俺がコミュ症になった理由

「原田ヤバキモくね?」「あいつマジ喋りすぎ」

「陰キャの癖に…」

 俺は中一の頃こんな風に陰口を言われてるとこを聞いてしまった。


 自分で言うのも何だが、元々俺はコミュ症ではなく、誰にでも話し掛けることの出来る明るい子だった。

 それがこの女達陽キャ達のせいで変わってしまった。


 そんな中、天使が俺の前に現れた。

「私は原田君のこといいと思うな~」

 そう言ったのはクラスで一際目立つ少女だった。


「だって彼、不良から私のこと助けてくれたんだよ?」

少女は続けてそう言った

 そういえば、不良に絡まれてる少女を助けた事があったな。


「私はカッコいいと思う!」

 ニコッと笑う少女。


 俺は、当時名前も知らなかった少女に恋をした。

 

そう彼女が山村だったのだ。


 二年に進級して、山村と同じクラスで、彼女が俺に話し掛けてくれて、凄く嬉しかった。でも、恥ずかしいのもあり、逃げてしまった。


 でも、彼女は俺のことを『好き』でいてくれた。


 だから今、『彼女』になった山村を大切にしたい俺はそう思った。

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隠キャの俺に陽キャが話しかけてくるだが? 葉月琴葉 @paseri13714

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