぁ。綾乃は、お兄ちゃんの事が大好きだし、お兄ちゃんの部屋はなんだか落ち着くんだもん」


この大好きはきっと兄としてなんだろう。


「大好きなのはありがとう、僕も綾乃の事が大好きだから自分の部屋に戻りなさい。お兄ちゃんはこれからゲームをするんだ」


僕がやっているゲームはディスカバリーウォークオンライン通称DUOと呼ばれており

結構壮大なストーリーで、リアルな出来映え。それに自由度が高めでキャラ創作が楽しくファンが多い。

未だに見つかってなくワールドやアイテム。それに、スキルがある。


ゲームデータは3つあって、僕はその3つの内2体を上限レベルMAXの100まで上げてある。レベルMAXになってない1体は最初に使ったキャラだが、間違えてキャラ創作をしないでDUOを開いたせいで現実の僕がスキャンされる事になった。


最初は普通に使っていた、選んだ職業ジョブが魔法剣士で育てれば小回りの利く優秀な職業なのだが、育てるまでの道のりが長く本来の自分の顔で操作してるから心が折れてしまい、時が経つたびに僕とは違う身体を使いたいという欲求が出てきた。職業は自分が強くなって行けば変える事が出来るのだが、レベル54の状態で放置して2体目を作った。


2体目の職業は剣士だったのだが、剣を極めたら剣聖という職業が選べるようになり剣聖を選んだ。ついでにバトルマスターの職業も選択出来るようにしてあるから剣無しでも素手で戦えるぞ!

強さはDUOプレイヤー達のトップクラスにいる。見た目はダンディーで渋めのカッコイイおじさんだ。


ダンディーで渋めにしたのは意味がある。僕は本当はカッコイイ子供として生まれて来たかったんだけど、リアルは可愛い男の娘。ちくしょう!しかし、これはこうなる運命だったと思って生きて行くしかない。だから、ゲームでは男らしくいていいと思うのだ!


3体目の職業は魔法使い。LvMAXでも魔法を極める事が出来なかったが、プレイヤーの中ではトップクラスであった。見た目は、自分の好みの大人しそうで清楚な女性。少し身長が160cmと高く、母性があって面倒見の良い風な感じで作った。少し胸は大きめ


そんな事を頭に思い浮かべつつ、妹の会話に戻った。


「ねぇ、お兄ちゃん聞いてる?おーい」

「ん?あー……後半聞いてなかったかも、ごめん」

「もー。まっ、そこが可愛いところだと思うけど」

「可愛い言うな!まったく、仮にもお兄ちゃんなんだぞ!」


と他愛もない会話をし終えて、ゲームを開く。


そしていつも見るDUOのホーム画面に見知らぬメッセージがあった


《貴方は異世界に行きたいですか?YesかNoで答えなさい。{Yes/No←}》


ン?なんだこれ?

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