【SUB CHARA DATA】(ライヴァン帝国)


【フェトゥース=ロ=ラルヴァザート】

 父の弑逆しいぎゃく、その後の急死によって三年前に即位した、帝国の若き王。父の死が騎士長ジェスレイと庶出の兄ロッシェによって仕組まれたものだと知り、思い悩むも、こころざしを新たに狂王と反政権派に立ち向かうことを決意した。


【ジェスレイ=エリュン=ラーカイル】

 現政権の主要人物であり、前王暗殺の首謀者でもある騎士団長。現在のライヴァン王城を悩ませている国王暗殺の陰謀とは、無関係のようだが……?


【ドレーヌ=ヴェ=フィナンシェ】

 次期騎士団長を嘱望しょくぼうされた女性騎士で、狂王と対決する国王に付き添い、ともにサイドゥラの鎮圧に尽力した。真面目で厳しく、国王への忠義心も厚い。子供に優しい一面もある。


【インディア=リーシッタ】

 ライヴァン王宮の宮廷魔術師の一人で、国王の乳兄妹。行動力にあふれた女性だが、繊細な感性を持っており、国王にとっては良き理解者である。

 彼女の抱く想いが恋心なのか家族的情愛なのかは、まだはっきりしていない。


【ロッシェ=メルヴェ=レジオーラ】

 フェトゥース国王にとっては庶出の兄、ジェスレイにとっては共謀者。暗殺者アサシンとしての訓練を施されているため戦闘能力は高いが、魔法は不得手との本人談。

 自己破滅願望を持っており、ギアに決闘を仕掛けるも失敗し、最終的に監獄島へ居残ることを選ぶ。


 彼のその後については、今作の中では語られない。当人は監獄島を終の住処と決めているらしく、みずから帰還することはまずないだろう。

 彼の失踪から五年後、一人の少女が地図を手に監獄島を目指し旅立つことになる。

 すべての決着は、そのときに。


【ルヴェリエリウ=メルヴェ=レジオーラ】

 ロッシェの一人娘で、この時点では五歳。ギアはまだ彼女に「父親が帰ってこない」ことについて伝えてはいないが、少女は何かを予感していたようだ。

 たとえ失踪が父自身の意志だったとしても、彼女はあきらめない。

 五年をかけて準備し、地図を手に入れ、監獄島へ。


 ◾️関連作品:

 「少女と賢者の旅物語」

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054886680448


【ケルフ】

 国王暗殺の陰謀を受けて、諜報のためライヴァン王城に忍び込み、捕縛された暗殺者アサシンの少年。今はルインとラスリードと一緒に、陰謀の首謀者を探っている。


【ルウィーニ】

 ラディンの父親で、稀代きだいの魔術師ともいわれた天才系魔法使い。精霊との相性が良く魔法に関する知識もあるが、武芸にも秀でているようだ。

 ライヴァン帰還後は、妻を迎えに行き、国王の手伝いをし、ルベルに事情を説明するなど、するべきことが山積みになっている。


【ラスリード】

 ラディンの叔父で、ルウィーニの弟。陰謀に巻き込まれて右の手首を失っている。

 本人は現政権に協力するつもりらしいが、言動が乱暴なため国王側の者たちからは苦手意識を持たれているようだ。




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