そんなお年頃
わたしは
いい歳をしたおばさんで
おばさんというのは
若い人たちからしたら
女の人というよりも
おばさんという名のイキモノなのかもしれないけれど
おばさんになったわたしは
それでもやっぱりわたし以外のナニモノでもなくて
それは みんなそうだと思うのよ
いくつになっても
ひとを想ったり恋だってするだろうし
迷ったり悩んだり
喜びも悲しみも
感情が無くなってしまうわけじゃないもの
若いって本当に素晴らしいことで
二度とない季節だけれど
でもあのね
歳をとるのもそんなに悪いことばかりじゃないよ
いろんなことを経験して
傷ついたり上手くいかなかったり
(これは確かにちょっと凹むけど)
でも代わりにね
わたし、昔よりは少しばかり
いい顔して笑えるようになった気がするの
それってかなり嬉しい
できるなら
おばあちゃんと呼ばれる歳になった時に
もっといい顔で笑えるようになれたらいいな
おばちゃんになっても
おばあちゃんになっても
わたしはわたし。
ひとりの女性です
そんなことを考えたりする
今日この頃のお年頃なのであります
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