GH(学級崩壊)←は?

アルケン【なんかいろいろ編集者】

SG【睡眠学習】

「SG」


……。


いい響きだ。


どこかで聞き覚えがあるような……。


そんなわけないか。


いや、聞いたことがあるはずだ。


思い出そうとしても思い出せない。


早いことに私は今年で社会人になった。


SG……。


シンガポールの国名コード、


シーボーギウムの元素記号?


いやいや、何かの気のせいだ。


てっきり、壮大な物語があると思ったが……。


いや、あるはずだ。


これほど真剣に考えたのだから。


むしろないと困る。


そんなことを考えながら、私は眠りについた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


⁇?「おい、後藤!起きろ!」


(この声は……。)


俺「ま…牧野君…」


牧野「あっ、やっと起きたか。まったく、秋竹あきたけ先生

   の授業で寝るって…」


俺「牧野君……。って!?牧野君!?」


(牧野君は学生の頃同じクラスだった友達である。

そういえば、彼とはよく席が隣になった。)


秋竹先生

「このクラスは話を聞かずに睡眠学習をされる方が多いのですね。」

「略して『SG』睡眠学習。」


(SG……。睡眠…学習…)


すると、先生がこちらによってきた。


秋竹先生

「きみのことですよ。」

「君は何君ですか」


俺は急な質問に焦った。


俺「ご…後藤君です」


秋竹先生

「君は自分の名前に『君です』なんてつけるのですね。」


(あっ、やってしまった。)


流石に、このミスは社会人として恥ずかしかった。


でも、どうやらこの世界での俺は学生…。


ん?このくだりなんだか見たことがあるぞ…。


                   次回へ続く

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