あの青い空へ

あの青い空へ

　紡ぎだした言葉を、君に伝えるから

　風よ、安らぎの地まで、僕を飛ばしてくれ

　空からは雨が降る　まるで涙するように

　乾いた大地は飲み込むように、雨水を吸っていく

　幾戦の夜を越えて、僕たちは生きていく

　幾千の夜を越えて、僕らは飛びたつ

　あの青い空へ

　寂しいとは言えない　君が心配するから

　風よ、新緑の地まで、僕を乗せてくれ

　空から雨が降る　大地を濡らしていく

　何もないこの大地に、緑の芽が芽吹く

　幾戦の夜を越えて、僕たちは戦っていく

　幾千の夜を越えて、僕らは向かう

　青い空の元へ

　元気でいるだろうか　泣いてはいないだろうか

　風よ、あの人がいる地まで、僕を導いてくれ

　雨の日が懐かしい　涙を隠してくれた

　ついでに癒えることのない傷を、忘れさせてくれ

　幾戦の夜を越えて、僕たちは生き延びた

　幾千の夜を越えて、僕は会いに行く

　君の元へ

　夢のある未来へ