690.事典篇:妖精族:ホビット

 今回は「ホビット」についてまとめました。

 とは言っても「ホビット」という種族名はJ.R.R.トールキン氏の創作であり、そのまま小説に書いてしまうと商標侵害となります。

 そこで『D&D』ではハーフリング(「ホビット」の別称)、『T&T』ではホブ、『SW』『ロードス島』ではグラスランナーという種族名で登場することになったのです。

 これもひとえにトールキン氏のとくに『指輪物語』の世界観を再現したいというTRPG業界の命題があったからと思われます。

『T&T』はどちらかというと『北欧神話』の世界観を再現するTRPGです。しかし他のファンタジーTRPGで「ホビット」に類する種族が登場するので、「ホビット」の名称をそのまま使って取り入れました。後に版は確かではないのですが、完全版においては「ホブ」という名称に変更されていることが確認できます。

(@kikwai様からのご指摘により、下記指摘がなされております。

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(前略)

「ホブ」は、実在する伝承にある妖精の名称なので、著作権/商標にはひっかかりません。

 そもそも「ホビット」という名称が「ホブ(妖精)」+「ラビット(ウサギ)」で作られた言葉のようで、ご存知の通り「指輪物語」の最初は長々とアナウサギのようなホビットの生活様式についての記述があります。

(後略)

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 詳しくはコメント欄をご一読頂けばと存じます)。




事典【妖精族:ホビット】


 ホビット族はJ.R.R.トールキン氏が創作した種族です。

 ゆえにあなたの「剣と魔法のファンタジー」で「ホビット」の名を使うことは、著作権(商標権)に抵触します。

 かといって『D&D』のハーフリング、『T&T』のホブ、『SW』『ロードス島』のグラスランナーの名称を用いるのも、それぞれの著作権に抵触するのです。

「ホビット」と同じような種族を出したければ、あなたは新しい名称や形態を考え出さなければなりません。

 そうです。創り出すしかないのです。




ホビット

 ホビット族はJ.R.R.トールキン氏が創作した架空世界「中つ国」の種族で、『ホビットの冒険』で初出し、『指輪物語』でも重要な役割を果たしました。

 身長2〜4フィート(60〜121cm)でたいてい太っており、わずかに尖った耳を持ちます。足裏の皮が厚く、毛に覆われているので、靴を履くことはありません。彼らは平和で牧歌的な暮らし、すなわち農耕・食事・社会生活を好み、インスピレーションを受けた英国の田舎の人々と同様、酒場でエールを飲むことを好むのです。ホビットは人間より若干長い寿命を持ち、しばしば120歳まで生きます(平均寿命100歳)。33歳で成人し、50歳で中年です。

 贈り物をするのもされるのも喜び、よく食べ物をたとえに出します。しかしいざとなると驚くべき芯の強さを見せるのです。目が良いので石投げと弓矢の扱いが上手い。髭を生やしているものは一部の氏族を除いてほとんどいません。

 ホビットは明らかに人間と関係があり、種族としては人間たちの支脈であると言われています。彼らの正確な起源は知られていませんが、第三紀には荒野の国のアンドゥインの谷間に住んでいました。

 その小さい身体であるため小さい人(ハーフリング、シンダール語で単数形ペリアン、複数形ペリアンナス)とも呼ばれます。しかしながらこの単語はホビットたちに言わせると自分たちは何の「半分」でもないとのことで、彼らにとって若干不快であり、自分たちでは使わなかったはずです。

 彼らは喫煙を嗜みます。またタバコの栽培もしており、良質のタバコを生産するのです。『指輪物語』の時代において喫煙をパイプにて行なっており陶器製や木製のパイプを使用しています。

「ホビット」の名前を使うことを避けながらも、同種族に影響されたと思われる素朴で背の小さな人々が登場する作品は数多く存在します。




ハーフリング

 TRPG『Dungeons & Dragons』第五版では、ほとんどのハーフリングが目指すのはわが家での憩いです。わが家では徘徊するモンスターや激突する軍勢から遠く離れて、平和と静けさの中に腰を落ち着けられます。そこには暖かな火が燃え、たっぷりした食事があります。すばらしい飲み物と楽しい会話があるのです。

 中には、郊外の田園社会で生きる者もいますが、その一方で、つねに旅する放浪の集団を形成している者もいます。彼らは遠い道や広がる地平線に心惹かれ、新たな土地やら新たな人に出会って、まだ見たことのない珍しいものを見つけようとするのです。けれどこれらの放浪者たちも平和と食べ物と暖炉とわが家を愛することには変わりがありません。ただ、彼らにとってわが家とは、揺れながら泥道を行く馬車や、川を下るいかだのことであったりします。

