第76話 島暮らしの二人 そして第2回百合文芸小説コンテスト〆切です

 『ヤンソンとムーミンのアトリエ』(木之下 晃著 講談社)は、トーヴェ・ヤンソンのヘルシンキのアトリエを写した写真集です。

 インタビューもカメラも嫌いだという彼女が撮影を承諾したいうのは、奇跡的なことでした。


 奇跡が起こってよかったです。


 ゆったりとした空間に並ぶ、沢山の本と絵画と彫刻家だった父親の彫塑作品とムーミンの人形たち。

 それらに囲まれて和やかに微笑むトーヴェ。

 そして、彼女のパートーナーのトゥーティことトゥーリッキ・ビエティラとの仲睦まじげなツーショットの数々。

 グラフィックデザイナーのトゥーリッキ・ビエティラは、ムーミンシリーズに出てくるおしゃまさんのモデルでもあります。


 写真の中の二人の間には、年を重ねていく中で育んでいったであろう自然な意思疎通が汲みとれます。


 ムーミンシリーズが大人気となり、身辺の騒がしさから逃れるように、二人は、夏には、電気も水道も電話もないフィンランド湾に浮かぶ岩礁のような小島クルーヴ島に小屋を建てて過ごしていました。


 女性同士のパートナー関係であった二人をモデルにしたと思われる作品『フェアプレイ』(筑摩書房)を、トーヴェは書いています。

 作中で、島の様子も描かれています。

 


 老いらくの百合。

 目をしばたたきたくなるようなまぶしさの時代の交差とは違った関係性を見出す百合。

 そんな百合物語を読んでみたいし、書いてみたいです。

 


 第2回百合文芸小説コンテスト、本日〆切です。

 百合ものは初参加ということで、うかれながら書きました。

 うかれエネルギーでは、断片的なもの、エッセンス抽出風なものしか書けなかったのですが、楽しかったです。

 これらを核にして、話を膨らませてみるのもいいかもしれません。


 よろしかったら、ご覧ください。


※第2回百合文芸小説コンテスト 応募作品置場

 https://www.pixiv.net/users/40700540/novels







 


 

 







そしてもどかしいカクヨムコン5のヨム活

 カクヨムコン5、ヨム活してます。

 にしましても、トップページに載らないと、なかなか全くの新規の方の目には留まりませんよね。

 悩ましいところです。

 自分の場合は、タグや検索ワードを入れて探しますが。

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