246.意欲篇:あなたなら達成できる
目標を達成するためには、目指す目標が高ければ高いほどよい。
ですが、そこへひと息に飛びつこうとしても当然届くはずもありません。
そこで途中途中に達成可能な目安となる目標を設定していきます。
ひとつずつ達成していけば、自然と「頂上」にたどり着くのです。
そのためには、まず「批評眼」を身につけましょう。
あなたなら達成できる
目標は高ければ高いほうがよいです。
高くすることで途中に待ち構える出来事はただのステップになります。
壁をひと息に登るのではなく、ひとつずつ踏み台を設定していくのです。
意欲的に学ぶことの意義
根拠もなしに「あなたなら達成できる」と言っているわけではありません。
本コラムを読んでいるということは、小説を書くときにさまざまな壁に直面している可能性があるのです。
そして本コラムを読むことでそれなりの技量も身につきますし、なにがあなたを悩ませているのかを知ることができます。
いっときは人気が出たのだけど突然失速して読み手が離れていってしまった。
いくら投稿してもいっこうに人気が出ない。
よくあることです。
しかし本コラムを読むことで「驕っていたんだな。反省しないと」「自分も諦める前にまだやるべきことがあるんじゃないか」と思っていたたければと思います。
将来への期待感を持つ
今あなたは大きな壁に直面しています。ちょっとやそっとのことでは乗り越えられないと思うような壁です。
だからといって諦めてしまったり、消極的に取り組んだりしないでください。
将来に到来する「良いこと」を期待して、ためらう心も壁を乗り越える力に変えてしまいましょう。
自分の判断だけでブレーキをかけないでください。
今成功を収めている書き手は、つねに「将来にはよいことが待っている」と思って努力を続けてきた方ばかりです。
その努力もせずにあきらめたり消極的になったりするようでは、とうてい成功するはずがありません。
あなたが道を歩いていると関門が待ち受けています。
この関門を「障壁」ととらえるか「成功のための
それで容易に乗り越えられないような関門もただの踏み台に変えてしまうのです。
冷静に周りを見るとヒントが
大きな「壁」に直面したら、諦めず慌てずに「周りを見て」ください。
きっと乗り越えて成功へ近づくためのヒントを手に入れることができます。
初めて小説を執筆する方や書き始めたばかりの方は「壁」の存在を想定していません。
だから「壁」に直面するとどうしたらよいのかわからなくなるのです。
しかし解決方法は「壁」の周りにいくらでも存在しています。
ただあなたがあきらめたり慌てたりすることで「見過ごしてしまった」だけなのです。
「壁」に直面したら、冷静になって「周りを見ま」しょう。
「壁」を崩すための重機があるかもしれません。
「壁」をよじ登るための凹凸があるかもしれません。
ひょっとすると「壁」の上からロープが垂れているかもしれません。
それらのヒントに気づけるかどうか。
あなたの平常心が問われます。
助けてくれる人がいない
アマチュアの方が小説を書くとき「誰かが助けてくれる」ことはまずありません。
プロの書き手ともなれば出版社の担当編集さんがあなたの「企画書」を見て「もう少しひねりを利かせてくれませんか」などと「助けてくれる」ことがあります。
でもアマチュアの書き手だと「助けてくれる」人はまずいないでしょう。
同人サークルの参加者や小説セミナーの講師など、忌憚のない意見を言ってくれる人は少ないのです。
アマチュアほど「助けてくれる」人を見つけるのが難しくなると思います。
これってかなりズルいですよね。
金を稼げるプロの書き手は編集さんが「助けてくれる」のに、これからプロの書き手を目指しているあなたには「助けてくれる」人がいないのですから。
小説投稿サイトのコメントに助けられる
アマチュアは学ぶ機会が少なくなるのです。導いてくれる人がいませんからね。
そんなときに役立つのが小説投稿サイトです。
「壁」にぶつかったらとりあえず今まで書いたぶんを連載の形で投稿してみましょう。
すると読み手が「この展開だと先行き怪しくなるんじゃないですか」「ここをもう少し広げてくれたほうが読み甲斐がありそう」「この伏線が活かされていないんですけど」といったコメントが付くことでしょう。
書き手ひとりでは見えなかったものが、読み手には見えているのです。
他人の批評をすると
どうしても書けなくなってきた。
どう書いたらいいのかわからない。
試しに小説投稿サイトに投稿しても誰もコメントしてくれなかった。
さて困りました。
そんなときは他の書き手の作品を批評してみましょう。
他人の書いたものを批評することで、冷静な批評眼が手に入ります。
「ここがわかりにくいんですが」「ここはもう少し詳しく書いてほしいのですが」「この表現は見事ですね」
そんな批評を続けていくと、自分の作品が行き詰まった理由が見えてくるのです。
私は小説の書き手が「書くことだけに集中すべき」だとは思いません。
今人気絶頂の「紙の書籍」の作品や、小説投稿サイトでランキング上位にいる作品を読むときに「ここがいい」「ここが悪い」という目線を持つのです。
そうすれば下馬評に惑わされない批評眼が身につきます。
批評眼が確立したらもう一度ご自身の小説を頭から読み返してみてください。
どこかに欠陥を見出だすことができるはずです。
またそれらの作品があなたの創作意欲を刺激して「これよりもっと面白い小説を書いてみせる」という意気込みが生まれます。
目標が見つかれば「それを超えよう」と努力できるのです。
続けていれば達成できる
あきらめず投げ出さずに執筆に取り組んでいれば、いつか目標にたどり着きます。
あなたなら達成できるのです。
「失敗」とはあきらめて物事を確定したときのことを指します。
「成功」している人は、「失敗」の状態にあっても「失敗」を認めずあきらめたり投げ出したりしないで継続していきました。
途中がどんなに「失敗」の状態であろうと、最後の最後で「成功」の状態になったときに物事を確定させるから「あの人はいつも成功しているな」と周りから思われるのです。
最後に
今回は「あなたなら達成できる」ことについて述べてみました。
高い目標を掲げてそれに挑戦していきましょう。
さまざまな困難をひとつずつ乗り越えていくことで、目標に一歩ずつ近づいていきます。
決してあきらめたり消極的になったり投げ出したりしないでください。
困難に直面したら、落ち着いて「周りを見ま」しょう。
解決のヒントは意外と身近にあるものです。
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