応援コメント

1448.端緒篇:プロットのドラフト」への応援コメント

  •  若い頃、ちょうど世紀の変わり目あたりに、初めて小説に挑戦したものの、当初のあらすじからすっかり逸脱した勢いに任せたSF長編で、視点を一人称から三人称に変えてやり直したりしたものの、主人公が映画館に入ってしまってB級SF映画を見始め、その映画の主要キャラクターが五人で台詞ばかりのト書き状態になったまま13万文字以上突っ走ったものの、その映画も終わらず、主人公を映画館に閉じ込めたまま、早二十数年が過ぎ去ってしまいました。

     できあがってもいないものを自費出版系の出版社に見てもらって、ゴーストライターの話などがあったため、あれこれ不安に駆られてWEBで公開して、数年後にリニューアルしたものの、やはり完成はしませんでした。

     主人公が見ている映画という設定のため、最初は主人公視点で映像を描写していくのですが、ストーリーを考えつつだったため、途中からここにあるト書き状態で、しかもキャラクター五人の会話に地の文を書いていくのがどうにも不自然でうまくいきませんでした。こんなにたくさん書いておられるので、お忙しいことと思いますが、またいつかお時間あれば何か良きアドバイスあればご教授ください。

     中坊の頃、平井和正の幻魔大戦シリーズにはまって(おかげでメガネっ子になり)言霊のせいにして放り投げるような作品に親しみすぎたせいか、りんたろうのアニメも導入から途中までが面白く、映画としてまとめるために無理に終わらせた感がして、担任の教師と結末ぶん投げた小説のほうが面白いと意見が一致してしまったのが悪かったのか、自分自身の阿呆SFも蜜柑星に、もとい未完成のまんまです。

     その後高校時代は夏目漱石や宮沢賢治を読んで、やっぱり平井和正より文学作品のほうが読後感が違うなぁと思ったり、英文科入ってからは、艦長がお嫌いな村上春樹にはまって、(今はどうもあの「~のように」といふ比喩の書き方が合わなくなって、英語で読んでみたりして、でも結局最後まで読めなくなってしまい)、今はまた以前ソラリスなどを読んだスタニスワフ・レムの他の作品を読み始めたものの、なぜか漢字が気になってデスクペン(万年筆)で漢字の練習を始めたり、なかなか執筆が進まない中、艦長のコラムを読んでまた頑張ってみようかと思ったりしています。