ドン・キホーテの夢

わたしはいつもは小心者で

石橋叩き過ぎて壊してしまうし

臆病ゆえになかなか踏み出せない


だけど時々、わたしの中の

ドン・キホーテが高らかに

行くぞ!サンチョ突撃だ!

風車巨人に向かって駆けていく


どうにも無茶は承知だけれど

胸に溢れる熱き想いが

ドン・キホーテを走らせる

風車巨人に向かって走らせる


笑うならば笑っておくれ

勝つ見込みなど全く無いが

ドン・キホーテは高らかに

風車巨人に向かって駆けていく


わたしの中に眠っていた

ドン・キホーテが思い出させた

大きな夢があったこと


わたしも一緒に走り出す

ドン・キホーテと走り出す

エイヤー!なんのあと少し

へっぴり腰を笑うなかれ


ドン・キホーテわたしには夢がある

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