応援コメント

三二 鬼神」への応援コメント

  • ココの「委細承知」に毎回やられてしまいます。

    大切な叔父を撃てと指示した澄の覚悟と、全てを理解した上で「他の人間には分からなくていい」と思う訂。
    この二人の強さに何度も痺れるのです。

    読むのが三度目となる今回特に印象的だったのが
    ・澄の聡明さが喜ばしく「大笑いしたい」気分の訂
    ・鬼が天国に行くのが「おかしくてたまらない」澄

    壮絶なやり取りにも関わらず二人とも笑っている。
    本当に強くて美しい生き方だと感じました。

    作者からの返信

    2回も読んでくださって、そのうえまた再読してくださっているのですね! ありがとうございます!!
    続編があるのに更新が止まっていることは……その……すみません……。

    裏話になりますが、この一連のシーン、澄と訂のふたりの流れや戦の展開ですが、書いていた時、ここで執筆が一度止まっているんです。
    澄と訂が僕の予想を遙かに超えて、壮絶で魅力的なシーンを生み出してくれたわけですが、それを書くための筆力でいうと、足りていなかったんです。だからうまく書ききれなくて。
    いったん咎こと(略称)の執筆を止め、別な作品になりますが、『時雨心地がぬぐえない』の「『雪映りの雪』より抜粋」というシーンを書き、自身のレベルアップをはかって後に、改めてこの一連のシーンに挑んで書き上げたものが、今の形です。

    澄と訂の関係性は、壮烈かつ鮮麗で、力強いものであると思いますが、(鬼という表現とは反しますが)ある種の人間味があることが、よりそれを際立たせるのかな、と思います。
    苛烈な戦場にありながら、共に“笑い”という感情を抱いていることもまた、その一端なのでしょう。

    コメントありがとうございました!