第75話 七種粥をいただきました そしておめでとうございます

 正月七日は、かつて、七種のあつものをいただく宴が催されていたそうです。

 七種の羹は、七種の菜のお粥、七種粥ななくさがゆとして、今に伝わっています。


 みなさん、食べましたか、七草がゆ。

 

 セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロこれぞ七草の新鮮な風味でいただくおかゆは、実に美味しかったです。

 年末年始の非日常感溢れる食生活で疲れた胃や舌を慰撫してくれる清新な風、それが七草がゆですね。



 さて、一月七日は、私の好きな作家の生まれた日です。


 一人目は、1903年1月7日生まれの、私にとって究極にして至高の作家、森茉莉です。

 鷗外は森茉莉の父ゆえに尊い、などと思っております。

 好みの分れる作家だとは思いますが、ぐねぐねと連ねられている森茉莉世界への憧憬は、過去現在未来と永遠なのであります。


 二人目は、1910年1月7日生まれの、随筆家白洲正子です。

 旧居の武相荘へは、何度か足を運んだことがあります。

 訪問記はコチラ↓

『本を買いに行きました』 四箇所目 旧白洲邸 武相荘 鶴川

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882605676/episodes/1177354054882777620

 

 そして、三人目は、カクヨムから書籍化される円堂 豆子さんです。

 書籍化作品の『雲神様の箱』は、第4回カクヨムWeb小説コンテストのキャラクター文芸部門の特別賞受賞作品です。


 『雲神様の箱』円堂 豆子様

 https://kakuyomu.jp/works/4852201425154970199


 厳密にいうならば、本が発売される2020年1月23日が作家デビューとなるので、その日が作家として生まれた日になりますね。

 では、なぜ、1月7日なのかと言いますと、ツイッターのカドカワBOOKS編集部の公式アカウントで、書影とともに編集部からの推し!のコメントが発表されたからです。


 カクヨムに登録した最初の頃から、この作品はいい!本の形で読みたい!と思い応援してきました。

 そのように思ってらした方、多いと思います。

 表紙イラストの苗村さとみ様は八咫烏シリーズで素敵な絵を描かれる方だなと思っていましたので、今回の書影を見て、これは多くの方に手にとっていただけるのではないかと確信を持ちました。


 本当に、カクヨム・Web発の本格ファンタジーとして、大きく羽ばたいていって欲しい作品です。


 

 にしましても、こうしたおめでたいことがありますと、にぎやかしでカクヨムコン5に参加したくなりますね。

 今のところコンテスト向きの作品が手元にないので、すぐにどうこうはできませんが。


 では、発売日を楽しみにしながら、本日はこの辺で。






 


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