第2話 夜の飛行は危険

昼間は暖かく花屋でもカミツレ草は売っているのだが普通のカミツレ草では意味が なく

ダンジョン内に生息するカミツレ草ではいけないらしくクララはクロエの我儘に耐えていた。

「この際、普通のカミツレ草を持って行こうかな。」

宿で悩むクララは肩を落とし酒場に照明の書を持って売ることでストレスを発散させる


「悩んでも仕方ないか。ちょっとでもお金の足しに照明の書を売ろう!」


夜までにはまだ時間があり照明の書を売って魔道具の作成に使える素材を集める事にしたクララであった。


素材はランプに使う油、薬草や屑鉄、調合次第では薬や武器にもなる。

武器生成の書からレシピを取り出し劣化武器を生成する事が可能素材次第ではそれなりの武器が可能だ


魔力が切れた場合を想定してランプの油を買って置くとダンジョンに潜るときに開かない扉とかにも使えて便利だ。


酒場は冒険者で賑わっており女性1人では入らない場所なのだがクララは平然と席に座って食事をしながら今後のやりくりを考えていた。


「おい!ねーちゃん暇なら俺と遊ばないか?食後の運動をしようじゃないか、ははは」

チャラそうな男が話しかけて来る。

(また、この手の輩かもう飽きて来ただけどなぁ)

「仕方ない、施錠の書よ彼の者に脚に施錠せよ」

そうクララが唱えるとチャラ男に鉄で出来た足枷がはまり脚が動かなくなる。


「うおっ何だこれ脚がまったく動かない!」

その場で動けないチャラ男にクララは間抜けと文句を言って酒場を後にする。


宿に戻りクララは酒場で手に入れた情報をメモに書き留めて推測する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

輪廻転生の書をゲットしたので憧れの路上販売始めます 幻想花 @kaz55aqa0218

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る