現在地:ダンジョン 目標:地上へでること~全生物の目標らしい~
アカラ
第1話目覚め
ここは?
目が覚めたら草原にいた。
なんだかぼ~っとするが、なんの目的もなく歩きだした。
いや、目的はあった。[町を目指せ]
これだけが頭にあった。
歩いていたら思い出してきた。
俺は死んだ。元々病だった。幼い頃から体が弱くて
ベッドにいることが多かった。
学校もあまり行けなくて、家か調子のいいときでさえ保健室で勉強していた。
それ以外やることもなかったからそれなりに成績は良かったと思う。
だが、中3に上がった時からどんどん弱っていった。
1年たったときには寝たきりで、呼吸も時々できなくなって、補助機を着けていた。
まあ、結局死んだんだが。
こんなんでも両親は愛してくれた。家は裕福だったから、少しでも外へ出れるように手を尽くしてくれた。
{死んだな}
そう思った時には真っ黒な世界にいた。
そのあと、フヨフヨ漂ってたら声が聞こえた。
「こっちへ」
暇だったし従った。行った先にはタブレット端末があった。人じゃないのかと思ったけど、覗いたら色々表示されてたからためしに見てみた。
まず、俺について。
俺が病弱だったのは、生まれる世界が違ったかららしい。
本来の世界と違ったため魂が適合できず、それが体にも影響を及ぼしたそうだ。
なので次に生まれるのは本来の世界だそう。
そして、転生したときには、半分の年齢になるらしい。俺は15だから7、8歳ぐらいか。
次にその世界について。
その世界には魔法があり、俺も使えるそう。
魔力も普通より多くしてくれるらしい。
そして大事なのは、その世界は全てがダンジョンであるということ。
地上もあるが、伝説として語られていること。
その伝説を信じて地上を目指すひとを、
{探索者}という。
ダンジョンは上に行くほど魔物とよばれる存在が強くなる。
最下層は、子供でも倒せる魔物しかいないためそこに文明が築かれている。
タブレットに書かれてたのはこんなもんだった。
最後に俺がその世界に転生するさいには、色々と2倍になるらしい。
...具体的に書いてないのが怖いところだが、なんとかなるだろう。
タブレットの一番下に転生を開始する際はそう念じてくださいと書かれていた。
これ俺が転生するの確定なのか?まぁするんだが。
{転生する}
念じたら意識が消えた。
そして目覚めたらというやつだ。
とりあえず町を目指してと書かれていたので歩きながらあたりを見渡すと大きな砦?壁?が見えたのでそこを目指している。
服は着てるんだが、この世界の服なのかごわごわする。
町についたらどうしようかな。
現在地:ダンジョン 目標:地上へでること~全生物の目標らしい~ アカラ @akarare09
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。現在地:ダンジョン 目標:地上へでること~全生物の目標らしい~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます