733.事典篇:不死:ゴースト、スペクター、ファントム

 今回は「ゴースト」「スペクター」「ファントム」についてまとめました。

 いずれも実体を持たないアンデッドです。

 強力なものもいるため、油断しないよう心得てください。





事典【不死:ゴースト、スペクター、ファントム】


ホーント

【ゴースト】

 ゴースト(幽霊)とは死んだ者が成仏できず姿を現したもの。死者の霊が現れたものとされます。

 人間の肉体が死んでも魂は死なずに現世でうろついたり、家宝を守ったり、現世への未練から現世にとどまったりする話は多くあり、霊が他人や動物に乗り移ることもあるといわれます。

 幽霊は英語でゴーストあるいはファントムといいます。希望を実現しないまま死んだ人、責任を果たしきれないまま死んだ人などが幽霊になって出ると考えられるのです。婚約したまま死んでしまった女性は幽霊になって花婿のもとを訪れ、出産時に死んでしまった女性の幽霊は乳児のベッドの横に立つのです。生前自分が行なった行為が良心に咎めて死にきれない者も生者のもとに現れるとされます。殺された人、処刑された人、望みを果たさないまま無念に死んだ人たちの幽霊は、生者が慰め、その願いを代わりに叶えてやることで消え去るものとされています。

【スペクター】

 スペクター(亡霊)は亡き者の霊。死者の魂。死者の魂がこの世に現れたもの。

 特に有名な伝承は存在しないが、作品(『D&D』など)によって霊体型アンデッドの最上位の存在として登場することがあります。

【ファントム】

 ファントムは西欧における亡霊・幽霊のこと。またはそれらを元にしたアンデッド・モンスター。地縛霊とも。強力だが幽霊屋敷など場所に縛られた存在として登場することが多い。



 TRPG『Dungeons & Dragons』第五版では、ゴーストとスペクターが存在します。

【ゴースト】

 ゴースト(幽霊)はかつて生きていたクリーチャーの魂であり、特定の場所、クリーチャー、あるいは生前大事にしていた持ち物に縛りつけられています。

 ゴーストは生前やり残したことをやり遂げようと執着しています。己の死に復讐しようとする、誓いを果たそうとする、愛する者に何事かを伝えようとするなどです。中には、自分が死んでいることに気づかぬまま、いつもの日課を続ける者もいます。悪意や無念に突き動かされ、特定の一族や特定の組織の者が死に絶えるまでは断じて安らわぬ者もいるのです。

 特定の場所に特定のゴーストがもう出ないようにする一番の方法は、ゴーストのやり残したことを成就させることです。ゴーストを滅ぼす場合も、生前の事態にまつわる弱みを突けば、話はより簡単になります。たとえば拷問死した者のゴーストは、その拷問に用いられた器具を使うことで再び殺せるのかもしれません。庭師のゴーストは植物の強い芳香をかぐとより脆弱になるかもしれないのです。

 ゴーストが現れる場所には、深い悲しみ、寂しさ、叶わぬ望み……の気配が漂っています。そこにいると不思議な音や不思議な静けさのせいで何やら落ち着かぬ気分になるのです。息の詰まるような臭いが漂ってくる、動くはずのない物がひとりでに動き出す、果ては死体が墓場から起き上がるなど。ゴーストがこれらの怪異を起こしているわけではありません。怪異はただ起きるのです。

 ゴーストは空気、飲食物、睡眠を必要としません。

 エーテル界の視界を持っています。

 ゴーストは他のクリーチャーや物体をあたかも「移動困難な地形」であるかのように通り抜けることができます。ただしゴーストのターンが物体の中で終了したら力場ダメージを受けるのです。

 セーヴィング・スローに失敗すると1分間恐怖状態になり、大幅に失敗すると強制的に歳をとります。恐怖状態のクリーチャーは自分のターンの終了ごとに再度セーヴィング・スローを行なえます。加齢の効果は加齢が起きてから24時間以内に「グレーター・レストレーション」呪文を発動することで元に戻せるのです。