 体の小さなハーフリングたちは、もっと大きなクリーチャーでいっぱいの世界で生き延びるために、相手に気づかれないことと、相手に気づかれても攻撃されないようにすることを心がけてきました。身の丈およそ3フィート(約91cm)で体つきは太めで体重は40〜45ポンド(約18〜20kg)。比較的無害に見える彼らは、それゆえに戦争や政争のまわりで、何世紀も生き延びてきたのです。

 ハーフリングの肌の色は褐色から桃色までいろいろ。髪は茶色や薄茶色で波打っており、目は茶色や薄い金褐色です。男性はよくもみあげを伸ばしていますが、あごひげを生やしている者は少なく、口ひげはさらに稀です。彼らは単純で着心地がよく実用的な服と、明るい色合いを好みます。

 ハーフリングが実用本位なのは服に限ったことではありません。彼らはもっぱら基本的な欲求と単純な楽しみを追い求め、見栄坊なところがありません。どんな金持ちのハーフリングも、宝物は見せびらかさず、地下室にしまいこんでおきます。問題があれば簡単な解決法を見つけるのがうまく、あれこれ悩むのは性に合わないのです。

 ハーフリングは概して陽気で愛想がいい。家族や友達との付き合いを欠かさず、我が家の炉辺でくつろぐのが好きで、黄金や栄光を夢見ることは少ない。ハーフリングが冒険者になるのも、共同体や友情や放浪癖や好奇心ゆえであることが多い。彼らはごく単純なものであってもなにか新しいものを見つけるのが大好きです。たとえば珍しい食べ物、見慣れぬ型の服、そんなものでもかまいません。

 情にもろく、生き物がひどい目にあっているのを見るのが我慢ならないのです。心が広く、苦しいときにも喜んで自分の物を他人と分かち合います。

 ヒューマン、ドワーフ、エルフの共同体にたやすく溶け込み、役に立つ奴として歓迎されます。しかも生まれつきすばしっこく、出しゃばらず気取りがないので、いらぬ注意をひくことがないのです。

 他の者と力を合わせて働くのがうまく、友達には(その友達がハーフリングであってもなくても)誠実です。そして友達や家族や共同体が危険にさらされたときには特筆すべき勇猛さを見せます。

 ほとんどのハーフリングは、大きな農場や手入れの行き届いた林のある、小さな平和な共同体に暮らしています。ハーフリングの王国などを築くことはめったにありません。「庄」 と呼ばれる静かな共同体より、もっと広い土地を手に入れようとすることすら、めったにないのです。ハーフリングはあまり貴族や王を置かず、代わりに一族の長老に皆を導いてもらいます。諸帝国の興亡にかかわりなく、ハーフリングの家族は昔からのやり方を守るのです。

 少なからぬハーフリングは他の種族の間で暮らしています。そこで彼らは正直でマメに働くので、たっぷり報酬をもらい、おいしい食べ物飲み物にも事欠きません。ハーフリングの共同体の中には、一つところにとどまらず、馬車を駆り船を操って旅をすみかとするものもいます。

 ハーフリングが冒険者の道に入るのは、共同体を守るため、友達を助けるため、あるいは珍しいものでいっぱいの広い世界を旅するためです。彼らにとって冒険は生涯の生業というわけではなく、たまたま巻き込まれたり、必要に迫られたりで冒険に出る者が多いのです。

 ハーフリングは20歳で成年に達し、通常150年ほど生きます。

【スタウト・ハーフリング】

 スタウト・ハーフリングは平均より頑丈で、毒に強い。一説にスタウト・ハーフリングはドワーフの血を引いているのだともいいます。

【ライトフット・ハーフリング】

 ライトフット・ハーフリングは、気づかれずに身を隠すのがうまく、他の者を隠れ蓑にも使えます。ごく気さくで誰ともうまくやってゆけるのです。

 ライトフット・ハーフリングは他のハーフリングよりも放浪癖が強く、しばしば他の種族の間に住み、あるいは旅暮らしをしているのです。



 TRPG『PATHFINDER RPG CORE RULEBOOK』では、ハーフリングは生来楽観的で、陽気で、不思議な幸運に恵まれ、いつも強い冒険心に駆り立てられています。彼らはその小さな身体に、過剰な自信と旺盛な好奇心を秘めているのです。興奮しやすくもあり、のんきでもある一方で、ハーフリングは平常心で機をうかがうのを好みます。そのため、彼らは激しやすい他の種族のように暴力に走ったり、感情を爆発させることが少ない。破滅の中でさえ、ハーフリングがユーモアを失うことはありません。

 ハーフリングには日和見主義が染みついています。厳しい世界から物理的に自身を守れない彼らは、いつ流れに応じて意見を曲げるべきか、いつ隠れるべきかを知っているのです。しかしハーフリングの好奇心はしばしば彼らの良識に打ち勝ってしまい、その結果意志決定に失敗して間一髪で命拾い、ということも少なくありません。

