まさかのお金で段を……!
最後のオチ、綺麗にまとまりましたね。
>あの時、あの柔道場で一番偉いのは草野先生だ。誰も逆らえない。
草の先生のすごさが伝わってきました。
(先日の道場破りの返信、ありがとうございました。とても興味深く読ませて頂きました)
作者からの返信
やはり驚かれますよね。
柔道初段の時は強制だったので、昇段料の出費が痛いのが半分、講道館の初段がもらえる嬉しさが半分でした。
柔道弐段の時は昇段料が高いのと、お金で買うのはちょっと、ということで見送りました。
でもやっぱり未練はあります。
実力で柔道弐段は厳しいです。
草野先生は柔道界では相当な権威を持ってらっしゃるようです。
しかし、それを鼻にかけるようなことは全くありませんでした。
ああいう年のとり方をしてみたいと思わせる気さくな好々爺でした。
昇段がお金で可能とは驚きました。
買っておけば良かったという尚志の後悔もよく分かります。
それにしてもみんなから恐れられる草野先生……柔和な感じが余計その威厳を感じさせますね!
作者からの返信
僕も驚きました。
ただし柔道整復師という限られた職業限定です。
結構知られていなかったようなので、皆様驚かれています。
その反応がなんか新鮮でした。
柔道部の猛者や担任の先生が草野先生を本気で怖がっていました。
70過ぎの老人を、です。
基本的に怖がられている人はその事を自覚していて、より怖い自分に成り切るか、怖がられないよう取り繕うのが定番です。
しかし僕の見る限り、草野先生はそういうのが全く無く、肩の力の抜けた自然体。気さくで親しみやすい好々爺でした。
年をとって丸くなった、と周りの人は言います。
信じられないけど多分、昔は本当に怖かったのでしょう。そうとしか思えません。
なんと、段位がそのような(笑)
……いや、だけど、剣道も笑えませんよ……。
八段が確か、「カネ」でしか買えないんですよね。
(数年前、新聞沙汰になりました)
大っ嫌いな高段位の先生がいるんですが、その先生が、なかなか受からなくて……。
八段の資格の中に「高潔な人物であること」みたいな項目があって……。
(とにかく、戦い方が卑怯なんです。卑怯で強いんです)
あの先生、高潔じゃないもんなー、と思っていたら……。
まさかの、「カネ」問題。
先生、カネを積まなかったんです。実力で挑んでおられたんです。
……そこだけ、正々堂々としていた、という(^◇^;)
作者からの返信
剣道でもでしたか。
でも、その高段位の先生は独特のポリシーを持っておられそうです。
・戦いで卑怯だの何だの言う奴は甘ったれている。
・しかし金を積んでまで昇段するのは卑怯。あくまでも問われるのは実力のみ。
なんてポリシー。
しかし青嵐様に嫌われるならよほど卑怯というか汚い手を使われるのかもしれません。
例えるなら、少年剣道マンガで主人公の敵役。
わざと体当たりをするけど偶然のようにみせかけたり、ポイントにならない箇所にわざと打ち込み弱らせてから小手狙い。
なんか想像していたら楽しくなってしまいすみません。
バイトの後に5時から9時まで学校、それを週6というのは、確かにめちゃくちゃハードですね。
柔道整復師になるのにも、さまざまな技術や知識が必要なんですね。
お金を払って申請書を書くだけで段位が貰えるシステムは、驚きました。。
作者からの返信
体力と目的意識がないとつぶれてしまいます。
だけど座学も二限目になると睡魔が襲い船を漕いでばかりいました。
最終の目的は国家試験に合格すること。
実技試験は試験財団や他の学校から審査員がやってきて審査するのでごまかしが効きません。
筆記の国家試験も一発勝負です。失敗は許されません。
僕も初めは驚きました。
一応、僕はれっきとした講道館柔道初段です。
でもその実力はありません。
なんちゃって初段ですね。
う~ん、後悔するのも分かりますね。
武張ってはいませんが、初段と弐段では響きが違う気がします。ちょっとショックですけど。
専門知識の多さにビックリ‼
