この物語の舞台となるのは、御影市。ごく普通の街で、ごく普通の人々が生活している街、のはずだった……
主人公の七海がとある男性と出会い、物語は加速する。
何が偽りで、誰が味方なのかさえ分からない世界で、彼が一歩踏み出した先の景色は、偽りの景色かもしれません。
徐々に解き明かされていく物語の秘密と、個性豊かなキャラクター達。
読者も一緒に謎解きをしている感覚になり、いつもワクワクしながらお邪魔させていただいております♪
そして、謎たちが一本の線になった時、スッキリとした爽快感に病みつきになるはず!
あなたもこの街の秘密に挑戦してみませんか?
おすすめです!
主人公の七海くんの斜め後ろから、ワタシは物語の中をついて回っているようなイメージで追っかけています。
が。
あれ?
シエル先生の言葉の端々は、なんだかとても引っ掛かりがあるぞと。
なんとなぁーくですよ、なんとなぁーくですが、『おかしい』のはそっちじゃなくて、こっちなのか?
ということは、観察されているのはどっちなんだ……?
とまぁこれは佑佳の超絶個人的な考察にすぎません。
そのくらいどすんとのめり込んで、あれやこれやを作中の景色から読み取り解明したくなるのです!!
読んでないのに作中のことを考えてしまう。
こんなのめり込んでいいのか? と思うくらい、のめり込み必至。
是非とも。是非とものめり込んでいただきたい!!
そしてどこがどう明かされて「ワタシの予想違ったー!☆」ってやりたい!!!(願望
最後まで必ず、追わせていただきますゆえ。
シエルせんせいですか?
ええ、とてつもなく素敵なお兄さんです。
どんなに素敵なのかは、あなたのご慧眼にてお確かめあれ──
魔法を使えない主人公、七海。彼が『月花の魔術師』と出会った時、物語は動き始める――。
とにかく、『月花の魔術師』ことシエルさんに惚れてしまいます…。
優しくて、どこかおっとりしてて、でもやる時はやる……癒やしかっこいい系男子です。
随所に使われた、英語でのシエルさんの返答もおしゃれ。
個人的には、第8話の魔法を使うシーンが…シンプルですが、シエルさんの魔法使いとしての魅力をぎゅっと濃縮してるんではないかと思います。
また、シエルと相棒を組むことになる七海君も、どこか秘められた力がある様子…。
街に散りばめられた不可思議な逸話と現象の数々。彼らと共に、貴方も謎を解き明かしてはみませんか?
魔術と呼ばれる異能を軸に、主人公の少年・七海君と「月花の魔術師」シエル師匠が、御影市に隠された謎を解いてゆく……という、伝奇仕立てのミステリファンタジーです。
魔術学が必修の世界で、七海君は魔術が扱えない「魔術学の落ちこぼれ」。彼は胡散臭いアルバイト募集に興味本位で顔を出したことから、魔術師であり自称探偵でもある「月花の魔術師」シエル氏と出会います。
彼はすぐ、七海君の異変を見抜き――、とこれ以上はネタバレになるので、本編にてお楽しみください。
物腰柔らかでスタイリッシュなシエル師匠と素直ながらも物怖じしない七海君の師弟関係は、読んでいて心地よいものがあります。
物語が進むにつれて少しずつ明らかにされてゆく逸話、謎、違和感……やがてそれらが牙を剥くとき、七海君は大きな選択を迫られるのですが、それによって師弟関係はさらに強い絆を得ることにもなっていきます。
謎の全貌がつまびらかになるまでは、あと少し。
神秘の向こう側に隠された真実を、一緒に見届けてみませんか?