 またセーヴィング・スローに失敗するとゴーストに憑依されます。憑依が終了するのは(1)目標の肉体のhpが0になる、(2)ゴーストが憑依を終了させる、(3)ゴーストが退散させられるかディスペル・イーヴル・アンド・グッド呪文等の効果によって無理やり押し出された、ときです。最初のセーヴィング・スローに成功するか、一度憑依から抜け出させると「憑依」に対して24時間の完全耐性を得ます。

【スペクター】

 スペクターとは、死後の世界に逝くことを阻まれた、人型生物の怒れる霊です。彼らはもはや自分が誰だったのかを忘れ、自分が人間であったことすら忘れ果てて、永劫にこの世界を彷徨う定めを負っています。スペクターは、暗黒の魔法やレイスに触れられ、肉体から魂を剥ぎ取られることで生み出されるのです。

 ゴーストであれば、残した未練を全うした果てに安らぎを得られます。しかしスペクターにそのような安息、救済はありません。彼らは物質界をさまよい続ける運命であり、魂が破壊されてようやく忘却という終わりを迎えることができます。その日までスペクターは世界の忘れ去られた場所で延々と孤独に苛まれ続けるのです。

 生き物の姿を見るたび、スペクターはその生命が決して自分の手には入らぬものだということを思い知らされ、悲しみと怒りとに打ちのめされます。この辛さを和らげるには、生命を滅ぼすほかありません。彼らはただちに容赦なく生き物を殺します。他者の生命を奪うことによってのみスペクターはひとときの満足を得られるのです。しかしどれだけの生命を奪ったとしても、彼らは憎悪と悲しみに苛まれ続けます。

 太陽の光こそは命の源であり、スペクターを苦しめるのです。ゆえに彼らは陽光を浴びたがりません。彼らは夜のとばりが降りると墓を出て、生き物を殺そうと探し始めます。自分たちを傷つけることのできる武器などわずかだと知っているのです。そして暁が訪れるころには闇の中と引き下がり、次の夜を待ち続けます。

 スペクターは空気、飲食物、睡眠が不要です。

 スペクターは他のクリーチャーや物体をあたかも「移動困難な地形」であるかのように通り抜けることができます。ただしスペクターのターンが物体の中で終了したら力場ダメージを受けるのです。

 ポルターガイスト(騒がしい幽霊)は別種のスペクターであり、自分が死んだということがわからずに混乱している、目に見えない霊です。ポルターガイストはめちゃくちゃになった精神の力でクリーチャーや物体を放り投げます。それは彼らの怒りの現れです。



 TRPG『PATHFINDER RPG BESTIATY』では、ゴースト、シャドウ、スペクターがいます。

【ゴースト】

 重大な過ちを犯した者の魂は安らぐことはないといわれます。その過ちが事実であれ濡れ衣であれ、安らぐことのないものは、ときにゴーストとして舞い戻ることもあるのです。そういった存在は永劫の苦悶のうちにあり、肉の身を失っているがために物事を正すことができません。ゴーストの大多数は強烈な怒りと憎悪から生者の世界にしがみついているため、混沌にして悪です。生前、善属性や秩序属性であっても、死後は憎悪に満ちあふれ残酷なゴーストになりえます。

 このキャラクターはなぜゴーストになったのか? このゴーストにまつわる伝説はどんなものか? ゴーストとの遭遇がまったくのだしぬけに起こることなどあってはなりません。その程度の役割にふさわしい非実体のアンデッドなら、レイスやスペクターなど他にいくらでもいます。ゴーストとの適正な遭遇とは、下位のしもべやアンデッドの霊の顕現で積み上げた長丁場を経た後のクライマックス・シーンであるべきです。

 ゴーストになるとき、そのゴーストは生前とくに大切にしていたアイテムの非実体版の“複製品”を(他のクリーチャーに奪われていなければ)保持します。その装備品はそのゴーストに対して通常通りに効果を表すが、物質界の物体やクリーチャーに対しては害を与えることなく素通りします。しかし、魔法の武器は物質界の物体やクリーチャーを傷つけられる。こうした攻撃でも、武器が「ゴースト・タッチ」武器でない限り、半分のダメージしか与えません。ゴーストは「ゴースト・タッチ」能力を有する盾や鎧しか使用できないのです。

