雲のまにまに
梅雨が明けてベランダからみる空も
青がきっぱりと眩しい
ぽっかりと浮かんだ雲は真っ白で
ゆっくりと空を散歩している
たまには心を投げ出して
雲のまにまにゆるゆると
なるようにしかならないならば
いったん心を手放して
雲のまにまにゆらゆらと
なるようにしかならないならば
思い過ぎずに力を抜いて
それで開ける道もあるから
強ばった頬をさすってさすって
少しだけ
笑ってみようか
※『まにまに』とは、…の思う通りに、その動きに任せるさまなどの意味
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