第5話 何故ネットで流行ったのが中世ヨーロッパ風異世界ものだったのか
色々とやっていたら眠気が飛んでしまったので書こうと思う。
何故、ネットで流行ったのが中世ヨーロッパ風異世界ものだったのか、である。
ネットではどうしてこうも中世ヨーロッパ風異世界な書かれ、支持を集めているのだろう。もっと他のものでもよかったのではないだろうか? 中華風とか近代風のスチームパンクとか未来を舞台にしたサイバーパンクとか、魅力的なものは色々とある。それが流行ってもよかったのではないかと思うのだ。
中世ヨーロッパ風異世界が流行った理由を考えてみよう。
ネットで流行っている中世ヨーロッパ風異世界にはレベルやスキルといったゲーム的な要素が出てくる作品が多い。それは、ネット小説は書籍の小説よりもゲームやTRPGなどの影響を強く受けているからだ。
中でも一番影響を与えていると思われるのは、某国民的RPGだろう。これは、多くの異世界もので勇者や魔王といったものが出てくることから考えてもそれは明らかだ。
もう一つある。中世ヨーロッパ風異世界に転移した有名な作品であるゼロの使い魔の存在だ。
ゼロの使い魔と中世ヨーロッパ風異世界ものの流行の関係はこのエッセイで詳しく書かれているので、興味がある方は読んでみるといい。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886692033
さらにもう一つ。ゲーム的な要素を多く取り込むと、異世界ものは非常にかきやすいという点だ。書きやすければ、圧倒的に書かれやすくなる。
独自なものは少ない。ゲームやTRPGで出てくるものを参考にした異世界。それが中世ヨーロッパ風だったのだ。
そして、それらの作品が大人気となり、なにかが流行るとそれにやってみたくなる国民性な我々日本人は「ちょっと書いてみようかな」と思うわけだ。
よくよく考えてみると、サイバーパンクだったりスチームパンクだったりもちろん現代を舞台にしていても、なにかしら魅力的な世界を作る必要があって、それはなかなか難しく、敷居が高い。それなら、ゲームっぽい中世ヨーロッパ風異世界ものなら書けるかもしれない、と多くの人が思ったのではないだろうか。
もしかすると、なにかが流行ったら自分もやってみたくなるという我々日本人の気質も関係しているのかもしれない。
またしてもつらつらと書いてしまったが、ここまで読んでくれた方に感謝を。
ありがとうございます。
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