 元のアイテムは、ゴーストの肉体と同様、物質界に残されています。もしも他のクリーチャーが元のアイテムを奪ってしまえば、非実体の複製品は消え失せます。これは間違いなくゴーストを怒らせ、ゴーストはそのアイテムを元の場所に戻す(そしてアイテムが再び使えるようになる)まで止まることはありません。

【シャドウ】

 不吉なるシャドウは陰鬱な暗がりと真実を手荒く明らかにする光の狭間にいます。シャドウはかつて文明があった遺跡をうろつくことを好み、彼の縄張りに踏み込む愚かな生き物を狩っています。シャドウは恐るべきアンデッドであり、生きているものから生命と活力を吸う以外には、なんの目的も動機も見て取れません。

【グレーター・シャドウ】

 グレーター・シャドウは、負のエネルギーにことさらに満たされたアンデッドの影です。そうなるために負のエネルギーでいっぱいの影界で長い時を過ごすか、あるいは数千の犠牲者の命を吸ったかしています。このアンデッド・モンスターはしばしば通常のシャドウの一団の中におり、部下を奮い立たせる統率者のように振る舞うのです。

【スペクター】

 スペクターは太陽光と生者を憎む邪悪なアンデッドです。ほとんどは殺されたり、邪悪だったりしたことで、怒りのあまり来世に入ることを拒む人間の残滓です。スペクターはゴーストのように自分の死んだ場所に出没し、他者を寂しい不死の奈落に引きずり込もうとします。

 スペクターは生前とまったく同じような外見をしており、その人物を知っていた者やその人物が書かれた絵などを見たことがある者なら、簡単に見分けることができます。スペクターは生前の人格を強く保持しており、古代の存在であってさえ、正気を失ったスペクターは首尾一貫さを残しているのです。スペクターがアンデッドとなってからも憶えている生前の知識を求めて、しばしば邪悪な歴史家や死霊術士はスペクターと縁を結ぼうとします。



 TRPG『ADVANCED FIGHTING FANTASY』第2版『モンスター事典――奈落の底から――』では、ファントム、ポルターガイストがいます。

【ファントム(幽鬼)】

 ゆったりとした黒い外套に身を隠し、青白いランタンを前に揺らしながらファントムが夜通し歩き回っている姿は、心臓の弱い者なら恐怖のあまり死んでしまうほどです。神から見放されたこの存在に挑む勇者は、彼が頭布を取って、正体を現したとき、その力のすべてに直面します。ファントムはアンデッドの強力な霊魂であり、普通は不死となった人間の身体に宿っているのです。肺は骨に沿って張り、病的な黄色になっています。落ち窪んだ眼窩にある目は血のように赤く、視線をそらすことを許さず、それに出会ったものを麻痺させる力を持つのです。

 ファントムの瞳を覗き込んだものは15分間麻痺してしまいます。ファントムはこの隙に逃げ出して、別の場所をさまようのです。この視線に耐えて戦いを挑んだとしても、別のことで衝撃を受けるでしょう。このモンスターは通常の武器の影響を受けません。相手が攻撃を失敗したり、武器がその身体を通り抜けてしまったら、ファントムは再び相手の目を覗き込み、麻痺させてしまいます。唯一の望みは銀の道具を使うことです。銀製品に触ると、このアンデッドは震えながら塵となってしまい、さまよえる魂はようやく解放されて霊界に帰っていけます。

【ポルターガイスト】

 いくつかの古い民話では、とりわけ残虐な殺人の犠牲となった者は、殺害者が死亡するまで地上界を離れることができず、死んだ場所にとどまると伝えられています。そうした霊がポルターガイストとして現れるのです。彼らは心がねじ曲がって悪意に満ち、縄張りに侵入してくるものにはなんであれ害を与えようとするでしょう。目には見えず実体も持たず、直接に物理攻撃を行なうことはできませんが、椅子や皿、石などの小さなものを投げつけます。ポルターガイストは棒や武器を使おうとすることもあります。しかし、これと戦っても、相手は武器ではダメージを受けないので、こうした戦いは無益でしょう。遭遇したなら、急いでその攻撃範囲から逃れることを目指すしかありません。



