鋭くて味わい深いエッセイに出会えて感謝です。
設定がフランクになるのは時代の流れでもあるし、物語文化の流れなのでそれもアリかなと思います。しかし「主人公が成長しない(無双)」「主人公が誰の事も敬わない(ライバルや師の不在)」という、主人公の人柄をぜんぜん好きになれない感じがまったく刺さりません。
ハイとロウで分けられる現代のラノベのファンタジーを「ファンタジー」に含んでいいのかすら私はとても気になっています。
ビシッと書かれていたので、とても爽快でした。
作者からの返信
応援ありがとうございます、ハッシーです。
ホント、強くてモテるのはいいとしても、もうちょっと普通の人としての人格持って行動してくれ、と思うことしきり。
ファンタジーは好きなんですけど、所謂なろうチーレムは性に合わないと思い、このエッセイを書いた次第です。
分かりやすい観点で、勉強になります!
コメント失礼します。
多分に、出版不況が原因だと思います。
小説単体ではペイできないので、メディア展開が必須になる。どう展開するかと言うと、予算的にゲームが第一候補になる。するとゲーム展開しやすい話にせざるを得ない。
そして、現在のゲームの主流は、スキマ時間にやるスマホゲーム。すると、最初からある程度無双できないと、プレイしてもらえない。
つまり、最終的にスマホゲームで回収する(せざるを得ない)というゴールがあるので、現在主流のイベント系キャラクター小説に需要があります。プレイヤー属性から美少女キャラも必須になる。そもそも、これ以外だと出版しても赤字になってしまう。
海外(ハリウッド)だと映像化するというゴールがあるので、ストーリー主体の作品に需要がある。オール・ユー・ニード・イズ・キルなんかは、日本で埋もれていたけれど、海外で発掘された典型かと思います。
カクヨムのような回収しないで良い作品(作家本人が稼ごうと思っていない)が増えれば、自然とストーリー主体の作品が増えていくのではないかな、と思っています。今は、まだ過渡期かなと。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
異世界転生・転移、チート、美少女キャラ、大いに結構。
しかし、主人公が大して苦労せず無双して、周りがそれをひたすら持ち上げる、女性キャラも一人の人格があまり感じられず盲目的に主人公に従う。
それ何か違うでしょ?
と思って書いたのが、この文です。
まあ、それなりに賛同者がいてくれて応援貰いました。
これからどうなんですかね。
私は「スレイヤーズ」からラノベやファンタジーを読み始めました(それまでは推理小説ばかり)。当時つきあっていた女性が林原めぐみのファンであり「スレイヤーズ」一冊だけが本棚にあったこと(あまり本なんて読まない子だったのに)、また当時バイトで家庭教師として教えていた相手から「神坂一、面白いよ。シリーズ全部、貸そうか?」と勧められたこと。この二つがきっかけでした。
そんな世代だからでしょうか、私も、最近の流行りには「ん? ん?」と思ってしまいます。
>知ってるだけで作れんだったら職人いらんわ。
これには、つくづく同意します。
自分の専門知識をいかに異世界で適用できるようにするか、そういうプロジェクトX的な苦労話こそ、異世界転生モノの醍醐味になりうるのではないか、と私は考えてしまいます。
あと、ステータスの話も共感できます。ゲーム云々というより「能力が数値化できて自覚できるのって、おかしくない?」と感じるからです。現実世界で「重くなったね」「背が伸びたね」はあっても、具体的な数値が測定せずにわかる人、少ないでしょうに。よほどダイエットに敏感な女性くらいでしょう、「1キロ太った!」って感覚的にわかるのは。一目で女性のスリーサイズを見抜ける男も、まずいませんよね。それと同じだと思ってしまいます。
私はあらすじ的な長文タイトルも嫌いなのですが、カクヨムで皆様のエッセイを拝見したり、応援コメントを書いたりしているうちに、
「結構、同じ方向性の方々も多いのだな」
と思うようになりました。
でもカクヨムには「流行りの異世界転生は嫌い」と思いつつ、その反骨精神から独自の異世界転生ものを書いている方々も、たくさんおられるのではないでしょうか(私もその一人のつもりです)。異世界転生もの嫌いな方々にも、たまには異世界転生ものに手を伸ばして、掘り出し物を見つけてくれたらいいな、と思います。
作者からの返信
応援ありがとうございます。
「スレイヤーズ」面白かったですよね。魔族が人間相手に本気にならない(なれない)理由とか、魔法が根本的に何かに助力を請うモノであるが故に、後半アイツが死んでアレが使えなくなるという展開とか。
本文では色々書きましたが、別に異世界転生・転移が悪いとは思っていません。ゼロ使とかダンバインとか好きなのありますしね。
ただチーレム無双は止めろ。それだけはホント言いたい。
編集済
興味深い内容で楽しく拝読させて頂きました。小説サイトに投稿始めてまだ半年にも満たない自分ですが「異世界転生多すぎない!?」というのが最初の感想です。ファンタジーでもラノベでもないけれど、異世界転生と聞いてすぐ自分の頭に浮かぶのはロジャー ゼラズニイの【光の王】とかフイリップ K デイックの【ユービック】とかです(〃^ー^〃)
全く仰る通りですね。
現在のライトノベルは異世界ファンタジーが一強だけれど、どれもこれも似たような作品ばかり。
転生して安易な知識チート、加えて可愛い(という設定の)女の子、巨乳、エロ、ハーレムの供給過多。
私が現在書いている歴史・時代・伝奇のジャンルでさえ、「転生」「戦国時代」「天下統一」の3点セットばかりなんですよ (苦笑)
だから拙作は敢えてこの3点セットの要素を避けました。
でもねぇ、異世界ファンタジーに限らず、この状態ではライトノベル界はどうなっていくんでしょうね。
なんだか将来は暗いような……
もっとも私は今現在進めている作品は「ライトノベル」のつもりではかいていませんけどね (笑)
カクヨムワールドの異端です (^^;)