国家試験ですものね。
作者からの返信
初段も弐段もお金で買ったものです。
だとしたら弐段のほうが格好はいいです。
ただ、お金を出すのがもったいなかったということもあって弐段を希望しませんでした。
しかし、ちょっと後悔しています。
これらの事実、やはり初めて知らされる方にはショックなのですね。
僕はもう消化して当たり前になっていたので、皆様の反応が新鮮でした。
僕はそんなにバカではないのにいつも成績は下の方。
ある教科では100点満点中12点という点数をとってしまい、先生から睨まれることに。
骨の名前、筋肉の名前、神経や内臓の働き。
頭に入らず、自信をなくしていましたが過去問を徹底的にやり国家試験は無事合格しました。
大東流や意拳の技が柔道にどこまで通じたのかちょっと気になりますね。
ルールは柔道に合わせているわけですから打撃はなしにしても、ちょっとした異種格闘技戦でしょうか。
それにしてもお金で黒帯がもらえてしまうのはちょっとショックです。
作者からの返信
大東流や意拳の技、実は試しました。
明日、その顛末について投稿します。
どうぞご期待ください。
しかし、まだ七割ほどしか書いていないのでピッチを上げて書いています。
柔道は結構自由なのですが、立ち関節技は禁止だそうです。
つまり、レスリングのタックルは朽木倒しになるし、バックドロップは岩石落としと言えなくもないのです。
しかし、立っている人の腕に関節技をかけるのは反則です。
小手返しは完全にアウト。四方投げも多分ダメ。入身投げはラリアートなのでこれもダメ。
柔道は相手の背中がつくように投げればいいのだから、それをどうやるか考えるのは楽しかったです。
段位が買える地位や世界があるのは驚きました。
ただ、今ではそれほど目くじらを立てることもないのかも、と思っています。
柔道整復師の励みにするために、というのはお題目であり建前であり大義名分です。
お金も取られます。
でも、やはり柔道整復師として励みにはなりました。
未熟な素人に売るのは間違いありませんが、柔道整復師限定です。
名誉段なのは担任の先生も理解していて、お金で買った段位だから他所では言わないように、と注意をしていました。
僕のクラスメイトは卒業後に名刺を作り、柔道整復師という肩書と、講道館柔道弐段という段位を誇らしげに記していました。
気持ちはわかるので、バカにはできませんでした。
段位を金で買うのはどうかと思う人も多いと思いますが、すべからく基本が金ですからね。とはいえ、柔道はいまや世界中の人が知っているオリンピック競技。技ありふたつで合わせて一本というのも、世界標準の考え方かもしれません。
で、結局柔道はあまりやっていないってことでしょうか。そこは確かにちょっと勿体ない!
作者からの返信
初段は強制でイヤでもお金を払わないといけませんでした。
弐段は希望者のみ。
今から考えると弐段を申し込んでおけばよかったと思います。
もちろん、ホイホイと段位を売るのはダメです。
お金に困った武術団体がやって許されることではありません。
ただ講道館のようなしっかりした組織なら、柔道整復師の励みとするために売るのであれば、いいのかな、と思わないでもないです。
そして柔道部。
僕が登校する頃には道場で稽古を終え、汗をシャワーで流していたのでいつも石鹸の匂いがしていました。
柔道部はオープンでした。
僕のクラスメイトも突然柔道部の練習に参加して、担任の先生も見習うように言っていました。
昔は柔道は技術的に見下されていました。
最近、また柔道の評価が高まっています。
あの時、キチンと習っておけば、と今になって思います。
後悔先に立たず。
まさにやらなかった後悔はしたくないですよな……これから始められることも多々あるはずですぞ!
作者からの返信
そうですよね。
小説の投稿というのも以前の自分からしたら新しい試みです。
自分を燃やせるほどの何かを見つけられたら、後は灰になるまで。
今のところはカクヨムがそうかもしれません。