第4話 試験二日目
長い長い筆記試験が終わる。俺はすぐに筆記用具を片付け会場を出る。
明日筆記の結果が届き合格なら明後日は検査だ。検査は身体検査と魔力量と気力量と加護の検査だ。
問題はどこまで騙す事ができるかだ。昔の検査機と同じかそれ以下の性能だと完全に騙す事が出来るがそれ以上だと正直やばい。完全に見透かされるとゴミみたいな神の加護がバレて騒動が起きる。
まぁ能力を使えば大丈夫だろう。
俺はそう楽観的に考え明日を迎える事にする。
いつもの時間に起きる。試験結果はホテルの従業員が届けてくれる。この日になるとホテルの従業員が忙しくなるのももはや伝統だ。
俺はそわそわしながら結果を待つ。もし落ちてしまったら俺の完璧な計画が崩れてしまう。大丈夫この日の為に何年も勉強したんだ。落ちない。落ちない。俺は自分に言い聞かせる。
ドアのノックの音が聞こえ下の隙間から封筒が部屋に入る。
俺はその手紙に飛びつき封筒を拾う。
やばい緊張する。俺はゆっくり丁寧に封を開ける。目を瞑りながら手紙を開く。恐ろしいほどゆっくりと目を開け結果を確認する。
『合格』
他の文字を飛ばして真っ先にその二文字が入ってくる。
合格!合格だ!
手紙を放り投げベットにダイブをする。
枕に向かって不吉な笑いが出る。前世も合わせて始めて報われた気持ちになった。
よし、寝よう。
俺は死人のように眠った。
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目が覚め外を見るとまだ暗かった。酒が飲みたくなる衝動を抑えシャワーを浴びる。
俺はシャワーを浴びながら考える。正直明日いや今日は運頼みだ。目指すはB級つまり中間だ。俺は目標を再確認をする。
頑張るか
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