応援コメント

540.臥龍篇:話すように書かない」への応援コメント

  • 私は文章を書くということを趣味にしてみようと思い、まずは、800字の新聞投稿から始めました。初めのころ、書き始めてもまったく結論までたどりつけないという現象に、驚きました。
    そして聞き役の相手を正面に据えた話し言葉は、相手の相槌や表情に助けられて、いつも曖昧なままで終わらせているんだなあということに気づきました。「そうよねえ…」「うふふ…」で、お互いに分かり合えた気分になっているんですね。
    それからいろいろと観察しましたが、ちゃんと自分の考えを文字に起こして書ける人との会話は面白いし、いちおう結論までたどりつくということがわかりました。書く習慣のない人の話は、なん時間話しあっても、「あの人は何が言いたかったのだろうか? まあ、悩んでいるということはわかったけれど」ということで終わってしまいます。

    作者からの返信

     明千香様、コメントありがとうございます。

     文章は奥が深いですよね。
     きちんと論理立てて物事が頭の中に収まっていないと、どうしても収集がつかなくなります。
     だから文章を書き慣れている人は、頭の整理がついているんです。
     そうしないと、おっしゃるとおりでいつまで経っても終わりが見えなくなります。

     小説投稿サイトでもよく「いつまで経っても終わらない物語」を見かけます。
     アイデアや素材はいいのに、なぜか終われない。
     着想で「面白そう」とか「これは面白い」と感じているものをただ書いてみました、という方々なんだと思います。
     普通だと、一度始めた物語は終わらせないと座りが悪いものなんですけどね。
     まあそういうアイデア倒れにならないよう、結末を見据えて物語を組み立てたいところです。

     明千香様の原点が新聞投稿からというのも、きちんと考えた作戦ですよね。
     いきなり長編を書き始めて玉砕する人が多いんです。
     でも八百字とか三千字とか、短ければそれなりの物語がスラスラ浮かんできますからね。