 好奇心により、彼らは新しい場所への旅行と経験を求めます。しかし彼らは家族や家庭に強い思い入れを持つため、しばしば家庭生活の心地よさを向上するために多額を費やすのです。

 ハーフリングの身長は3フィートほどに達する。足の裏が硬く、素足で歩くのを好みます。足に密集した縮れ毛は、彼らの先の広くて日焼けした足を暖めるのです。肌は濃いアーモンド色で、髪は明るい土褐色であることが多い。ハーフリングの耳先は尖っているが、人間のものよりそう大きくない。

 ハーフリングはどんな文化的な故郷も求めず、自由な田舎の村落より大きな集落を支配することもありません。彼らはしばしば兄弟分である人間の都市で暮らし、大きな社会のすみっこでその日暮らしをしています。大きな隣人の影で充実した生活を送るハーフリングがほとんどなのです。しかし世界を旅し、世界が提供するすべての経験を求めて、路上の遊牧民的な暮らしを好む者もいます。

 ハーフリングは通常、他の種族に気づかれない彼らの能力を誇りに思っています。一方で、この能力は多くのハーフリングが盗みとペテンに優れていることを示すのです。ほとんどのハーフリングはこの能力ゆえに、自分たちが他の種族に固定観念に囚われた見方をされていることをじゅうぶんに知っています。そのため、大きな種族に近づく際には、あえて積極的に親しみやすく接するよう心がけているのです。彼らはノームと気が合うが、多くはノームを変わり者と考えています。ハーフリングは人間とも良い共存関係を結ぶのです。しかし、好戦的な人間の文明化では、ハーフリングは奴隷として扱われています。彼らがこうした状況にまで愛想をよくしません。ハーフリングはエルフとドワーフを敬うが、これらの種族はハーフリングが好む快適な文明からは遠く離れた地域に住んでいるため、これらの種族との交流の機会は少ない。ハーフオークはハーフリングに敬遠されています。ハーフオークの巨体と粗暴な性質は、たいていの困難に耐えるハーフリングさえも怖がらせてしまうのです。

 ハーフリングは彼らの友人と家族への信義を守りますが、自分たちの倍の大きさの種族が多数派となる世界で生き残るために、時には信義を破棄したり、人から金銭をせびったりしなければならないことがあるということを理解しています。その結果、多くのハーフリングの属性は中立です。ハーフリングは小さいながらも団結の強いコミュニティを守る神を信仰します。エラスティルのような善の神や、ノルゴーバーのような悪の神がそれにあたるのです。

 飽くことのない放浪癖と先天的な幸運により、ハーフリングは冒険人生を送るに申し分ない存在です。他の放浪者は超常的な幸運のおこぼれがあることを願って、この好奇心の強い種族の振る舞いを我慢しています。




ホブ

 TRPG『Tunnels & Trolls』完全版では、ホブ(元々は「ホビット」という種族名でしたが『指輪物語』の著作権を侵害しないよう「ホブ」と呼ばれるようになったと思われます)(@kikwai様のコメントをご参照くださいませ)はいささか毛深い小柄な人型種族で、大きな目とさらに大きな耳、際立って大きな足をしています。元来、孤独を好む種族ですが、社交的でないというわけではありません。単に人里離れた谷や地下の荒れ野にあるような小さな村に暮らすのが好きなのです。身長が平均的な人間のほぼ半分なので「ハーフリング」と呼ばれることもあります。

 冒険好きなホブはよく飛び道具を使います。体格の割に頑強で、ドワーフほどの破壊力や打たれ強さはないものの、持ち前の俊敏さでそれを補っています。鋭い視覚と聴覚を備えているので射撃の名手となれます。

 多くのホブは故郷にとどまり、薔薇を栽培することで満足していますが、冒険好きでとんでもなく向こう見ずなホブもたくさんいます。いったんなにかを決意したときの忍耐強さは伝説的ですらあるのです。そのため恐ろしい魔法使いにもなれますし、献身的な軍事戦略家にも裏社会の黒幕にもなれます。悪の道に進んだホブはごろつき呼ばわりされ、一つの邪悪な種族として扱われます。

【ラプスカリオン】

 周りの者が思っているほど、すべてのホブが礼儀正しい地方の地主であったり、勇敢な冒険者というわけではありません。

 なかには、ひたすら卑しく、ケチなものもいます。こうした評判の悪いホブは「ラプスカリオン」と呼ばれ、もじゃもじゃの毛と斜視の黒い目で、すぐにそれとわかります。男は髭を生やしていますが、手入れはされず、ぼさぼさでもつれたままです。女は欲張りで所有欲が強く、例外なく噂話や窃盗を始め、あらゆる芳しくない行動を好みます。


