応援コメント

284.表現篇:一文はできるだけ短く」への応援コメント


  • 編集済

    初めまして。コメント失礼します。
    まだ読み始めたばかりですが、全てがなるほど納得できます。
    自分の基礎力のなさを改めて感じさせられます。

    自分の作文の句読点の付け方が気になっています。
    今は読者がここで区切って貰えたらなと言う所で句点を付けています。
    句点の付け方で何か原則のようなものがありますか。
    是非時間の空いた時にで結構ですからご指導下さい。

    例えば・・・・
     東大出身、剣道5段、正座は何時間でも平気な人間。ちょっと私とはレベルが違う。
    親しくなってみたい気もするが、話しかけるスキがない。
    ・・・・・・

    いつでも結構です。よろしくお願いします。

       ↡  早速のスピード返信。神対応に感謝します。

    作者からの返信

     早川 孝史様、コメントありがとうございます。

     句点の打ち方は基本的に「一文一意」つまりひとつの句点までの文にはひとつの意味だけを持たせるのが常道です。
     読点は「誤読を避ける」「接続詞・接続助詞の次」「列挙を明確にする」「声に出して読んだときに息を継ぎたい」ところに打ちます。

     例え文ですが、句点は正しく打てていますよ。きちんと「一文一意」になっています。
     また読点もすべて条件を満たしています。

     句点の場合、「重文」や「複文」だと一文で二意にも三意にもなりかねません。できれば重文はふたつの文に絞ったほうが読みやすいですしわかりやすいですね。
     「花は咲き、鳥は歌う。」のようにふたつの文を並べたのが「重文」です。
     「走る電車に飛び乗る。」のようにひとつの文の中に別の文が入っているのが「複文」です。

     昭和の文豪には、句点をほとんど使わずに読点だけで延々と文が続いた方がいます。ジブリ映画にもなった『火垂るの墓』の原作者・野坂昭如氏です。
     とんでもない文章に見えますが、きちんと文の区切りは付けているので、読みづらいわけではありません。
     句点は読みやすさ重視でかまいませんよ。