 TRPG『Tunnels & Trolls』完全版『MONSTERS! MONSTERS!』では、ゴーストはかつて生きていたものが、肉体を離れて魂としてさまよっているものです。休むこともできないほどの妄執に捕らわれ、あの世へ行かず、この世に留まっています(にもかかわらず、ゴーストは自分たちでさえその妄執の源を忘れていることがあります)。物理的な攻撃はいっさい通用しません。しかし、魔法は有効です。

 ゴーストは肉体を離れ、魂だけがすさまじい妄執にとらわれてこの世に残ってしまった存在です。にもかかわらず、その妄執の源となったことを忘れてしまい、単に生者への怨念だけをつのらせているものもいます。ゴーストには物理的な攻撃はいっさい無効です。

【シャドウ・ゴースト】

 シャドウ・ゴーストはゴーストの中の特殊なもので、相手に狂気を与えます。

 その他の点では、ふつうのゴーストと同じです。

【ダーク・ゴースト】

 ダークゴーストもシャドウ・ゴーストと同じように特殊なゴーストですが、これはかかわるものに不運をもたらします。

 その他の特徴は、ふつうのゴーストと同じです。



 TRPG『ソード・ワールドRPG』完全版では、ホーントは、幽霊や怨霊といった存在です。これらは大きくゴースト、スペクター、ファントムの三種類に分類されますが、総称してホーントと呼ばれます。

 ホーントは生前やり残したことが未練になったり、人に対して強い恨みを持っていたりしたために、魂がこの世界に留まってしまったものです。そしてたまたま遭遇した第三者に対し、自分の未練や恨みを訴えます。それらの未練や恨みを晴らしてもらえれば、存在する理由がなくなるのです。ただし、特別な霊として、自ら死そのものを恨み、生きてるものすべてに対して憎しみを抱いている場合もあります。そのようなホーントはつねに敵対的で、出会った生き物すべてを殺そうと襲いかかってくるのです。

 ホーント全体に共通する特殊能力に「憑依」があります。これは、生きているものの肉体を乗っ取り、自分の目的のために利用する行為です。接触した生き物が自分の意を汲んでくれないとわかった場合、ホーントは憑依を試みます。肉体を乗っ取られるのです。ホーントが肉体を乗っ取ったら、生前の技能に加え、そのキャラクターの能力も使えます。一度抵抗ロールに成功すれば、同じホーントに再び憑依される危険はありません。中レベルの神聖魔法に「イクソシズム」があり、これをかければ憑依したホーントから解放されます。憑依したのち、その肉体を破壊されたホーントはすべてファントムとなってその場に束縛されます。

【ゴースト】

 ゴーストは死体に怨念が残り、動いている存在です。どのくらい前に死んだかによって、ゾンビ(腐った死体)のようなものと、スケルトン(動く骸骨)のようなものがあります。生前の能力によって、強さがかなり異なります。能力値的には、精神力に加点がつく以外は、すべて生前と同じです。生前の技能はすべて所持しています。ルーンマスター技能を所有しているものは、そのレベル、魔力で魔法を使います。ただし、神聖魔法は使えません(暗黒魔法は使えます)。また、古代語魔法を使うには魔法の発動体(魔法の杖など)を必要とします。

 自分の死体を破壊された場合、ゴーストは必ず近くにいる者に「憑依」を試みます。これに失敗した場合、ファントムとなってその場に縛られます。ファントムとなった後でも機会があれば憑依を試みようとするでしょう。