 TRPG『Tunnels & Trolls』完全版『MONSTERS! MONSTERS!』では、ホブは人間の半分ほどの身長の小人です。容貌は人間の子どもによく似ています。いかにも非力ですが、見かけによらずタフで、大食漢です。歌と、お祭りを好む陽気な種族で、争いごとはあまり好みません。ホブは身を隠す能力に優れ、ちょっとした陰や隙間に逃げ込んで姿を隠すことができます。足の裏には柔らかい毛が生えていて、足音をほとんど立てずに歩くことも可能です。

【黒ホブ(黒ホビット)】

 黒ホブ(黒ホビット)は肌の色ではなく、その行動から「黒」と名付けられたものです。黒ホブは肉体的にはふつうのホブと同じですが、善良ではありません。

 精神性においてはホブの明るさやお人好しさはまったく見られません。お金が大好きで、人のものを奪うことをなんとも思っていない連中です。ホブと見分けのつかないものもいますが、髭を生やしていたり、目つきが悪かったりという、ホブにはない、外観的特徴を持っているものもいます。



グラスランナー

 TRPG『ソード・ワールドRPG』完全版では、グラスランナーは元々草原に住む妖精族の一員です。しかし、好奇心がひじょうに強く、多くは妖精界を捨てて人間社会(物質界)の住人となっています。彼らはすでに妖精界へ帰る能力を失っていますが、草原の妖精として実にさまざまな能力を持っているのです。

 身長は1メートルほどで、人間の子供のような体形をしています。耳が少しとがっている他は、人間とあまり変わりません。体毛は金色から褐色までさまざまです。目も同じような色をしています。肌の色は黒あるいは赤みがかったものが多数です。

 彼らは一つの場所に定住する習慣がありません。わずかに子供を育てる場合にだけしばらくの間、一つの場所に住み着き、子供が育つとまた旅に出るのです。普通は単独か家族単位で放浪の生活を送っています。もちろん、部族という概念はありませんし、都市に生活することも好みません。

 その性格は非常に明るく、おめでたいものです。そのため、神を信仰するという習慣がまったくありません。彼らが望むものは、旅をすることで出会うさまざまな見聞や事件などで、そのため冒険者の集団にも加わることがあります。

 グラスランナーは200歳程度が寿命の限界です。



 TRPG『ロードス島戦記RPG』では、グラスランナーは、もとは草原に住む妖精の一員です。もともとロードス島にはほとんど存在しておらず、多くは北の海を越えたアレクラスト大陸から渡ってきた旅人です。大陸から持ち込んだ「呪歌」を歌える唯一の種族です。

 耳が少しとがっており、がっしりとした人間の幼児のような体形をしている他は、あまり人間と外見的な差はありません。顔は年相応に齢を重ねるため、近づけば人間の幼児と間違われることは少ないでしょう。平均的な寿命は100歳程度、最長で200年ほど生きます。平均的な体格は男女ともに身長100cm程度で体重20kg程度です。身体的には人間とあまり変わらない時間で成年に達します。

 非常に明るく好奇心旺盛な上に、落ち着きなく動きまわる者が多い種族で、都市生活を好まず、普通は家族単位で放浪生活を送っています。ほとんどは30歳前後で成人と見なされるようです。




レーア

 TRPG『ゴブリンスレイヤーTRPG』では、圃人レーアは「言葉持つ者」の中で、最も謎めいた種族で、草原の民とも呼ばれています。只人ヒュームの子供ほどの背丈で、すばしっこく、臆病であるためか姿を隠すのが得意です。その気質は、よく言えば無邪気で勇敢ですが、その一方、遊び好きで無責任な面もあります。優れた俊敏さを備えており、斥候に向いています。

 30歳で成人として扱われ、100年から160年ほどの寿命を持ちます。





最後に

 今回は「妖精族:ホビット」についてまとめました。

「ホビット」という存在はJ.R.R.トールキン氏が創作しました。

 つまりその呼び名には著作権(商標権)が存在するのです。ですからあなたの「剣と魔法のファンタジー」に「ホビット」という名前は使えません。

『T&T』では「ホブ」という呼び名に変更されました。だから「ホブ」の呼び名にも著作権があります。(「ホブ」は一般名詞とのことで著作権は微妙だとの指摘が入りました。詳しくは@kikwai様のコメントをご参照くださいませ)

 同様に「ハーフリング」は『指輪物語』でホビットの別称として使われていますし、『D&D』でも種族名と設定されているので、こちらも著作権が発生します。

「グラスランナー」は『ソード・ワールドRPG』『ロードス島戦記』で使われているため、こちらもリプレイや二次創作でないかぎり著作権の関係で使えないと思ってください。

 同じような種族を登場させたいと思ったら、種族名を必ず一次創作しましょう。

「ホビット」「ホブ」「ハーフリング」「グラスランナー」のようにしか見えなくても、種族名が異なっていればとりあえず著作権を回避できます。



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