リーバは無属という特異な資質を有しているだけに、本人が自身の価値について良く解っていないのをいいことに、それを知っている賢しい者から利用される恐れが常にある感じがしますね(;゚Д゚)
話によればライヴァンではリーバのような人たちを公的に「保護」しているようですが……その実はどうなのかも気になるところですね。
作者からの返信
砂伝で言うところの「銀河の竜」みたいな力なので、扱いようによっては何だってできちゃう可能性もある、強烈な特異性なのですが……本人はよくわかってないです(^^
ライヴァンはどうもキナ臭い噂もありますし、ティスティル女王がこの事態を把握してるかも不明ですし、ね。……本当に保護して貰えるのか、心配なところです。
この人さらいが横行する中世の空気感。
人の価値の軽さといいますか、伸びやかな物語の中にある影の部分がちらりと見えると、私の気が引き締まります。
リーバは軽くニーサスの所から逃げ出して来たんだと言っていましたが、その選択に至るまでにどれほどの懊悩があったんだろう。
そう思うと、良くぞ逃げ出したと声をかけたくなってしまいます。
逃げ出すほどの大きな選択をしているのに、「帰る場所なんて、始めからどこにもないかも」と、言葉の最後はあきらめのような響きを帯びている。
ここににもリーバは感情には乗せて居ませんが、藁をも掴む思いを感じてしまいます。
何とか出自の情報が見つかって欲しい。
そんな気持ちを強く思ってしまいました。
諦めないでリーバっ(・v・)
作者からの返信
こちらのお話、魔法具職人〜やいにしえの火竜〜より200年ほど以前の年代のお話になるので、まだまだ国々の情勢や治安の面で火種が燻っていたりします。
リーバはどうにも箱入りで育った感がありますので、逃げ出してきたのには相当の覚悟と決意があったのでしょうね。しかし、世間知らずすぎてどうすればいいか途方に暮れていた、という……。
そんな状況ですから、自分と同じ種族の人を見かけて、嬉しくて思わず声をかけてしまったのでしょうね。
シャーリーアも何だかんだと自分に言い訳をしつつも、リーバに助力することに決めたようです。上手く保護してもらえて、情報をつかめればいいのですが、果たして……?