 自分の未練や恨みが晴らされたとき、「シェイド」などで精神点を0以下にされたときは、ゴーストは消滅し、後には崩れた死体だけが残ります。

 スケルトンとなっているゴーストを武器で攻撃する場合、刃の付いたものではクリティカルによる追加ダメージを与えられません。

【スペクター】

 スペクターは、肉体を失った怨念がこの世界に残っている、非常に厄介な存在です。ぼうっと透き通った生前の姿が、もやもやとした影のような形をとります。肉体を持たないため、武器やダメージ魔法のような攻撃はいっさい無効で、精神的な効果をあげる魔法だけが有効な対抗手段になります。生前にルーンマスター技能を持っていたものは、魔法を使えます。ただし、神聖魔法は使えません。古代語魔法を使うときに魔法の発動体は不要です。また「憑依」を行なった後には、生前持っていた技能を自由に使えます。

 未練や恨みが晴らされたときや「シェイド」などで精神点を0以下にされたとき、スペクターは消滅します。

【ファントム】

 ファントムも、もはや怨念だけが場所や特定の物品などに束縛された存在です。他者に干渉する力はほとんどないかわりに、通常の手段では対抗することは不可能です。「ターン・アンデッド」ですらもファントムには効果を持ちません。効果が期待できるのは「イクソシズム」や「セーブ・ソウル」のみです。

 ファントムの外観はスペクターと同じです。また姿を消したまま自分の意思を伝えたりもできます。このとき、ラップ音やポルターガイスト現象を引き起こすこともあります。

 ファントムは生前の技能をすべて失っています。「憑依」した後は、その肉体の能力のみを使えます。

 未練や恨みを晴らせればファントムは消滅します。



 TRPG『クリスタニアRPG』では、スペクター、ミスト、アッシュがいます。

【スペクター】

 魔法によって死んだ者の魂が、この世に残った死霊。身体は透き通って、苦悶するかのように、たえず揺らいでいます。実体を持たないので、通常武器は効果がありません。ドレインの他に、殺した相手に憑依する能力を持ちます。

【ミスト】

 淡く黄色い光をはなつ、霞のような怪物。たえず形を変えながら、空中を漂うように移動します。地下や洞窟などに棲んでいて、生命を持った者が近づくと、殺して憑依しようとするのです。実体がないので、通常武器では傷つきません。

【アッシュ】

 死体を焼いた後の灰から、魔法によって生み出されたアンデッド。真っ白な塵が人型を取ったような姿で、その形はたえず揺らいでいます。実体はないようなものなので、通常武器は効果がありません。突風にさらされると四散してしまいます。



 TRPG『ログ・ホライズンTRPG』では、幻霊ファントムは、深い森や廃墟など、人けのない場所に現れる霊体のモンスター。幻覚を操る能力を持ち、自らの姿や地形を幻覚で変えて犠牲者を誘い込みます。『大災害』後の習性や外見は千差万別で、特定の物や場所に執着するものや、一定の行動を繰り返すものなどが確認されているのです。戦闘になると、捉えどころのない動きで惑わしながら死のエネルギーをまとった手で攻撃してくる厄介な敵。

白布お化けシーツ・ゴースト

 幽体で宙をさまようアンデッドモンスターである「亡霊」の一種。子供の落書きじみた顔が書かれた白いシーツを、頭からすっぽりとかぶったような姿でふわふわと浮遊しています。壁や天井をすり抜け、念力で周囲の器物を浮かせ、投げつけてくるのです。



 TRPG『この素晴らしい世界に祝福を!TRPG』では、ゴーストは肉体を失ったアンデッド。プリーストの魔法攻撃に弱い。



 TRPG『ゴブリンスレイヤーTRPG』では、悪霊ゴーストは、肉体が朽ちてなお残った霊魂が、その未練と憎悪のまま襲い来る怪物です。姿を現す場合、ぼんやりと白んだ靄のようにも見えます。





最後に

 今回は「ゴースト、スペクター、ファントム」についてまとめました。

 主に肉体を持たない精神的な存在であるホーントは他にレイス、ワイトがいます。

 死にきれない者たちの成れの果てという点でおおかた統一されているのです。

 ゴースト、スペクター、ファントムは初出が不明なため、ほとんどの作品で自由に用いられています。もちろんあなたの「剣と魔法のファンタジー」に登場させても問題が発生することは稀でしょう。



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