ワンシーンを語彙力による繊細な描写で圧倒されました
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
またとても励みになる御言葉を頂戴し、これからも精進して参ります。
実に妖艶で、濃厚で、けれどもどこか恐怖感すら抱くような……それこそ触れたら戻ってこられなくなるような危うい雰囲気に息を飲みました。ただ美しいだけではなく艶かしい存在感に鳥肌が止まりません。読み終えた後も妙にそわそわしています。ご馳走さまです。
作者からの返信
わわっ、彁はるこさん!
拙作をお読みいただきましてありがとうございます。
美しさと怖さは紙一重だとおもっているので、そのように仰っていただけたことに感謝致します。美しくて怖いものはなにかの境界線になっていることが多いですね。彼岸と此岸、現と幻。この小説に登場する《僕》はその境を越えなかったわけですが、越えたさきにはなにがあったのでしょうか……
お粗末さまでした(*^^*)
ため息が出るほどの秀麗な描写で、引き寄せられ、締め付けられました。
「驚かせたらいけないから、声はあげないで」
なにか、すごくいけないことをしているようなきぶんになって
というところがとても好きです。
「女は魔性を持つ」とかなんとなく言葉を頭で理解した気になったりすることはあるけれど、じゃあ実際それを見たことはあるのかと言うと漠然としていて、答えられなかったりします。
この作品は、それを具体的に心に落とし込む作業を、読むことで完了させることが目的だったのではないかと考えました。
主人公は藤香さんの肌に触れなかった。まだ子供だからというだけでなく、藤香さんに釣り合わないなど、幼いながらも彼に渦巻くコンプレックスみたいなものが、無意識のうちに彼にストップをかけたのかも知れません。
藤香さん、とても美しかったです。
作者からの返信
わわっ、お読みいただきまして、真にありがとうございます。
清らかな耽美と細やかな背徳のいり雑じる、想像を掻きたてられるような文章を書くのがすきなので、そのあたりを楽しんでいただけたようで嬉しいです。
女の魔性……それはなにも男を騙したりするところにあるものではなく、なにげない、ほんの細やかなところに潜んでいるものなのではないかと……妄想しながら書きました。悪辣ではなく、強く官能的なわけでもない。それなのに、どきりとして背筋が凍ってしまうような。劣情と劣等感を刺激する、牙があるのかもしれません。
藤香を美しいといっていただいてありがとうございます(*^^*)
妖しくも美しい文章に引き込まれました。
現代と言うよりも昭和の戦前の光景といった趣を感じました。
私もこんな艶のある文章が書けるようになりたいです。
作者からの返信
ととむん・まむぬーんさん
有難いお言葉を頂戴致しまして、真に恐縮でございます。
仰るとおり、ひと昔前の時代風景を想像して執筆致しました。携帯電話も普及しておらず、夏休みには野を走りまわり、暑くて疲れたら畳に寝そべって涼を取っていた、あの時代……読み取っていただけたことに感謝申しあげます。
女性誰でも持っているのだというメッセージ性を感じました。こういうのが魔性って言うんでしょうね。
作者からの返信
@satuki1さん お読みいただき、ありがとうございます。美しいものとおそろしいものの境界線を、これからも書き続けていきたいとおもいます。